以前、江東区の住民税をクレジットカードで支払ったことがありました。
そして今回は、平成29年度分、2017年の固定資産税の支払いの請求が来ていたので、今回もクレジットカードでの支払いにトライしてみましたよ。
前回の住民税は「Yahoo!公金支払い」でのクレジットカード支払いでしたが、固定資産税に関しては東京都主税局のサイトから直接、クレジットカード支払いが可能になっています。 (ただし、23区のみ。)
というわけで、支払いの方法と、そのメリットを改めてまとめました。 ご参考までにどうぞ。
目次
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東京都主税局のサイトから支払いできる
というわけで今回、固定資産税はこちらのサイトから支払いました。
支払いできる税金の対象
こちらのサイトで支払えるようになる対象は以下の通り。 (2017年6月時点)
- 自動車税
- 固定資産税(23区のみ)
- 不動産取得税
- 個人事業税
- 鉱区税
- 法人都民税
- 法人事業税
- 地方法人特別税
- 都たばこ税
- 軽油引取税
- ゴルフ場利用税
- 自動車取得税
- 事業所税
- 宿泊税
あまり個人では関わりのなさそうな税項目もあるのだけど、基本は納付書があればこのサイトでクレジットカード支払いが可能になるとのこと。
もちろん、東京都の税金が対象です。 その中でも固定資産税は、23区のものだけが対象となっています。
注意:クレカ払いの手数料がかかります
さて、事前に知っておく必要があることに、このサイトにてクレジットカード払いをする場合、決済手数料がかかります。
この決済手数料は税額10,000円につき78円(税込)です。 (税額の0.78%ほど)
大体の手数料額としては、下記の通りです。
税額 | 決済手数料 (税込) |
---|---|
1円〜10,000円 | 73円 |
20,000円 | 146円 |
30,000円 | 236円 |
50,000円 | 365円 |
100,000円 | 788円 |
150,000円 | 1,182円 |
200,000円 | 1,576円 |
サイト上で、手数料と合計額の試算も可能ですよ。
クレジットカードをするメリット
クレジットカード払いにする大きなメリットは、やはりクレジットカードのポイントが付くという部分にあります。
銀行口座引き落としや現金支払いの場合は付かないポイントが、クレジットカード経由での支払によって付くようになることは、大きなメリットと言えるでしょう。
しかしながら、上にも書いた通り手数料がかかってしまうので、ここで重要になるのは「クレジットカード支払いで得たポイントの価値が手数料を上回るかどうか」です。
クレジットカードの還元率(支払額の何%のポイントが貰えるか)と、その1ポイントあたりの価値を計算して、クレジットカード払いの手数料を貰えるポイントが上回れば得します。
☑ 入手ポイントが手数料を下回る = 損
主要なクレジットカードのポイントの価値
例えば、主要なポイント制度の1ポイントあたりの価値はこんな感じです。 (ポイントの利用方法によって価値が変動しますが、ここでは最大の価値で出しています。)
ポイント制度 | 1ポイント あたりの価値 |
---|---|
VISA ワールドプレゼント | 5円 |
JCB Oki Dokiポイント | 5円 |
永久不滅ポイント | 5円 |
DC ハッピープレゼント | 5円 |
ANAマイル | 3円 |
JALマイル | 3円 |
楽天スーパーポイント | 1円 |
ヨドバシカメラ ゴールドポイント | 1円 |
Suica | 1円 |
例:ANA Visa Suicaカードで支払った場合
ここでは例として、ぼくが普段使いしている「ANA Visa Suicaカード」でクレジットカード払いした場合の獲得ポイントと手数料を計算してみます。
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このカードは、支払い100円につき1ANAマイルが貯まります。 還元率としては1%です。
1ANAマイルは3円の価値があるので、100円につき3円のポイントが貯まる計算になりますね。 支払額の3%の価値分のマイルが手に入っている計算です。
ANA Visa Suicaカード | |
---|---|
100円で貰える ポイント数 | 1マイル |
ポイント還元率 | 1% |
1ポイント あたりの価値 | 3円 |
100円で貰える ポイントの価値 | 3円 |
ポイント価値で見た 還元率 | 3% |
決済手数料と支払総額
固定資産税額と、決済手数料をプラスするとこうなります。 この手数料を、支払いによるポイント価値が上回れば良いわけですね。
金額 | |
---|---|
固定資産税 | 150,400円 |
決済手数料 | 1,261円 |
合計支払額 | 151,661円 |
決済手数料とポイント価値
で、得られるポイント価値を計算して、決済手数料と差し引いてみるとこのような感じになりました。
金額 | |
---|---|
決済手数料 | 1,261円 |
得られる ANAマイル | 1,516マイル |
ポイント価値 | 4,548円 |
ポイント価値 − 決済手数料 | +3,287円 |
トータル3,287円のプラスです。 このカードの場合、クレジットカード払いをした方がお得だということになります。
これは考えようによっては、節税の効果もあるといえますね。 みなさんも、自分の持っているクレジットカードで貰えるポイントの価値が、手数料を上回るかどうか、チェックしてみてくださいな。
クレジットカードでの支払い方法
さて、それでは実際にクレジットカードで固定資産税を支払ってみようかと思います。
こちらのページの注意事項をチェックして、一番下までスクロールすると注意事項確認のチェックボタンが出てくるので、ここをチェックして「同意して次へ」へ。
次に、税金の納付書に記載されている「納付番号」「確認番号」「納付区分」を入力する画面になります。
これらの番号は、納付書の裏側のこの部分に記載されているので、確認して入力しましょう。
入力内容をチェックして、税金区分や税額に間違いがなければ、クレジットカード情報の入力に進みます。
後は通常のインターネットでの支払い方法と同じ。 納税完了の通知を指定したメールアドレスに送ってくれるので、そちらも確認しておきましょう。
以上で支払いは完了です。 まあ、簡単ですね!
こうした税金の支払い、出来ることならしたくないものではあるのだけど、少しでも得をするためにクレジットカードを利用してみるというのも、良いかもしれません。
上でも書いた通り、手数料は税額の0.78%です。 これを上回るポイント価値の還元率のクレジットカードであれば、基本的には得になります。
チリも積もれば山となる、です。 貯まったポイントで買い物や、海外旅行を楽しみましょう!
それでは!