久しぶりに、このブログで不労所得のお話。
不労所得は、ある日突然降ってくるわけではありません。
手に入れるためにはそれなりの準備期間が必要です。
その準備期間中は、低収入であることも受け入れなければいけません。
これはどうしても必要な過程です。
ちなみにぼくの場合、準備を始めてから実際に仕事を辞めるまで、3年半かかりました。
目次
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不労所得は積み上げていくもの
不労所得を得るということは誰にでも可能な事です。
が、それらを得るにはかならず事前の準備が必要です。
なぜなら宝くじのように突然手に入るものではなく、徐々に積み上げていくのが不労所得だから。
例えば今、月100万円を家賃収入から得ているお金持ちが居たとします。
そうした人も初めからいきなり100万円の家賃収入を得ていたわけではなく、まずは物件1件目、毎月の家賃収入5万円というあたりからスタートしていたはずです。 (親から相続したとか、そういうのはまた別。)
毎月5万円だけで生活することは、流石にできっこないですよね。
ただそれでも、物件を2件、3件と増やしていくことで、徐々に月々の家賃収入を増やしていくことができるようになってきます。
その他の不労所得も基本は同じです。
ブログやアフィリエイトで月50万円を稼ぐ人や、YouTubeで月100万を稼ぐような人だって、スタート直後は月数百円程度の収入からはじめています。
こんな図を作ってみました。 どんな人でも、はじめの低収入時期を経過してきているはずです。
「これからは○○で生きていく!→退職」はキケン
つまり、不労所得を得る過程の中で、必ず低収入時期があり、この時期を乗り越えて徐々に収入を積み上げていく準備期間がかならず必要になります。
この低収入の時期に、その他の安定した収入が無いとどうでしょう?
飢え死にです。
時々「不労所得で生活するために一念発起して仕事を辞めました!」というような話を聞いたりすることがあります。
実際にそういう人に会ったことがないので実在するのかどうかはわからないけども、そういった例え話を耳にすることは多々。
最近の例だと「これからはYouTuberで生きていきます!→退職」とかですかねw
おそらくそういう人は、実際に不労所得を手にする前に脱落します。
なぜなら、落ち着いて積み上げていくことができないから。
収入のない時期が続くのって、想像以上に怖いことだと思います。
ぼくはそうした経験がない(不労所得を得てから辞めた)ので、どれぐらい怖いのかは想像でしかないのだけど、「稼がなきゃいけない」「でも稼げない」という精神状態は、とてもじゃないけどまともでいられるとは思えない…。
中にはプレッシャーを跳ね除けて結果を出す人もいるのだけど、万人にオススメできる方法じゃないことは確かです。
せめて月10万円稼げるようになってから退職しよう
というわけで、個人的な感覚としてはせめて月10万円、副収入として不労所得が稼げるようになってから、仕事を辞めることをオススメします。
あくまで個人的な感覚で恐縮なのだけど、それぐらいの安定収入があれば「不労所得+これまでの蓄え」である程度の期間は生活できるはずだからです。
この最低ラインは生活レベルによって変わるのでなんともいえないのだけど、浪費をせずにうまく暮らしていれば、20代なら月10〜15万円の生活費で暮らしていけるんじゃないかな…。
(実際、ぼくの生活費はだいたいそんなレベルです。)
怠け者は3年半年かかりました
ちなみにぼくの場合は、準備開始から実際に仕事を辞めるまでで、3年半かかりました。
下記、だいたいの経緯です。
時期 | 出来事 | 月の収入 |
---|---|---|
2012年5月 | 一番初めのブログ 「Tipstour」を運営開始。 | 0円 |
2012年9月 | 月の収入が1000円を越えだす。 | 1000円 |
2013年6月 | 月の収入が1万円を越えだす。 | 1万円 |
2014年5月 | 「怠け者の20代が投資やってみたブログ」 を運用開始。 | 3万円 |
2015年5月 | 月の収入が10万円を越えだす。 | 10万円 |
2015年9月 | 退職。 | 14万円 |
14万円程度の収入で仕事を辞めてフリーランスになれたのは、「これに専念すれば収入がもっと伸ばせる」という感触が掴めてきたからですね。
この頃になるとブログ収入も安定してきていて、収入の柱も2〜3本揃ってきていました。
ある程度稼げるようになると「さらに専念することでどれだけ伸ばせそうか」というのも、体感でわかってくるようになります。
あと、まだ若かったですからw
「結局収入がダウンしてしまっても、また働き始めればいいかな〜。」ぐらいのラフな考えでいました。
ラフに考えられるのも不労所得という基礎があるおかげ
そこでラフに考えて行動に移せるのも、ある程度の不労所得があったおかげです。
ある程度の基礎があったから、行動に移すためのハードルが低くなっていたわけですね。
準備期間なしで、いきなりフリーランスになってしまうと、「収入ゼロ状態」に片足を突っ込む可能性が大いに出てきます。
「いつでも戻れる」のと「もう戻れない」のでは、行動のハードルがだいぶ違いますから。
ある意味では、自分用のベーシックインカムをつくるようなもの、とも捉えられるかもしれませんね。
ちなみにぼくはというと、2016年2月現在、毎月の不労所得も大幅に増えてきました。
海外旅行しながら仕事を続けられるぐらいには、安心して生活できています。 これも不労所得が基礎となって支えてくれているおかげですね。
ニュージーランド旅行中でも黒字余裕でした! 2017年1月のキャッシュフローをまとめてみた
というわけで、不労所得で生活するには準備期間が大事!
ということをお伝えしたかった次第です。
それでは〜。