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今日はお勉強。 「恐怖指数」と呼ばれる数値があります。

なんだかすごい名前だけども読んで字の如く、市場の恐怖度を測る目安になる値になる便利なものがあるのですよ。

VIX指数と呼びます。 この指数が低くなるとどうなって、高くなるとどうなるのか? ちょっとまとめてみよう。

 

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別名「恐怖指数」

VIXとはVolatility IndeX(ボラティリティインデックス)の略称。 ボラティリティとは株価の変動率を表す値のことです。

細かい算出方法については難しいので省いておいて、理解しておくべきなのはVIX指数が大きければ、「株価の値動きが大きく発生すると投資家が考えている状態」ということ。

VIX指数が低い場合

VIX指数が低い状態の場合、ボラティリティが低い状態、つまり株価が安定している状態。

そうすると投資家は先行きに楽観的になっている状態となり、リスクオン(リスクを取って儲けを狙う)状態です。

こうした場合、今が儲け時だ! ということで投資を狙うべきタイミングといえますね。

VIX指数が高い場合

対して、VIX指数が高い状態の場合はボラティリティが高い状態、つまり株価が安定せずにいる状態といえる。

株価が乱高下を繰り返すと投資家は不安を感じるため、リスクオフ(リスクを回避)状態になるというわけですね。

そうなると、(一部のデイトレーダーを除いて)なるべく動かずに様子を見るほうが良いタイミングということになります。

VIX指数まとめ

ということで、まとめるとこういうことですね。

状態株価リスクオン/
リスクオフ
タイミング
VIX指数が低い状態安定している状態リスクオン
(リスクを取る)
積極的に投資するべき
VIX指数が高い状態乱高下している状態リスクオフ
(リスクを回避)
様子を見るべき

VIX指数を見て数値が低く安定していれば、景気も割といい状態にあると判断できるので、新しく投資するかどうかの目安になるというわけですな。

過去のVIX指数を見てみる

実際にはどうなのか、過去のVIX指数を見てみるのが直感的にわかりやすいので見てみよう。

中国初の世界同時株安の場合

例えば8月末頃の中国発の世界株安時のVIX指数の場合。 一時、世界的に株安に触れるタイミングがありましたが、その時のVIX指数は40を超えてますね。
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この時も結構悲観的な意見や書き込みをよく見かけたものだけど、まさしくVIX指数に反映されてますね、これ。

リーマン・ショックの場合

続いて2008年のリーマン・ショック時のVIX指数をみてみると…。
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普段は20前後を示しているはずのVIXが、この時ばかりは80付近まで上昇していたようです。 圧倒的恐怖指数…!

それだけ、リーマン・ショックの株価変動率(しかも下がる方面)に対する恐怖度が高かったんだ、ということですね。

というか、Googleで「VIX指数」と検索すると、Google検索結果上にそのままVIX指数が表示されるようになってるんですねぇ。 すごい。
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