今回は、投資信託に積立していくうえでやるべきではない4つのことをまとめてみました。

新たに投資信託をはじめるまえに、まずは一読してみてくださいませ。

それではどうぞ!

 

 

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この記事のポイント!

  • 1.いきなり大金を投入する
  • 2.人のオススメに従ってそのまま投資する
  • 3.下落局面での「狼狽売り」
  • 4.毎月分配型の投資信託を買う

【やってはいけないこと①】いきなり大金を投入する

退職金や貯金など、まとまった金額が手元にあって、これをどう運用しよう?

そう考えることがあるはずです。

まず注意すべきなのが、その大金を一気に投資に投入するということ。

投資初心者がいきなりこれをやるのは、非常にリスクが高い選択です。

(そして、初心者がやってしまいがちな失敗でもあります…。)

 

大金を一度に投入した場合、タイミングがとても重要になってきます。

もし、好景気で投資信託の基準価額が高騰しているときに一気に数百万、数千万円を投入したとしましょう。

その後、景気が下落することになると、運用の利益が出る前に、投入した資産額が目減りしてしまい、損をすることになります。

いわゆる「高値づかみ」です。

 

もちろん、大金を投入したあとに景気が更に良くなって資産が増えればもちろんラッキーですが、そうした景気の予想は、投資のプロでも困難です。

いつがベストのタイミングなのか…。

これを投資初心者が、いきなりピッタリと当てられるはずもありません。

「これから景気が良くなると思うから、お金を一気に投入する!」というのは、投資ではなく投機、ギャンブルの領域になってしまいます。

 

投資信託でわざわざギャンブルをする必要はありません。

それならば株式投資やFXの方が、はるかに便利で利益も出しやすい投資方法です。

投資信託は仕組み上、小さなお金を定期的に積み立てていくことで効果を発揮するものであって、お金を一気に投入するのにはそもそもあまり向いていない投資方法なのですね。

☑ お金の一気投入はギャンブル!

 

まとまったお金を分割して積立額を増やす

ぼくがオススメしているのは、1年〜3年ぐらいに分割して資金を投入していく方法。

まとまったお金を分割して、毎月の積立金額にプラスする形で少しずつ、市場にお金を投じていくのです。

たとえば、600万円というまとまったお金があるといった場合、こんな風に分散して積み立てていきます。

  • 600万円を1年(12回)で積み立てた場合: 月50万円
  • 600万円を2年(24回)で積み立てた場合: 月25万円
  • 600万円を3年(36回)で積み立てた場合: 月12.5万円

 

これなら購入のタイミングが分散されていくので、一発で高値づかみするリスクはだいぶ低くなります。

積立期間中に、方針が変わって別の投資信託に積立をすることになっても対応可能ですし、積立金額を減らしたりすることも、柔軟にできるようになりますね。

【やってはいけないこと②】人のオススメに従ってそのまま投資する

投資をはじめようと思ったら、まずどの投資信託を買ったら良いか迷いますよね。

この時、誰かにオススメの投資信託を聞くのはよいのだけど、それを単純に鵜呑みにして投資をするのは、絶対にやめましょう!

特に、投資信託を販売する側、証券会社や銀行の相談窓口で「○○万円あるのだけど、何に投資したら良いか」と相談するのは最もキケンです!

 

基本的に、窓口の担当者は「会社の売りたい商品」を売っているにすぎません。

そして「会社の売りたい商品」は手数料の高い、会社が売って得をするものがほとんど…。

投資家が得をするとは、限らないのですね。

そうして言われるまま商品を購入するのではダメで、自分のお金を投入していくということなのだから、最低限の知識はやはり必要です。

最低限の知識も持たないお金持ちが窓口に相談に訪れるということは、カモがネギをしょって歩いてきたのと同じことなのです…!

 

「投資の責任は自分が負う」ということ…

結局のところ、投資したものに対する結果と責任を追うのは自分です。

証券会社や営業の人は「○○で儲かると思いますよ」とは言いますが、投資結果の責任を取ってくれるわけではありません。

投資信託のコストである信託報酬は、投資結果に関係なく必ず支払われます。

投資がうまくいかずに大損をしても、設定されている信託報酬という手数料は、かならず持っていかれるのが投資信託なのです。

(場合によっては、儲かったら追加で割増の信託報酬をいただきますよ、なんて投資信託もあったりもします!)

