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はいこんにちわ。 いよいよ梅雨も明けて暑くなってきましたね。 ホント暑くて、何をやるのもめんどくさい季節です。 特に働くのめんどくさい。

まあそれは良いとして。 20代が投資信託を買っていく際に重要になるのは「損しないこと」です。

大損さえしなければ、時間的な複利+再投資のメリットで資産は増やせます。 これは20代・30代特有のアドバンテージなので、しっかり利用したいところ。


20代から資産形成をスタートすべき大きな理由とその方法 | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

そうした損しない投資信託を選ぶためには、逆にどういった投資信託に投資すると損する可能性があるのかを把握しておく必要がある。 長期投資に向いていない投資信託は避けよう。

というわけで、(僕の実体験に基づいた)気をつけるべきポイントをちょっとまとめておきます。

 

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1.特定業種への投資信託は避ける

投資信託というものを調べてみるとすぐわかるのだけど、ものすごい数が存在します。 2015年で5600本。

色んなカテゴリがあるけども、特定業種を投資対象としている商品、いわゆる「テーマ型ファンド」は避けておいた方が無難かと。

テーマ型ファンド

テーマ型ファンドというものは、例えば「介護業界」「IT業界」「新興国」「シェールガス」というような特定のカテゴリについて集中的に投資していくというタイプのもの。

例えばこんな名前のファンドが多いです。 ちょっと調べてみた人ならわかると思うけど、よく目にします、こういうの。

  • ○○応援ファンド
  • ○○コース (愛称:○○)
  • 日本○○株オープン
  • 新興国○○ファンド

自分がどういったものに投資しているのかわかりやすいので、投資をしている! という実感は湧きやすいのだけど、限定的なカテゴリへの投資は一人負けする可能性もあるということをハッキリ認識しておかないといけない。

テーマ型は長期投資に向いてない

「長期投資できるか」という観点で見ると、その特定のカテゴリがいつまでも伸び続ける可能性は低いので、「長期投資には向いていない」と考えるのが自然です。

例えばかつての「ITバブル」が起きた頃はIT系企業に限定投資するテーマ型ファンドが流行ったそうです。 が、現時点で残っているファンドはほとんど無い、というのが実情。

 

また、投資信託を販売する企業側の戦略としても、これから伸びる業界というよりも「既にある程度伸びていてあまり伸びしろのない業界」をチョイスすることが多いみたいです。 

世間的な関心が高いものがこうしたテーマ型ファンドに選択されるので、既に関心が高まりきっているもの、つまり株価が一番高い状態で、今後下がる可能性が高いものが多いということになる。

購入する側からすれば、これから伸びると思うから買うはずなのに、実はもうあまり伸びしろがない事が多いというのは結構残酷なもんです。

投資するならこれぐらいのくくりのカテゴリが良い

20代・30代の時間的アドバンテージを考慮すると、あんまりこうしたテーマ型ファンドは選択肢に入ってこないんじゃないかなと。

それならば、下記のようなもっと広いくくりに分散投資するファンドの方が、長期的に継続される可能性も高いです。

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 先進国株式
  • 先進国債券
  • 先進国REIT
  • 新興国株式
  • 新興国債券

三菱UFJが販売するeMaxisシリーズなどは明確で、上記の1カテゴリで1商品という販売を行ってます。


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2.特定通貨建ての投資信託は避ける

海外の特定の通貨建てで投資するものも極力避けておいた方が無難でしょう。

為替レートというものは世界の情勢で大きく変動するので、特定国の通貨で投資をしていると、その通貨の価値が高まれば得をする反面、大損する可能性もあるわけです。

新興国の金利は比較的高いと言われているので、利回り自体は良いものが多いのだけど、新興国通貨は変動幅が大きいので、大きく損をする可能性も高いというわけです。

基軸通貨であるドルを覗いて、特定国通貨建ての投資信託、特に新興国は避けておくべき。

たとえば、これはブラジルの通貨・レアルの日本円のレート。 2015年の2月頃から価値が46円台→38円台に大きく下落してしまってます。
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こうなると、ブラジルレアル建てで投資する投資信託も当然価値が下落します。 投資額が大きいと、100万円近く価値が落ちたりして大損することもあります。 まあ、僕のことなんですけど。


ブラジルレアル急落! ブラジル系投資信託の価格も急落したけどどうするべきか | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

こうしたことも踏まえると、なるべく特定国の通貨への投資信託も避けておくべきと言えるでしょう。

ここ近年は新興国の成長度合いも低くなってること、特定国の経済が不安定になっているニュース(ギリシャや中国)ことも踏まえると、特定国のみに限定投資して一人負けをするのはなるべく避けておきたいところ。

 

ちなみに今回のブラジルレアルの場合、価値が下落しきってから売ってしまうと損をするだけで終わってしまうので、僕は塩漬け(放置)しておくことにしました。 通貨レートは下落することもあれば、上昇することもありますからね。

うまくレートが上がった段階で売り払って、今度はもっと分散投資される商品を選ぶことにします…。 これ以上下落したら、もう目も当てられない。笑

まとめ

投資信託の場合、しっかりと分散投資されているものを選ぶ、というのが一番簡単かつ無難に資産を増やしていける道です。

株式やFXと違って、「これから上昇するものを見定めて買い、売り抜ける」のではなく「今後ゆるやかに上昇するものを分散的に購入して、その恩恵を徐々に受ける」というのが投資信託を選ぶ本来のメリットですからね。

前者のような特定カテゴリへの投資をしたい場合、投資信託だとコストもかかるわけなのでメリットがないです。 自分で選んで株式を購入した方が良いんじゃないかしら。

投資の楽しみとしては確かに特定カテゴリを自分で選んで決めたほうが面白いのだけど、資産形成という点ではオススメできないなという感じですね。

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