「プログラマーの三大美徳」という言葉があるらしいです。
これは、Perlというプログラミング言語の開発者、ラリー・ウォール氏の言葉らしく、「これらの美徳を1つでも欠く人は、プログラマーになってはいけない。」とまで言ったそうな。
- 怠惰: Laziness
- 短気: Impatience
- 傲慢: Hubris
なぜいきなりプログラマーの話を!?
という感じで皆さんは不思議に思ったかもしれません。
この三大美徳のうちのひとつ、「怠惰:Laziness」がプログラマーに必要な理由が、不労所得生活者になるということにもつながるところがあるな〜。
…なんて思ったので、ここで少し紹介してみますね。
三大美徳のその他項目について気になったら、こちらのサイトでご紹介されてますのでどうぞ。
目次
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賢い怠け者は無駄な努力を省く方法を考える
賢い怠け者は、無駄な努力をしないために、仕組みや方法を考えます。
ただ怠けるのではなく、自分やチームのみんなの労力を減らすためになら、手間を惜しまずに工夫や改善をしていくというタイプです。
全体の労力を減らすために手間を惜しまない気質。
この気質の持ち主は、役立つプログラムを書いてみんなの苦労を減らしたり、同じ質問に何度も答えなくてもいいように文書を書いたりする。
よって、プログラマーの第一の美徳である。
この「怠惰さ」がなければ、ひたすら努力をして目標を叶えようと、妄信的に突き進むことになる。
ただひたすら努力するのが好きな人はそれでもいいのだけど、面倒くさがりで怠け者なぼくにとっては、とてもじゃないが耐えられません。
なるべく、この面倒さを解消して、物事をクリアーしたいと思うようになります。
世の中のプログラマーも、実は大半がそう思っている(はず)のです。
プログラマーが行う「怠惰」による効率化!
例えばプログラマの場合、いちいち手打ちしていたものを自動的に入力できるようにプログラムを組むことで、無駄な努力を省く…といった具合で、面倒な作業を解消していきます。
1000行のデータを手入力していくという大変な手間も、Excelなどの使い方を詳しく知っておけば、実は10秒で自動入力できたりします。
文章の入力でよく使うコピー・ペーストのショートカットキーなども、「怠惰」による効率化のひとつですね。
また、世の中に既に登場している仕組みやツールを使うことで、再開発する手間を省いてしまう、という観点もプログラマーの世界では一般的に考えることです。
これを「車輪の再発明」と呼んだりします。
新しい車を作るうえで、車輪という概念をイチから再発明する手間とコストを考えるぐらいなら、世の中にすでに存在する車輪を使ってしまえ、という考え方ですね。
「怠惰」による不労所得の仕組みづくり
プログラマーの世界のツールのように、「これを使えば自動的にお金が入ってくる」という仕組みやツールはそうそう簡単には存在しませんが、そうした仕組みを作ろうと思うことが、不労所得の生活に近づく一歩のように思います。
不労所得で考えた場合、無駄な努力は「勤労で所得を得る手間」がそれにあたります。
毎月1万円の収入であれば、アルバイトで少し働けばすぐ手に入りますよね。
しかし、それには勤労と時間という対価を支払う必要が、かならずあります。
もちろん、これに伴う通勤なんかもあるわけで、収入以上の手間がかかって、面倒くさいこと、この上ないのです。 (少なくとも、通勤が大嫌いなぼくは、そう思います…。)
自動的に収入が入ってくる仕組みが、不労所得です。
こういった仕組みを作って、自分のものにすることが、ひいては自分の勤労の手間と、それにかかる時間を節約することにつながります。
そう考える人は、やっぱり必死こいて不労所得が入る仕組みを作っていこうと思いますよね。
「最終的に怠けるための努力」「ラクをするための努力」を惜しまずできる人こそ、最終的には不労所得を手にするタイプなんじゃないのかな、なんて思う次第であります。
まとめ
- プログラマーの三大美徳は「怠惰」「短気」「傲慢」
- 「怠惰」は無駄な努力を省こうとする、もうひとつの努力
- プログラマーは怠けるために自動化できる仕組みを沢山取り入れている
- 不労所得を得ることも、最終的に怠けるための仕組みづくりのひとつ!
もともとぼくはプログラマーではないにしても、IT業界で働いていた分、こういう考え方が強いのかもしれません。
記事冒頭にも書いた通り、「これらの美徳を1つでも欠く人は、プログラマーになってはいけない。」なんて言われてますが、実際はこの「怠惰」の美徳を持ち合わせていないままIT業界で働いている人、意外と多いように思いますね…。
ラクをすること自体に怠惰になってしまうと、ずっと泥沼、面倒な仕事をずっと繰り返すことになります。
根は怠け者でも、せめて自分をラクな状態に近づけるよう、そのための努力ぐらいはしたいところ。
参考になるかどうかはわかりませんが、こんなところで。
それでは!
生産的な怠け者になるための6つのテクニックについて、書いてます。
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