海外旅行でなにかと役に立つ通貨は、やはりUSドルです。

基軸通貨とされているだけのことはあり、どんな国のどんな両替所でもUSドルの両替は通用します。

海外で日本円を両替できる両替所もそれなりに多いけれど、やはり日本人の多い観光地に限られるイメージが、やはりありますね。

東南アジアにはカンボジアなど、USドルが普通に流通していて、支払いに使える国などもあります。

 

さて、以前カンボジアを訪問する際、ぼくはそのUSドルの調達にマネーパートナーズを利用しました。

マネーパートナーズの外貨両替サービスを使うと、日本国内の空港にて手数料最安でUSドルの現物が受取可能です。

事前の口座開設などの登録が必要だったり、両替を依頼してから受取まで数日のタイムラグがあるなどのデメリットもありますが、日本国内の空港で両替をするよりも大幅に低い手数料でUSドルの現物を手に入れることが可能です。

 

ということで今回は、マネーパートナーズを使って、羽田空港で実際にドルを受け取るところまでをまとめてみました。

海外旅行や、日本国内でドルを入手する最安の方法として、ご参考までにどうぞ。

 

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この記事のポイント!

  • マネーパートナーズなら、FXの外貨両替の仕組みを利用して低い手数料でドル両替が可能
  • 事前の登録や申請が必要などのデメリットあり
  • しかし、空港で外貨を受け取る際の手数料は最安!
  • この記事では、登録から申請、受取までをすべてまとめました

マネーパートナーズのドル両替の仕組み

さて、そもそもマネーパートナーズとは何なのでしょう?

簡潔にまとめてしまうと、マネーパートナーズはFXの企業です。

FXとしてのサービスを運営するかたわら、ユーザが口座に保有している日本円を「格安の両替」という形で交換して、空港の店舗で受取可能にしてくれているのがマネーパートナーズの独自サービスなのですね。

このマネーパートナーズの外貨両替サービスの対象となっているのは、2018年5月時点で下記の6通貨です。

  • USドル
  • ユーロ
  • イギリスポンド
  • スイスフラン
  • 韓国ウォン
  • 中国元

FX企業だからこそ手数料が安くできる

もともと、FXは為替取引の手数料(スプレッド)が、銀行や両替所などと比べてかなり小さいのが特徴です。

銀行などの機関が1ドルあたり3〜6円というような大きな手数料を取っている半面、FXで為替取引をする際に取られる手数料は1ドルあたり0.1~0.2円ほどと、かなり小さく設定されている場合がほとんどです。

このFXでの、手数料が小さな為替取引というメリットを活かして、この仕組みで外貨両替できるようにしたのがマネーパートナーズの独自サービスなのですね。

もともと外貨両替のためのサービスとしてではなく、FX企業の競争の中での差別化として、こうしたサービスを提供している…だから安い! そう考えればよろしいかと思います!

☑ マネーパートナーズはFXの仕組みを使って外貨両替をしているので安い

マネーパートナーズと空港両替の手数料比較

ということで、実際の手数料を見てみましょう。

こちらの図は、実際に羽田空港の国際線ターミナルの両替所にて100ドルと500ドルとで両替しようとした場合の、スプレッドと手数料を並べてみたものです。

(2018年1月時点で現地にてチェックした手数料です)

100ドル両替した場合

 羽田空港
Travelex
羽田空港
三井住友銀行
マネーパートナーズ
両替
1ドルごとの手数料
(スプレッド)
¥6¥3¥0.20
100ドル交換
スプレッド
¥600¥300¥20
事務手数料¥0¥0¥500
合計手数料¥600¥300¥520

500ドル両替した場合

 羽田空港
Travelex
羽田空港
三井住友銀行
マネーパートナーズ
両替
1ドルごとの手数料
(スプレッド)
¥6¥3¥0.20
500ドル交換
スプレッド
¥3,000¥1,500¥100
事務手数料¥0¥0¥500
合計手数料¥3,000¥1,500¥600

 

基本的に、空港での両替所はレートが悪いものとされています。

日本国内で、海外の通貨に変えようとした場合のレートはかなり悪く、1ドルあたり3〜6円ものスプレッドが発生してしまうということも。

500ドルの両替で、3,000円も手数料で差し引かれます。

これは、全体の6%も手数料で取られている、ということになりますね。

 

マネーパートナーズの場合、スプレッドは1ドルあたり0.2円と、劇的に低くなります。

最低手数料が500円かかりますが、最小の両替単位である100ドルで交換した場合でも、トータルは両替所よりも安くあがります。

マネーパートナーズでのドル両替をする上での注意点

手数料上ではメリットしかないマネーパートナーズでの両替ですが、いくつか注意点があります。

  • 最低手数料500円が必ずかかる
  • 両替の申請から受取まで、1週間の時間がかかる
  • 受取可能時間が営業所の営業時間内のみ (深夜受取が不可)

 

一番の注意点は、両替が可能になるまで1週間のタイムラグがあるという点です。

事前の口座開設から入金までを完了して、そこからさらに申請後1週間待つ必要があるので、そうそう簡単に両替ができません。

1〜2週間後に迫った旅行のために口座開設…というのは、少々ギリギリすぎるかもしれません。 事前に準備をしておきましょう。

 

また、両替したドルの受取時間は、それぞれの空港の店舗の営業時間内でしかできません。

早朝便・深夜便に乗る場合や、空港到着から飛行機のチェックインまでの時間的余裕がない場合などは使いづらいというデメリットもあります。

 
  • 成田空港第1ビル: 9:00〜18:00
  • 成田空港第2ビル: 9:00〜18:00
  • 羽田空港国際線T: 6:00〜23:00
  • 関西国際空港:   5:45〜23:30
  • 中部国際空港:   7:00〜22:30

