先日まとめてみたぼくのポートフォリオについて、ちょっと思ったことがあったので続けてお話したいと思います。

怠け者・2017年7月時点の資産総額とポートフォリオ

 

上記の記事でカテゴリ別の資産比率を見てみると、日本円が全体の24%と、ほぼ4分の1を占めていました。 金額としては320万円ほど。

日本円の比率が少々高いような気がしますが、生活防衛資金として日本円を保有しておくことを考えると、これぐらいはあっても良いのかなと思ったりもしています。

そもそも生活防衛資金って、なんなんでしょう? その辺をまとめてみますね。

 

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生活防衛資金とは

生活防衛資金とはその名の通り、生活を守るために貯めておく資金のこと。

仮に無収入になってしまったとしても生活していけるだけのお金を貯めておくことが、生活防衛資金を貯めておくことだといえます。

生活防衛資金を貯めておくことで、突然のリストラや不景気時に収入が途絶えた際にも問題ない生活を続けることができるわけですね。

いわば生活防衛資金は「安心を得るための貯金」というところです。

日本人は貯金大好きなので、無意識のうちに生活防衛資金を確保している人は、実は多いんじゃないでしょうか。

生活防衛資金(無リスク資産)のカテゴリ

実際に生活防衛資金を貯めるとしたら、どんな資産を貯めていけば良いのでしょう?

生活防衛資金は基本的は無リスク資産、つまり「日本円の貯金」「国債」などがこれにあたります。

「元本保証」とされている資産は、基本的に無リスク資産であるといえます。

正確には日本円貯金なども完全なリスクゼロではないのだけど、他の資産と比べた際にリスクが相対的にかなり低くなるので、一般的には無リスク資産と呼ばれてます。

リスク資産のカテゴリ

逆にリスク資産は「株式」「REIT」「投資信託」「外貨預金」などがこれにあたります。

投資信託の中でも日本国債インデックスなどは無リスクに近いものですが、元本割れの可能性がある以上は、リスク資産の方に分類されると考えていいでしょう。

無リスク資産とリスク資産

  • 無リスク資産:日本円貯金、国債 (生活防衛資金はこっち)
  • リスク資産: 株式、REIT、投資信託、外貨預金

生活防衛資金はどれぐらい貯めておけばいい?

さてこの生活防衛資金、いったいどれぐらい貯めておけばいいんでしょう?

正直なところ、これは人それぞれです。

 

一般的には、6ヶ月〜2年間分の生活に必要な費用を貯めておいた方がよい、とされているようです。

例えば月々の生活費が15万円なら、90万円〜360万円分の無リスク資産があると安全域、という感じです。

  • 15万円×6ヶ月=90万円
  • 15万円×24ヶ月=360万円

その人の収入のスタイルによって必要な生活防衛資金は変わる

でも、これはその人の月々の収入、そして職種などによって変わってきます。

例えば一般企業の正社員の人などの場合。

突然のリストラに遭う確率も、不景気時に突然収入が途絶える確率も低いわけなので、生活防衛資金をまるまる2年間分、フルに用意しておく必要はないはずです。

そうなると、まあ念のため半年分の90万円分ぐらいがあれば安心・安全でしょう。

☑ 会社員は半年分ぐらいの生活防衛資金があればOK

そんな基準もあって、20代〜30代であれば銀行口座に現金100万円ぐらいが残っていれば大丈夫だろうから、その他の分は積極的に投資に回していこうとも、このブログで話しています。

生活防衛資金を確保するのも重要ですが、かといって資産をすべて無リスク資産で運用するのも、お金の機会損失であることもまた事実なのです。

ブロガーや自営業は生活防衛資金が多めな方が良い

逆に、ぼくのようなブログからの広告収入が生活のメインの柱になっているような人間の場合、急激な不景気になると突然、収入が途絶える可能性が大いにあるわけです。

(不景気時に真っ先に削られるのは、やはり各企業の広告費なわけだから…)

そう考えると、一般企業の正社員様よりも長い期間の生活防衛資金を確保しておかないと、万が一の際に生活が出来なくなってしまうわけですね。

そうなると、2年間まるごとの生活防衛資金である現金360万円ほど確保しておくことは、突飛な貯金額という感じでもないように思います。

(2017年7月現在の現金資産は320万円程度。)

まあさすがに2年間まるごと無収入になることは多分無いだろうから、実質的には1年ちょいぐらいの生活防衛資金、無リスク資産を常に保有しておけば安心かな、と考えていたりもしますが。

(さすがに無収入な時期が長期間続いたら、別の働き方を考えますw)

 

それでも、安心・安全を得るために一定期間分の生活防衛資金を確保しておくことは、とても重要なことだと思います。

自分の収入スタイルと生活費に合わせて、生活防衛資金を確保しつつ、余裕資金はどんどん投資に回していきましょう!

それでは!