ビットコインを含む、仮想通貨全般がピーク時からかなり下落してます。
2017年初頭頃から始めていた人はまだ大丈夫かもしれませんが、2017年後半に始めた人は、この大きな下落で元本割れしてしまっている人も多いかもしれません。
この暴落で、資産の大半を無くしてしまった、大損してしまった、なんて話をインターネットではチラホラ見かけます。
いわゆる「仮想通貨破産」というやつでしょうか…。
この暴落で退場してしまった人は、そもそも何がいけなかったんだろう?
ぼくが思うに、身の丈以上の金額をひとつの投資方法(投機)につぎ込んで、一発逆転を狙ったからだと思います。
今日は、そのへんで思ったことを書いてみる。
目次
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原則!投資は余裕資金の範囲内で!
前から何度か書いているとおり、投資は余裕資金の範囲内でやるべきです。
余裕資金とは、最悪無くなってしまっても生活に支障のでない範囲の資金のこと。
もちろん無くなってしまっていいお金なんてないけれど、無くしてしまっても生きていくのに問題がない資金を、余裕資金と呼んでます。
投資はもちろん、FXや先物といったような投機でも、余裕資金の範囲内でやるべきだと、ぼくは思ってます。
ぼく自身も、時々FXをやっていますが、ここでももちろん余裕資金の範囲内です。
だいたい20万円ほどを口座に入れて、少々レバレッジをかけて実施している程度です。
この金額なら、全資産の1%程度です。 損切りの設定さえ間違わなければ、大ダメージを負うこともありません。
(まあ、この金額帯だと大きなリターンも期待はできませんが!)
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資産の大半を仮想通貨に突っ込んでいった人たち
そして仮想通貨。
これらも、同じく余裕資金の範囲内でやるべきだと思います。
資産保護などのルールが固まっているFXなどよりもよほど投機性の高い仮想通貨、ここに生活資金をつぎ込むのは、言うまでもなく危険です。
実はぼくも、仮想通貨を10万円以下、割合にして資産の0.5%程度で少し購入してみました。
2017年後半も後半、11月〜12月頃に購入したので、結果としては散々なものでしたが…。
あくまで余裕資金、大きなダメージを受けることなく、今もこうして生活できています。
もともと投資をしていた人たちは生き残ってる
仮想通貨の界隈に資金を投じた知り合い達を見ていても、ダメージを負いつつも生き残っているのはもともと投資をしていた人たちばかりです。
すでに投資をしてきた経験がある人は、仮想通貨の将来性やリターンの大小に関係なく、投資方法も分散していくべきだ、ということを知ってます。
今回だって、資産のうちの10%だったり20%だったり、限られた範囲でしか投資してないはずです。
もちろん10%でも手痛いダメージですが、他にも資産や投資方法を持っている人はいくらでも挽回できます。
資産の大半を仮想通貨につぎ込みました!
という人たちは(ウソか誠かわからないけど)、2018年入ってからの暴落で、当然ながら退場している、もしくは近いうちにするでしょう。
仮想通貨だろうと株だろうとFXだろうと、ひとつの市場や商品に資産の大半を注ぎ込んだ人は長続きしないということですね…。
キャピタルゲインで勝ち続けることは難しい
どんな分野でも、キャピタルゲイン狙いで勝ち続けることはとても難しいことです。
相場は時に、意図しない・意図できない動きをすることがあります。
そうした時に、ふとしたはずみで大きな損失を出してしまうことがありえます。 (そうしないための仕組みを使うことは当然ですが、絶対ではありませんから。)
そうした「万が一」で一発退場してしまうようでは、いずれにせよ長くは続きません。
1年か2年か、それとも5年か、どこかで資金が尽きて退場する羽目になります。
FXや株のトレードなど、キャピタルゲインで成功した人も、そこからインカムゲインを得られる投資に徐々に移行しているはずです。
それはやはり、勝ち続けることは難しいから、そしてインカムゲインから得る収入のほうが継続性と安定性があるからです。
投機性があること自体が悪いとは思わないけど…
とはいえ、もちろん大きなキャピタルゲインを得られるチャンスがある、というのは面白いことです。
今や日本国内の不動産や土地でキャピタルゲインを得られるチャンスはほとんどなくなっている状況で、仮想通貨のような大きな変動を繰り返す投機の商品が注目を浴びるのは、納得でもあります。
「停滞する日本のこの社会で、仮想通貨で一発逆転したい!」なんて思うことは自然なことなのかもしれません…。
ただし、大きなリターンがあるものには大きなリスクが必ずある。
長生きするためには、マイナスになった場合にも即死しないような投資のやりかたをする必要があります。
そのためにも、やっぱり分散が大事ですね。
…と、今日はちょっと思ったことを書いてみました。
以上、ご参考までに!
それでは!