各店舗の詳細はこちらからどうぞ。

空港での受取方法 | FX・証券取引のマネーパートナーズ -外為を誠実に-

マネーパートナーズでのドル両替の流れ

さて、実際に日本円からドルに両替する場合の全体的な流れはこのような感じです。

  • マネーパートナーズに口座をつくる(登録する)
  • マネーパートナーズに日本円を入金
  • ドル両替を申請
  • (1週間ほど待つ)
  • 空港で両替したドルを受け取り

手順1:マネーパートナーズで口座開設する

マネーパートナーズのサービスを利用するためには、当然ながらまずはマネーパートナーズの口座をつくる必要があります。

口座開設はこちらからどうぞ。

手順2:マネーパートナーズに入金する

マネーパートナーズの口座が作成できたら、続いては日本円を入金してドルに交換。 そして空港でドルを受け取る申請をします。

まずはマネーパートナーズに入金してみましょう。

トップページの「資産管理」→「クイック入金」へ。

 

クイック入金は、下記の7つの金融機関からであれば、即時送金できる機能です。

  • 三井住友銀行
  • 楽天銀行
  • ジャパンネット銀行
  • みずほ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • ソニー銀行

 

今回は楽天銀行から6万円を振り込んでみます。

「入金元となる金融機関を選択」では「楽天銀行」を、入金先を「会員残高(未使用分)」を選択します。

続いて「入金額を入力」にて両替する金額を入力して、「クイック入金確認」へ。

 

確認画面で、内容をチェックします。

 

次の画面では、送金する金融機関のログイン画面に切り替わります。

それぞれの金融機関の自分の口座でログインして、先に進めていきます。

 

「入出金照会」で確認すると、入力した6万円が即時振り込まれているのがわかります。

これで、マネーパートナーズへの入金は完了ですね。

手順3:マネーパートナーズでドル両替の申請をする

そしたら、次はようやくドル両替の申請です。

マネーパートナーズのトップ画面上から「外貨受取(空港)」を選びます。

 

続いて「空港受取の手続きを行う」へ。 

 

同意して次へ進みます。

 

両替する通貨の選択画面です。

今回はUSドルなので「米ドル」を選択。

受取場所の指定です。

ここでは「羽田空港」を選択しました。

 

ここではじめて、受取日の指定が可能です。

この申請を行っていたのが1月11日(金)で、実際に受け取れる最短が1月19日(金)。 まるごと1週間かかります。

 

このように、カレンダーからでも指定可能。

 

両替するドルのパックを指定します。

マネーパートナーズの場合、1ドル単位で両替できるのではなく、最低単位100ドルからのパックで指定して両替する…という形になっています。

指定したパックによって、中にはいっている紙幣の額面と枚数が変わるので、お好みで選択しましょう。

(たとえば、100米ドルパックを5セット頼むと、1米ドルが50枚入ってくる、など。)

 

両替ですので、その当日のレートで両替金額が計算されます。

ここでは既に事務手数料の500円と、0.2円のスプレッドが既に含まれた数字になっていますね。

 

最後に、両替の目的を聞かれます。

最後に内容を確認してOKなら「手続きを確定する」をクリック。

依頼が完了したら「受付番号」が発行されるので、この番号をメモしておきましょう。

手順4:ドルを羽田空港で受け取る!

さて…ここまで長かったですが、ようやくドルを受け取ることができるようになりました。

手順3で指定した日にちに、指定した空港へ向かいます。

 

ぼくが今回指定したのは羽田空港の国際線ターミナル。

羽田空港の場合、マネーパートナーズで両替したドルを受け取るのはTravelexの両替所になります。

一般の両替所で「マネーパートナーズで両替したドルを受け取りに来ました」と話すことで、その外貨が受け取れるという仕組みですね。

もちろん、すでに入金・両替済みなので、この場で日本円を出す必要はありません。

羽田空港国際線ターミナル・Travelexの場所

ということでマネーパートナーズのドル受取が可能なTravelexは、羽田空港国際線ターミナルの3階にあります。

3階のモノレール・京急線入り口から出てすぐ、案内カウンターがあるのでそこの左に曲がります。

 

ちょっとスッキリしたエリアに、Travelexがあります。

 

このように「マネーパートナーズ 外貨受取サービス」と書いてあるので、すぐわかるはず!

地図上でいうと、このあたり。

羽田空港・国際線ターミナルにはTravelexの店舗が2つありますが、「ターミナル駅店」がマネーパートナーズの受け取り場所です。

外貨両替専門店 トラベレックス | 羽田空港国際線ターミナル駅店

受け取ったドルを確認してみよう

この窓口で「マネーパートナーズで両替したドルを受け取りに来ました」という話をすると、名前やパスポート、受付番号などを確認されます。

手続きが済んだら、このようなパックが渡されます。

 

なるべくすぐに、中身を確認してみましょう。

しっかりとドル紙幣が入っていました! これで一連の流れはすべて完了です。

受取の所要時間は3分ほどで、すぐおわります。

まとめ

  • マネーパートナーズなら、FXの外貨両替の仕組みを利用して低い手数料でドル両替が可能
  • 事前の登録や申請が必要などのデメリットあり
  • しかし、空港で外貨を受け取る際の手数料は最安!
  • この記事では、登録から申請、受取までをすべてまとめました

 

上でも書いたとおり、早朝便・深夜便だと少々使いづらいかもしれません。

もし、日中の便であれば、少し早めに到着してドルを受け取ってフライトし、現地で使う。

という流れも、十分可能ですね!

 

以上、ご参考までにどうぞ。

それでは!

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