先日こんなKindle書籍を読みまして。
タイトルの通り、40代で早期退職・セミリタイアして思ったこと・感じたことをつづったという書籍です。
両方とも、Kindle Unlimitedで無料で読めるようになっています。
Kindle単体で購入する280円と950円と少々割高な感があるのだけど、無料で読めるのであれば読んでみる価値あり、かな。
セミリタイアについてはこのブログでもちょこちょこと話題に出していたこともあって、その流れでこの書を興味本位で読んでみたところ「セミリタイア生活のメリットを55個書き出してみた」というコーナーが目に留まったのでちょっとご紹介してみます。
2015年に退職してフリーランスになってから、生意気にもここ1年以上はセミリタイアに片足を突っ込んだような生活をしています。
そのおかげか、このコーナーを読んでいると「ああ、あるある」なんて思ったりもして。
ここで紹介しているのはほんの一部なので、気になったら書籍の方もチェックしてみてくださいな。
目次
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セミリタイアのメリット:毎朝起きて「会社に行かなくてもいい」と思える安心
よく考えたら、これは小学校の時から望んでいたことだったような気もする。
ぼくは毎朝決まった時間に起きて、決まった時間に決まった場所に行くのがどうしても苦痛に感じるという生粋の怠け者人間だったので、これらの縛りから解放された後・3ヶ月ぐらいはこのメリットを非常に感じていました。
かといって、今ダラダラと昼過ぎに起きて…というような生活をしているわけでもなく、朝7時頃にはだいたい起きてPCに向かって作業しています。 ただ単に、時間と場所を強制されるのがイヤだっただけなのかも。
セミリタイアのメリット:支出が激減する
お金を稼ぐための活動をすることで、余計にお金がかかるという経験をしたことがあるでしょうか?
ぼくはあります。 仕事上で溜まったどうしようもないストレスを解消するために、ほぼ夕飯を外食で済ましたり、新しいモノを買ってしまう、など。
買い物はまだしも、ストレス解消のための外食や飲酒は無駄な浪費だなあ…と、当時から思ってました。 でも、忙しかったりストレスが溜まっていたりするとやっぱりなかなかやめられないものですね。 どうしてもお腹は減るしなぁ…。
家でゆっくりと作業しているだけであれば、大したコストはかからないです。 食費とコーヒー代と電気代ぐらいかなあ…。
激減というほどでないけれど、無駄な浪費は確実に少なくなります。 というか、無駄な浪費してたらセミリタイアなんて出来ないか…。
セミリタイアのメリット:嫌な人と会わなくてもいい
お仕事をしていると、嫌な人と会わないといけない時も多い。 嫌な人と一緒に仕事をしたり、同じ環境に居続けないといけないことも多くありました。
特に、職場環境はなかなか選べるものではないが辛いのだよね。 配属になった部署やフロアに嫌な人が居たとしたら、そこから自主的に離れることがそうそう簡単にできないことが、会社員のデメリットだと思う。
ぼくは環境の音に関して神経質なところがあったので、延々と独り言をしゃべってるおじさんとか、甲高い声で笑い出すおばさんとかがどうしても気に食わなかった。
そういう人と会わなくてもよくなったのは、やはりメリットでした。
セミリタイアのメリット:周囲に優しくなれる
職場環境のストレスから解放されてしばらく経つと、妙に心が広くなっておだやかになった…。 と、自分でも感じられるようになりました。 (あくまで仕事をしていた頃と比べると、だけど。笑)
数々のデメリットから解放されたのだから、多少のことでいちいち怒らなくても良いかな…というような気持ちになれますね。
逆に現在進行系で働いている周囲の人達には優しくしたいと思えるようにもなります。 もともと会社員として働いていた経験もあるので、その苦労もわかるからなのだと思うなあ。
セミリタイアのメリット:「優雅に暮らすことが最高の復讐」の意味がわかる
「優雅に暮らすことが最高の復讐」ということわざが、どうやらスペインにあるようです。
なんとなく意味はわかっていても、本当にその意味を実感できるようになるのはやっぱり仕事を辞めてから時間的余裕のある生活ができるようになってから。 これ、どうやら本当みたいです。
今でもハラワタが煮えくり返るほど嫌な人と会ったりもしたけれど、そういう人への最高の復讐は、自分の生活をエンジョイしてやることですね。 その相手よりも自分の生活を楽しんでやろうと思います。
セミリタイアのメリット:電車が止まっても自分の人生には無関係
台風や降雪、人身事故など…。 色んな理由で東京の鉄道網はすぐストップ・遅延してしまうわけで、朝方Twitterを眺めているとそういった電車が止まったツイートがよく流れてきます。
「大変だなぁ…」とは思いつつも無関係に感じてしまうのは、やはり通勤という概念から解放されているからなのでしょう。
ただまあ、まったく鉄道網を使わないわけでないので、たまの予定の時に大規模遅延してたりするとどうしても被害を被ってしまうわけだけど…。 でも、駅員などに理不尽な怒りを向けるようなことは、無くなりましたね。
セミリタイアのメリット:他人に腹を立てることが激減する(ゼロにはならない)
「周囲に優しくなれる」とほぼ同義かな…?
まあ自分自身にストレスが貯まることが少なくなるので、いちいち小さなことで他人に腹を立てることも相対的には少なくなった気がします。
他人は他人。 20代前半は他人のことで腹を立てることも多かったけど、退職してからその後30代に踏み込んでからは、そんなこともだいぶ少なくなってきました。
腹を立てたところで他人は変わらないですし。 無駄なエネルギーを使うのも、やはりアホらしく感じます。
…まあでも、(ゼロにはならない)のがポイントですね。 完全に怒りを抑えた菩薩のような人間には、さすがになれません。
こうして並べてみると、金銭的・時間的なメリットよりも精神的なメリットの方が、セミリタイアには多いような気がします。
でも実際、働くことでふりかかる数々のデメリットから解放されるだけで、かなり精神的にラクになるというのは本当です。
さてこの書籍の著者の方、もともとセミリタイアについて語るブログを運営されている方みたいです。
ぼくとは年代がひと回り違うけれど、けっこう共感するところも多かったりしたので、ブログの方も色々チェックしてみようかな。
SOUTAi 40 – 40代で会社を早期退職してセミリタイア中。正しく生きるより面白く生きるためのブログ。