ぼくは20代前半ごろから、毎月分配型の投資信託を保有していました。
先日、すべての毎月分配型を売却しましたが、購入したタイミングが良かったのか、トータルリターンはプラスで終えることができました。
ズルズル持ち続けていた毎月分配型の投資信託をすべて売却しました 8年間のトータルリターンを公開します
基本的に、毎月分配型はデメリットが強調されて紹介されます。
確かに、購入した元本を切り崩しながらも分配を続けることになる毎月分配型は、資産形成には不向きであることは間違いありません。
何かと悪者の扱いを受ける毎月分配型。
でも、もしかしたら何かしらのメリットもあるんじゃなかろうか?
そう思って、20代・30代の若者が毎月分配型を購入するメリットを考えてみました。
少々無理がある「取り立ててメリットを挙げてみたら出てきた」程度のか細いメリットですが、こんなものもあるということで、ご参考までにどうぞ。
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この記事のポイント!
- メリット1:「不労所得とは何たるか」をすぐに体感できる
- メリット2:投資の入口としてわかりやすい
メリット1:「不労所得とは何たるか」をすぐに体感できる
毎月分配型は、保有した直後から分配金の形で毎月お金が振り込まれます。
細かい計算は省きますが、例えば100万円の毎月分配型を購入すると、毎月の分配金が1万円となるファンドがあります。
この1万円は毎月安定して入ってくるので、「不労所得」となります。
購入した次の月から、「不労所得」が手に入るのです。
不労所得というものを知らない人にとって、毎月分配型は「不労所得とは何たるか」をすぐに体感できる方法のひとつでもあります。
不労所得を知らないほとんどの人にとって「お金は働いた時間に応じて入ってくるもの」という感覚があります。
本来は、その考え方から脱却して「お金は仕組みに応じて入ってくるもの」という感覚に切り替えていかなければなりません。
毎月分配型の投資信託を買うだけで、収入源がひとつ増えます。
すると、不労所得を得ることこそが収入源が増やせる方法だということを、感覚的に理解しやすくなるはずです。
実際、ぼくがそうでした。
毎月分配型を得るまでのぼくは当然ながら収入源は給料が100%です。
そこに分配金という不労所得が入ったことで、ぼくの中でのお金を稼ぐ方法についての認識が、大きく変わりました。
「不労所得を増やせば、それだけで生活できる!」というのが、ぼくの中で現実味を帯びたのです。
メリット2:投資の入口としてわかりやすい
投資というと、やはり難しいイメージがあります。
そして、若者からすると「まだ先でいいや」と投げ出してしまいがちなところも。
もちろん、本当は投資ははじめるのが早ければ早いほどよいものなので、「まだ先でいいや」と投げ出してしまうのはかなりもったいない、機会損失です。
その点、投資の入口としては投資信託は最適です。
その中でも、毎月分配型は「○円買えば毎月○円の分配金が出る」というのがハッキリしているので、わかりやすいです。
長期的な投資をするためには毎月分配型が最適とは決して言いづらいですが、投資の入門、投資の入口として考えると、わかりやすくて間口の広い方法でもあると思います。
ただ、やはり入口として買うぐらいにとどめておいて、そこからもっと割の良い低コストなインデックスファンドに、最終的には移行したいものですね…。
まとめ
- メリット1:「不労所得とは何たるか」をすぐに体感できる
- メリット2:投資の入口としてわかりやすい
だいぶ無理をして、メリットを挙げました。(笑)
こうした「投資の世界に参加するキッカケ」として利用するのは良いですが、長期で利用するものではないことも確かです。
こうしたメリットがあるからと言って、20代の投資初心者に毎月分配型を買うことをオススメするかというと、正直いってしません!!
なので、あくまで参考までにとどめておいてくださいませ。
それでは!
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