先日書いた、ビットコインは自分では購入しないというお話ですが…。
上記の記事を要約すると、「通貨の仕組みよりも投機対象としての色ばかりが強いので、自己資金を投じてまで保有したいと思わない」というのがぼくのスタンスです。
ただし、自己資金を投入するほどではないけれど、無償で手に入れたポイントをビットコインに交換して、保有しておくぐらいなら良いのかな! という気持ちになっております。
どんな投資対象であっても、少額からでも保有してみないことには、何もわからないし経験も積めないものですよね。
それならばあくまで少額で、無償で手に入れたポイント制度を活用してビットコインを少しだけ保有してみることにしました。
というわけで、今回はSBI証券で投資信託を保有していると自動的に貯まっていくSBIポイントをビットコインに交換する方法について、ちょっとまとめています。
SBIポイント→ビットコインへ直接交換することはできないのだけど、別のポイントを経由することで可能です。
ご参考までにどうぞ。
目次
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基本:SBIポイントは保有数に応じて自動で貯まる
SBIポイントは、その名の通りSBI証券で貰えるポイント制度です。
SBIポイントは保有している投資信託総額の0.1%(年率)分のポイントが毎月貰えるようになっています。
そしてこのSBIポイントは、1〜0.8円の価値があります。
投資信託を保有しているだけでポイントが貰えるので、長期の積立投資に効果大です。
ぼくの場合、500万円近くの投資信託資産をSBI証券で保有しています。 なので1年で5000ポイント、月割でだいたい420ポイントほど貰っている感じですね。 ありがたいことです。
交換方法:PeXポイントを経由する
さて、その肝心のビットコインへの交換方法について。
2017年11月現在、SBIポイントを直接、ビットコインに交換することはできません。
しかし、保有ポイントをビットコインへ交換することができるポイントサイトが、いくつか存在します。
このサイトを経由することで、間接的にビットコインにポイントを交換できるのです。
今回使うのはそのうちのひとつ「Pex」です。
PeXで取引される「PeXポイント」は、他のポイント制度と幅広く相互交換に対応しています。
その中の一つにSBIポイントが含まれているというわけですね。
Pexポイントがビットコインへの交換に対応しているので、PeXポイントへの交換に対応していれば間接的にビットコインに交換することが可能ということになります。
…ということで、整理するとこのような流れになります。
もちろん、PeXポイントへの交換に対応しているポイント制度であれば、SBIポイントと同じようにビットコインへと交換可能です。
このあたりは、また改めて別記事にてまとめておきたいと思います!
重要:PeXとビットフライヤーのアカウントが必要
さて、今回の交換方法ですが、下記の2つのアカウントが必要になります。
経由ポイントサイトであるPeXのアカウントはもちろんですが、ビットコインの保有につかう口座として、ビットフライヤーのアカウントが必要となります。
PeXポイント→ビットコイン間の交換に対応しているのは、2017年11月現在のところ、ビットフライヤーに作られた口座のみとなっています。
他のポイントサイトでも、ビットコインへの交換対応はビットフライヤーのみのところがほとんどです。
ポイント交換との利便性を考えると、ビットフライヤーで口座を作ってしまうのが良いでしょう。 こちらのリンクから、口座開設いただけますよ。
交換レート
さて、それぞれのポイントの交換レートは以下の通りです。
交換対象 | レート | 最小交換単位 |
---|---|---|
SBIポイント→PeXポイント | 500P→4000P (400円相当) | 500Pから 100P区切り |
PeXポイント→ビットコイン | 5000P→時価 (500円相当) | 5000Pから 1000P区切り |
SBIポイント→ビットコイン (実質レート) | 1P→0.8円相当 |
PeXポイントからビットコインへは「時価」となっていますが、これはビットコインの価格が常に変動をしているため、交換を申請した時点の価値で500円相当のビットコインに交換することができる、ということです。
実質交換レート
SBIポイント→ビットコインの実質交換レートは、「1P→0.8円相当のビットコイン」です。
SBIポイントを現金交換する通常レートが「1P→0.8円」なので、ほぼ現金化するレートと同等ですね。
(PeXポイントを経由することで取られる手数料はありません。)
タイムラグなしで交換可能
それじゃあ現金化してビットコイン買うのと変わらないじゃん…。
というのもごもっともなのだけど、SBIポイント→PeXポイント→ビットコインへの交換はタイムラグなしで、即時交換が可能です。
SBIポイント→PeXポイントへはリアルタイム交換が可能で、もちろんPeXポイント→ビットコインも、仮想通貨の利点を活かしてリアルタイム交換が可能です。
一方SBIポイント→現金への交換の場合、3営業日かかります。 一度現金化して経由しようとすると、その現金の決済のタイムラグがかかってしまうのがデメリットですね。
交換してみた:SBIポイント→PeXポイント
というわけで、実際に交換してみました。
まずは、SBIポイント→PeXポイントに交換する必要があります。 SBIポイントサイト側から交換します。 こちらのリンクからどうぞ。
「ポイントを使う・交換する」→「他のポイントに交換する」→「PeXポイントに交換」へ。
交換したいSBIポイント数を指定して、交換へ進みます。 (500P以上、100P区切り)
PeXポイント8000P(800円相当)に交換できました。
交換してみた:PeXポイント→ビットコイン
続いてPeXポイントからビットコインへ。
PeXポイントのサイトから「交換先を見つける」→「仮想通貨に交換する」→「ビットコイン」へ。
交換ポイント数と、自分のビットフライヤーのアカウントIDをここで指定します。
ビットフライヤーのアカウントIDは、ビットフライヤーのマイページのアカウント情報から確認できますよ。
ポイント数を指定すると、このように現時点での交換レートが表示されます。
上でも書いた通り、ビットコインは価格が常に変動しているので、その時点でのポイント価値相当のビットコインレートが表示されています。
交換レートが確認できたら交換してみましょう。
ポイント交換に失敗する場合あり!
ひとつ注意点があります。
交換申請中にレートが変動して価格が大きく変動した場合、交換に失敗する場合があるのです。
ひとたびポイント交換の申請を出してみるものの、このように交換失敗という形で、PeXポイントにもどってきてしまうことが、多々ありました。
この場合は、改めて交換を再申請する必要があります。
レートが大きく変動している最中では、こうした交換失敗のエラーが発生しやすくなっているようです。
面倒ですが、交換申請を繰り返して、取引が成立するまでリトライするしか、現状はありません。
ここだけ、ちょっと面倒ですね!
というわけで、SBIポイント800P相当のビットコインに交換することができました!
ビットコインに交換した時点で、レートが大きく変化するようになります。
ここから増えるかそれとも減るかは、レートのみぞ知る…というところですね。 (ちなみに交換当時は26万円ほどだった1BTCは、現在70〜80万円ほどまで上昇していました。)
また、SBIポイント以外にも、PeXポイントはその他のポイント制度にも幅広く交換対応しています。
自分が貯めているポイントがPeXポイントへの交換に対応していれば、イコール、ビットコインへの間接的交換が可能ということですね。
ポイントの有効活用の方法として、こんなものもありますよ! という感じで覚えておいてもらえればと。
それでは!
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