Cap 2015-07-07 8.01.32

ちょっと番外編。

以前、AmazonのKindle書籍がほぼすべてポイント50%還元という破格のセールをしていたときに、購入した本の中に載っていたあるフレーズが「20代の怠け者」である僕にグサリと突き刺さったのでちょっと紹介しておきます…。

 

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夢をかなえるゾウ2

この本は、とある普通の若者がガネーシャというインドのゾウの姿形をした神(おっさん)と出会い、どうやって人生を変えていくべきなのか考えながら、ガネーシャの出す課題(無理難題)をこなしていく…という小説仕立ての、まあいわば自己啓発本というもの。

上記はそれの2作目です。 1作目とは別々の話として切り離されているので、2作目から読んでも内容的には問題ないのだけど、1作目を知っているとクスリとくる場面もあるので1作目から順々に読むことをオススメしときます。

この書籍、結構読みやすいうえにたまにザクリと刺さることを書いているので、悩める20代には多少なり参考になるのではないかなと。 結構売れた本ですしね。

「お駄賃貧乏」とは

さて、劇中で貧乏になる人間にはこの3パターンがいるのだと語るシーンがあった。

  • ドリーム貧乏
  • ガネーシャ貧乏
  • お駄賃貧乏

1つ目は「夢を追いかけるあまりまわりが見えていないので貧乏のまま」の人間であること、2つ目は劇中のガネーシャ(おっさん)のように、「目の前の誘惑に勝てずに貧乏のまま」の人間であること。

そして3つ目のお駄賃貧乏はこういうことらしい。

それから幸子さんは僕の部屋の貧乏臭さをこれでもかというくらいホメてから、 「それでは、貧乏になる人の最後のタイプですが」  紙ナプキンに書かれた『お駄賃貧乏』を指差した。

「勤太郎さんは子どもの頃、ご両親から『お使いに行ってくれたらお駄賃をあげる』とか『宿題をしたらお小遣いをあげる』とか言われたことはありませんでしたか?」
「言われたことあったけど、それがどうしたの?」

すると幸子さんはにっこりと笑って言った。 「それが貧乏の始まりなんですよ」

幸子さんは続けた。 「そういう形でお金をもらってしまうと、『お金』=『嫌な作業をするともらえるもの』という考えを持つようになります。しかも作業をする前からもらえる金額が決まっているので『いかに楽して作業を終わらせるか』ということばかり考える人になるでしょう。こうして子どもの頃にもらった『お駄賃』が、アルバイトの『時給』になり、会社の『給料』になります。」

「すると給料の範囲内でしか仕事をしませんし、仕事をできるだけ減らそうと考えるので給料が増えることはありません」

確かに言われてみると、僕が会社に勤めていたときは「早く終わらないかな」とか「少しくらい休んでもバレないだろう」と考えてしまうことが多かった。

それは、小学生のときにお使いの間に道草をしたり、宿題をやったフリをして遊びに行っていたのと変わらないのかもしれない。

性格的にお駄賃貧乏

自分の性格は、まさしくこの「お駄賃貧乏」に陥っていた。

不労所得とは程遠いであろう、フルタイムで働く必要のある本業を無意識に下に見ているあまり「いかに手を抜くか」「いかにして早く仕事を楽に終わらせるか」ということばかりを考えていたフシは、確かにあった気がする。 (実際、ブログタイトルもこんなんだし、ねぇ)

 

ただ僕が実際問題、貧乏かと言われるとあまりそうでもなかったりする。 20代の中ではそれなりの資産もある(と思う)し、ブログ等の副収入も結構あるということを考えたら、言われるほど金銭的には貧乏じゃないんだよな…。

でも、性格的には非常にひねくれてるというか、考え過ぎで損をしている部分というのはかなりあるんじゃないかなという気はしてる。 性格で損しているということに身に覚えがありすぎて、金銭的に貧乏じゃないにせよ、心が貧乏人そのものだったのかもしれない。

色んな物事に熱心になれずに手を抜くクセというのは、仕事でも趣味でも人生でも結構みられた気がするなあ。 そう考えると、結構ハッとさせられる考え方だった。

 

お駄賃貧乏にならないようにするには

このお駄賃貧乏にならないようにするための優等生的な解答は「どんな仕事でも熱心にこなす」というようなことになるのだろうけど、それはそれでまた違う気がする。

どれだけ熱心に骨身を削って働いたからといって、貧乏から脱出できるという保証は現在の日本にはない。 劇中では幸子さんはこのように語っているけど、なかなか頑張った分だけお金を貰えるという状況は少ないよね。

「──『逆』にすればいいんじゃないでしょうか」
「逆?」
「はい。お金は『嫌な』作業をするともらえるものじゃなくて、『楽しい』ことをするともらえるもの。 もらえるお金の量はあらかじめ決まっているのではなくて、お客さんを喜ばせた分だけもらえるもの、という風に」

「でも、そんなことできるのかな?」

社会的には非・模範解答だろうけど、一番いいのは「少ない労力でお金が勝手に入ってくるように仕向ける」ということなんじゃないかな。

お駄賃のために働くのではなく、お駄賃が自動的に入ってくるように働くのがベストだと思う。

…結局僕が行き着く結論はやっぱり不労所得なのだけど、お駄賃のために不毛に働き続けることを選ぶよりは、少しずつでも不労所得を増やしていこうという姿勢の方がよっぽど健全じゃないかな。


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