前回の記事の続きとして、20代は実際にどうしたらよいのか。
具体的な方法を、ぼくなりに考えました。
20代がこれからガムシャラに働いても資産を築けない大きな理由
前回にも書いた通り、これから30~40年も働くという「残り時間」というアドバンテージを生かして積立+再投資で資産を増やしていくことを考えましょう。
そうすることのメリットについても語ります。
目次
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お金を増やして眠らせるのではなく「お金に働いてもらって増やす」
終身雇用のメリットを受けられる前提がなくなった以上、各個人が意識的に資産を増やしていく努力をしないといけない。
仕事をガムシャラにやっているだけでは、未来の保証はどこにもないということを認識しておきましょう。
それには、ただ貯金でいたずらにお金を眠らせておくのではなく、お金に働いてもらって、少しずつでも増やしていくということを考えなければならないのです。
「どうせ少額でしか投資できないし、あまり効果がないよね」と考えてしまうのはもったいないことです。
お金は少額でもいいのでどんどん投資するべきだということですね。
日本の銀行に預けているとお金は減る
ご存知のとおり、日本の銀行口座の金利は超低水準となっています。(0%〜0.1%)
お金をただ貯金しているだけではお金はほとんど増えません。
それどころか、為替レートの変動で円安に触れれば、世界的な価値は一瞬で目減りします。
例えば、2012年頃の円レートが80円台と超円高だったのだけど、現在は120円台と超円安に振れています。
2012年に日本円で100万円の資産を持っていた場合、世界的な価値で考えると4000ドルほども目減りしているという計算になり、金利を上回って価値が下がってしまっているということになるわけです。
大量の預金はするだけ無駄という話
貯金/預金だけでは資産は貯まっていかないこと、むしろ状況によっては目減りする事態にもなるということは、この書籍でわかりやすく解説されてます。
この書籍、まあちょっと筆者の自分語りの章が長いところがあるけれど、普通預金に貯金するぐらいなら投資信託を貯金感覚で購入した方が良い!
という原理はよくわかると思いますよ。
世界全体に投資すれば大体負けない
結局は貯金の感覚で投資するという手が、資産を増やしていく上では最良の手だと思います。
投資対象は日本株式だったり先進国の株式、債券、REIT…などなど沢山あるのだけど、一番良いのは世界規模の分散投資です。
2008年のリーマン・ショックのような例外は除いて、世界規模で経済を見た場合は常に年4%の成長を続けていると言われてます。
すべての資産に分散投資しておけば、ゆるやかなれど、必ず資産が増えていくのです。
世界規模の分散投資なら、下記の「eMaxisバランス」の投資信託がオススメですよ。
ネット証券なら、1000円単位で世界規模の分散投資が可能なので、給料に余裕のない20代・30代でも始められるレベルです。
本来は最低でも月1万以上は投資をして元本を増やしていきたいところだけど、まずは始めるところが第一歩。
長期投資は早ければ早いほど良い
20代の場合は前述のとおり30〜40年も働き続ける時間が残されてます。
場合によっては、定年制が崩壊して、さらに50年・60年は働くことになるかもしれません。
これは、ある意味ではチャンスでもあります。
その長い年月をかけて、少ない資金も複利を使うことで着実に増やしていくことができます。
若者のアドバンテージは「複利+再投資のメリットを最大限に享受できること」です。
今動き出せば、資産は築ける。
逆に40代〜50代になってからその後のことを考えても、時すでに遅し、大きな資産は築けません。
若者が受けることができるこの数少ないアドバンテージは、確実に利用しておきましょう。 下記は複利の効果をグラフに表した一例です。
資産を持つことのメリット:「精神的余裕」が生まれる
やはりみんな、今後の将来に不安がありますよね。
その不安を解消するためには、やはり蓄えが必要です。 やはり資産を少しずつでも増やしていくということをしっかり考えて、計画していきましょう。
終身雇用が崩壊した現在まで、心の拠り所であった会社という存在はどんどん弱まっています。
そうなると相対的にも、結局はお金が、資産があるかないかで精神的余裕が大きく変わってきます。
もし資産が何もなければ、生活のために常に働き続けないといけないでしょう。
たとえ仕事がブラック化したとしても、生きるためには自分の心を削っても働き続けないと死んでしまう。
当然、精神的余裕のない、追い詰められたままの状態になってしまいます。
逆にある程度の資産があれば、やりたいことをやるための資金にもなるし、嫌いで仕方がない会社にしがみつく必要もなくなる。
この精神的余裕の有る無しは大きく違います。
なんだかんだでお金が全てなんですよね。 お金があれば可能性も広がるし、経済的にも精神的にも安定します。
「世の中お金だけじゃない」とは言うものの、お金が無ければ可能性も安心感もないことは事実。
むしろお金がないことの言い訳に多く使われるフレーズのような気がしてならない。
まとめ
さて、ひとつ確実に言えるのは、「従来の正しい社会人像」に囚われてはいけないということ。
汗水流して働けば、給料も上がって老後も安泰という時代は前回の記事にも書いたとおり、既に終わりました。
それならば、各個人で自分の未来のことを他人任せにせずにしっかり考えないといけない時代なんだろうなと思います。
20代がこれからガムシャラに働いても資産を築けない大きな理由
むしろ20代・30代前半でこの記事を見てくれて「なるほどな」と少しでも思ってくれた方はチャンスだと思うんですよ。
若いうちに動き出すことがメリットだということを、ほとんどの若い人は知りませんからね
なぜなら、学校でも会社でも教えないから。
そういうわけでとにかく、お金の勉強と積立投資を始めてみよう。
積立投資については、下記の書籍たちがとてもわかりやすくてオススメです。 Kindleならスマホでも読めるので、通勤途中にでもとりあえずは読み始めてみるのが良いですよ。
購入するには
投資信託商品を購入する場合は、下記の証券会社がおすすめです。上記が「ネット証券」と呼ばれるものです。
20代が新しく始めるのであれば商品の取扱数や手数料の低さ、管理のしやすさなどから、投資信託での資産形成に最も優れています。
まずはここで口座を作ってみて、月1000円ずつでもいいので投資をはじめてみる。
一度スタートをきってみれば、お金のことを考える良い経験になります。 これ、ホントです。
このブログでは、投資をはじめようかな、と思った人の参考になるであろう記事をたくさん書いています。 ご興味があれば、覗いてみてくださいな。
以上、ご参考までに!
それでは!