興味本位で調べていたら、ちょっと衝撃的な数字が出てきたので、ご紹介しておきます。
現在の普通預金の金利をご存じでしょうか?
2016年現在、0.001%になっています。
2015年は0.02%でしたが、マイナス金利政策の影響で、2016年2月からメガバンクを中心に、0.001%へと変更になりました。
マイナス金利で一般市民にどういう影響があるのか調べてみた | 怠け者の20代が投資やってみたブログ
まあ、0.02%でもほとんど無いに等しい金利だったわけですが、更に低くなったというわけですね。
「72の法則」というものがありまして、この法則の計算式を使って普通預金を2倍にするのに必要な年数を洗い出してみると…なんとも、面白い結果になりましたよ。
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「72の法則」とは
72の法則とは、元本を2倍にするのにかかる年数を割り出すための計算式のことです。
その計算式がこちら。
例えば、年8%の金利(もしくは利回り)で資金を複利運用した場合を計算しようとすると、こうなります。
「72 ÷ 8」
この計算式の結果は「9」です。
つまり、金利8%で回すと9年で2倍に増えるということ。
この金利(%)の部分を入れ替えるだけで簡単に計算できるので、試しにやってみると面白いですよ。
色んなパターン
下記に、1%以上で運用した場合に、2倍にするのにどれだけの年数がかかるかをまとめてみました。
金利 | 2倍になるまでの 年月 |
---|---|
20% | 3.6年 |
15% | 4.8年 |
10% | 7.2年 |
8% | 9年 |
6% | 12年 |
4% | 18年 |
3% | 24年 |
2% | 36年 |
1% | 72年 |
海外だと金利6〜8%の銀行口座などがあったりもしますが、それだと10年近くで2倍まで増やすことも、出来てしまうわけですね。
なんだか、超低金利に慣れきった日本人には、イマイチイメージしがたい金利であります。
普通預金の金利で72の法則を計算してみると…
さて、現在の普通預金の金利は0.001%ですが、72の法則の計算式でこの金利を計算してみると…?
「72 ÷ 0.001」
結果は72000年でした。 10万円を20万円にするには、72000年の年月がかかる、ということです。
…寿命で死ぬわ! そんなもん…!
ちなみに7万年前というと、ヒトが衣服を着るようになった時代だそうです。
もしかして、将来的に不老不死になれる技術が出来れば、もしかすると72000年かけて資産を2倍にすることも、可能かもしれないですね。
…冗談ですよ?
ちなみに、0.001%の金利の場合、10万円を1年間運用すると、1円の利子が貰える、という具合です。
なんというか、ここまでくるとむしろ笑えてきますね…。
とりあえず、豆知識として、話題のタネとして、ご紹介しておきます。
「銀行預金を投資に回す必要性」を語る上で、この72000年という数字、けっこう役立つかもしれません。
ちなみに、世界全体の年間の成長率は平均4%ぐらいと言われているので、世界平均に投資しておけば、2倍になるまで18年ぐらいかかるということになります。
これも合わせて覚えておくと、さらにいい感じの話題のタネになるかも。
それでは!