ドルレートが、じわじわと円高方向に動いています。
ドル80円〜90円だった頃に比べればまだまだ円安・株高ではありますが、じわじわと円高方向に動きつつある…というのが現在のトレンドのようです。 (2017年7月末時点。)
やはり今後、長期的に考えて「円高・株安」に振れてくるんじゃないかなと、思っています。
間違いないとは断言しないけども、そうなるトリガーは少しずつ揃いつつあるんじゃないかなと。
いざ大きく市況が変わってからあわてても仕方ない!
…ということで「円高・株安」に備えてとりあえず何ができるか、ちょっと考えました。
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円高になると株価が下がる理由
一般的に「円高になると株価が下がる」と言われています。
その理由は、日本のメインを占める大企業が輸出企業のため、円高が企業の経営を圧迫し、株が売られてしまうというところにあります。
- 円高になる
- 海外に日本のモノが売れづらくなる
- 企業の収入、利益が下がる
- 企業への不安材料がつのる
- 企業の株が売られる
- 株安になる
日経平均がかろうじて2万円を越えましたが、ドルレートが円高になるにつれてじわじわと日経平均も下げるような動きになっています。
自民政権が揺らいだら円高に?
加えて、ここ数ヶ月で自民、安倍内閣の支持率が下がり、基盤が揺るぎつつあることも懸念事項だったりします。
というのも、政権交代が起きて自民政権でなくなった場合、「円高・株安」に大きく振れる可能性があるからです。
一貫した経済政策は、政権が安定しているからこそできること。
もし政治・政策が不安定になれば、海外投資家が日本の株式を売却して「円高・株安」になる可能性が高まります。
海外投資家はドライなので、政治が不安定になれば、遠慮なく日本の株式を手放すでしょう。
(逆に政権が安定して、更に追加の財政政策などが決まれば、「円安・株高」に動く可能性も。)
安倍内閣の支持率が29%ほどまで落ち込んでいる今、この「円高・株安」のフラグが立ちつつある…立つかも…というような感覚が、ぼくの中であります。
杞憂で終わればいいのだけど。
どうなるかわからないけど、備えだけはやっておこう
…とはいえ、為替レートは色んな要素によって値が動き続けるものなので、予想していた通りに動くとは限りません。
というか、こればかりは誰にも予想できません…。
「こうなったらこうなるだろう」ということしか言えないんですね。
そんな中でもやはり、長期的に見て円高・株安に触れる可能性は大いにあるので、それに対する備えはしておいた方がいいでしょう。
ということで、やっておくべきなのは「現金資産」を貯めておくということ。
貯金をしておいて円高・株安時に買う
株安時は、株を買う絶好の機会です。
以前の円高・株安時に仕込んでおいた株式が、その後の円安・株高で大きく伸ばしたことを考えると、やはり基本は「安い時に仕込んでおく」のが王道のはずです。
もちろん、国内株式以外の資産、海外株式だったり海外不動産なども、円高なので安く買えるようになっているはずですね。
円高・株安になるということは、ある意味チャンスでもあります。
もちろん、ちゃんとした備えをしておけば、だけど。
ということでその局面に来た時に資産を購入するための資金をある程度用意しておくということが、円高・株安に備えてやっておくべきことだと、今は考えてます。
そもそも現在が円安・株高で、株式や海外資産が割高な状態です。
それならば安くなるまで貯金して待ったほうがいい、というのが現在取るべき備えかな、と。
現金は生活防衛資金にもなる
現金を貯めておくことは生活防衛資金の確保にもつながります。
日本にとって円高・株安は不景気な状態だともいえるので、その際の備えとしても現金資産を持っておくことは重要になりますね。
現金を貯めるといって、今やっている積立投資をゼロにする必要はないと思います。
円高・株安にならない可能性ももちろんあるわけだから。
積立投資は積立額を少なくしたとしても、長く続けることで効果を発揮します。
なので、積立投資自体は細々になっても、続けておくべきかなと。
備えておくならば、積立投資と現金資産の貯金を半々くらいの割合にしておくのがいいんじゃないでしょうか。
月4万円の積立なら、積立投資に2万円、貯金に2万円、という具合に。
それでは!