不労所得がほしいなら、投資信託以外の方法で投資すべきです。
ということでこんにちは!
現在、投資信託としては600万円ほどを運用中の20代怠け者(@20sInvest)です。
現在も保有し続け、継続的に運用していますが、追加購入はストップしています。
その理由は、「投資信託の購入=不労所得を増やす」ということではないからです。
かつてはぼく自身も、投資信託で不労所得をゲットしようと思っていました。
が! それは間違いでした。
働かずとも安定的に貰える不労所得がほしいのであれば、投資信託ではなく別の方法で投資をする方が簡単です。
なぜ投資信託が不労所得にならないのか、その理由をお話していこうかと思います。
それではどうぞ〜。
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【事実】投資信託はお金を稼ぐのではなく「お金を増やす」のが目的
さて、投資信託は「お金を稼ぐための仕組み」ではなく「お金を増やすための仕組み」です。
最終目的は資産形成、つまり資産額を増やしていくことになります。
現在主流とされている投資信託は「利益を再投資する」ものです。
再投資とはすなわち、投資によって得られた利益でそっくりそのまま同じ投資信託を購入しますよ、という動きを指します。
株式インデックスの投資信託であれば、再投資によって更に新しい株式が追加購入され、あなたの資産として加えられます。
これを繰り返すことで、資産額は年々徐々に増えていくよね、というのが投資信託の目論見です。
あなた自身がいずれお金を使うタイミングが来た時にしっかりと使えるよう、株式などの力を借りて増やしておきましょうね、というのが投資信託ですね。
資産形成の目的のためには、とても便利な投資方法です。
しかし再投資という動きをする以上、利益が出てもそれが自分の手元に現金の形で入ってくることはありません。
再投資される投資信託を数千万円、数億円持っていたとしても、基本的には利益はすべて再投資されるため、手元に現金の形では一切入ってきません。
どれだけ頑張っても、不労所得の形にはならない、というわけです。
不労所得として手元に入ってくるのでは、資産を増やすことにはなりませんから。
完全に余談ですが、ぼくが2017年3月に出版した「超ど素人がはじめる投資信託」でも表紙に「ラクする仕組みで儲けよう」と書いてあります。(笑)
当時「増やそう!の方が正しくないですか」と相談したのですが、インパクトを考えて「儲けよう」というフレーズに決定した…という記憶があります。 いや、編集の方の判断としては正しいですよね。
【要注意】「毎月分配型の投資信託」の分配金は不労所得か?
毎月、安定的に分配金を支払ってくれるという触れ込みで人気を集めた「毎月安定型の投資信託」はどうでしょう?
ぼく自身も、かつてはこの毎月分配型を数百万円ほど保有していましたし、それによって毎月4〜5万円ほどの分配金を受け取っていました。
働かずとも入ってくる収入なので、これに関しては不労所得である、とも言えます。
しかし、毎月分配型からもらう不労所得には、デメリットがあります。
それは、分配金が元本を削られて支払われるという点です。
毎月分配型では、毎月必ず決められた金額の分配金が支払われます。
毎月1万円の分配金が貰える投資信託であれば、今月、来月、再来月と必ず1万円が振り込まれます。
「毎月必ず分配金が支払われる」 …というのは魅力的に聞こえますが、毎月必ずその分配金分の利益が投資から得られるとは、当然限りませんよね。
では、利益が1万円を超えなかった場合はどうなるか?
答えは「投資した元本から一部が支払われる」です。
こちらの図解の「分配金分の利益が出てない時」が、そのイメージです。
この月の、運用による利益は7,500円でした。 不足している2,500円は、実は自分が投資した元本、つまり自分のお金から支払われることになります。
毎月1万円の不労所得だ! やったー!
…なんて思っていたら、実はそれは自分が支払ったお金が戻ってきただけでした。
ということが、毎月分配型では起こり得るのです。
これではほとんど意味がありませんし、投資信託の本来の目的である「お金を増やす」という目的すらも離れてしまいます。
考えれば考えるほど意味のわからない投資方法なのですが、やはり「毎月必ず分配金が支払われる」というフレーズはやはり魅力的に聞こえてくるため、未だにこの投資方法は投資業界に存在し続けています。
【解決策】不労所得が欲しいなら「安定配当株」投資をしよう
さて、再投資型の投資信託では不労所得を得ることができず、かといって毎月分配型の投資信託では元本を切り崩してしまうことになる…。
ということで、投資から不労所得を得たい場合はどうしたらいいのでしょう?
投資から得られる不労所得はいくつか種類がありますが、投資信託に近い形の投資で不労所得を得るには、「安定配当株」の投資が良いでしょう。
配当金は銘柄ごとに3ヶ月に1回、現金で支払われます。
企業が出した利益に応じて、持っている株数ごとに支払われるのが配当金なので、毎月分配型のように元本をとりくずすようなこともありません。
こうした歴史的な実績のある企業に絞って投資をするため、今後も長期間に渡って安定的な不労所得が得られる可能性の高い投資方法、と言えます。
この場合、投資の目的は「不労所得を増やすこと」となりますね。
冒頭で投資信託の追加購入をストップしているというのは、これが理由です。
投資信託の目的である「資産を増やす」ことよりも、「不労所得を増やすこと」を目的として、安定配当株の投資を積み立てています。
ぼくが最近、頻繁に米国株の積立購入の話題をこのブログで語っているのも…まさしくこの目的のためですね!
以上、ご参考までに。
それでは!