 

アドバイスを受けるなら、幅広く

とはいえ全くのアドバイスなしで、投資する対象を決めるというのも難しいですよね。

一番良いのは「色んな人のアドバイスや情報を聞いて、自分が納得したものだけに投資する」という方法です。

世の中には色んな人がいるのだから、色んな人の色んな意見を参考にして、一番いいなと思ったものにお金を投入するのがいいでしょう。

 

「その投資信託自体に利害関係がない人のアドバイス」が、一番参考になるはずです。

自分はこれをオススメするけれど、売れても売れなくても別に自分には利益も損もないよ…という人の方が、公正なアドバイスとなるはずです。

書店には投資の入門書も沢山あるので、何冊が読んでみるのもいいでしょう。

さらには投資ブログも沢山あります。

幅広くブログを見てみて、どんな投資信託や投資方法が自分に合っているのか決めていけばよいと思いますよ。

それこそ、ぼくのブログだけでなく、他のブログも参考にしてみてくださいな!(笑)

【やってはいけないこと③】下落局面での「狼狽売り」

長らく投資をしていると、景気の変動の波によって、基準価額が下落することがあるはずです。

不景気の局面では、たとえ分散投資をしていたとしてもあらゆる資産の基準価額や価値が下がってきてしまうでしょう。

そういう時に、人の心理としては「これ以上下落する前に売ってしまいたい!」と、資産の売却に走りがちです。

こうした場合の売りを「狼狽売り」と呼びます。

 

投資信託は、基本的に長期投資をするためのもの。

そうしたスタンスで投資をしているはずなので、一時的な下落で慌てて狼狽売りをする必要はありません。

2008年のリーマンショックでの暴落でも、マーケット全体で見れば数年で復活しています。

20年〜30年、もっと長期で投資をすると決めていれば、下落局面で慌てる必要はなにもないのですね!

「どうせ数年もすれば、また元に戻ってくるさ」と、どっしり構えられるような投資スタイルを貫いていく方がよいはず!

【やってはいけないこと④】毎月分配型の投資信託を買う

毎月、一定の金額が分配金として口座に入金される、毎月分配型タイプの投資信託。

人気の投資信託のタイプですが、資産を増やすための目的には使えないということは注意が必要です。

 

毎月分配型の投資信託は、決められた分配金を出してくれます。

しかし、運用による利益が少なかった場合、残りは投資信託の元本が切り崩されて支払われます。

投資信託の元本とは、つまりは自分が投入したお金ですね。

分配金支払いのイメージとしては、このような形です。

 

毎月の運用利益がどれぐらい出るかは、その時のマーケットの景気によるのでわかりません。

不景気で利益が少ない時期でも分配金が一定支払われるということは、徐々に元本が切り崩されてしまうことになるのですね。

パッと見は安定した分配金が支払われているので得をしているように見えるものの、実はトータルリターンでは損をしてしまっている、なんてことがよくあります。

資産を増やすことを目的とした場合、あまり役に立たないのがわかります。

 

毎月分配型が向いている人たちもいる

ただし、毎月分配型が100%悪なのかといわれるとそうでもなくて、毎月分配型に向いているという人たちも存在します。

例えば、もうすぐ定年退職が近づいている年齢、もしくはすでに定年退職して老後を送っている、という人たち。

こうした場合は資産を増やしていくのが目的ではなく、安定した収入として運用利益を受け取れるメリットの方が大きいはずです。

まとめ

  • 1.いきなり大金を投入する
  • 2.人のオススメに従ってそのまま投資する
  • 3.下落局面での「狼狽売り」
  • 4.毎月分配型の投資信託を買う

 

投資信託は基本的に「長期投資が有利」で「一度設定したら、後はそのままほったらかしでOK」な投資です。

ただ、ほったらかしにするためにも、正しい方法でやっていくべきものなのですね。

この記事では、その4つの避けるべきポイントをまとめました。

以上、ご参考までに!

それでは!