こんな記事を読んで、ちょっと感じたこと。
日本の学生のパソコンスキルは、先進国で最低レベル | ビジネス | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
OECD(経済協力開発機構)の国際的な学習到達度調査『PISA 2009』によると、日本の15歳の生徒のうち「自宅にパソコンがあり、自分もそれを使う」割合は70.8%。45か国の中で6番目に低い。
日本では、10代のおよそ半分が自分のパソコンを持たず、3割は家族との共用もしていないことになる。
先進国の中では、若者がパソコンに触れる頻度が突出して低い社会だ。
僕はこの国では「情報弱者イコール貧乏」という図式が成り立つと思ってるんですよね。
汗水たらして働けば裕福になる時代が終わっているのだから、賢くなければ貧乏人のまま、一生を終えることになるだろうと思ってる。
先進国の若者こそコンピュータスキルが高くないと生き残れないだろうという反面、この結果はなかなかシビアなようですね…。
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「パソコン所持率が先進国最低」という数値のもつ意味
日本の若者のスマートフォン所持率75%、ノートパソコンの所持率43%ほど。
この調査の数字が持つ意味を考えてみると…。
スマートフォンは確かに便利だし、情報を利用することが格段にやりやすくなった。 実際、現代の社会への恩恵はすごく大きいと思う。 だって、僕自身もスマートフォンとクラウドサービスさえあれば手帳もメモ帳も持たずに効率的に働くことができているからね。
ただ、スマートフォンの場合はデータの入力や発信がしづらいのが難点。 物理的なキーボードと比べると、入力効率は圧倒的に落ちるし、マルチタスクもとてもやりづらい。
PCのデータ入力効率が10としたら、多分スマホの入力効率は4ぐらいまで落ちると思う。
ちょっとしたチャット程度ならスマートフォンでも十分なのだけど、何か情報を発信しようとするとやはりパソコンが必要です。 パソコンの所持率が低いということは、マクロな視点で見ると情報の発信が不得意であるという図式になる。
日本人は情報の発信が苦手?
そう考えると、日本人は情報を利用することは出来ても、それを加工したり出力して発信することが下手だということが推測できてくるんですよね。
実際、アニメやゲーム、音楽などのコンテンツを消費することはできても、自分で何かを発信したり形にできる人はだいぶ少ないよなー、と世間を見ていて思うわけです。
情報を発信したと思ったら、Twitterで炎上するような倫理的におかしな写真をアップロードしちゃうというリテラシーの低さ。 笑える。 いや、笑えないけど。
お仕事上のコンピュータスキルを見ていても、他の人が見やすい表を作ったりだとか、見栄えを考慮したプレゼン資料を作ったりだとかのスキルが長けている人を見掛けることは若者(も、おじさん達も含めて)にはほとんどいないよな、と感じます。
さきほどの記事の2ページ目にもグラフ化されているのだけど、日本の若者のコンピュータスキルの低さときたら。 タイやパナマの平均より低いというのだからすごい話。
若者のコンピュータスキルの低さ
さっきの記事ではこんなことも書いてる。
日本の若者のパソコンスキルは他国と比較すると驚く程低い。
それはコンピューターを使う必要に迫られていないからだろう。 パソコンの所持率は低く、基本的なスキルが身に着いていない。
今の教育のリアルな現場はあまり知らないけど、確かに授業で表計算やプレゼンテーション資料を作成して、実際にプレゼンをさせるという教育はあまり行われてなさそうだ。
実際に授業で使わない限り、こうした仕事に直結するようなスキルってなかなか育たないよね。 自分からExcelとかPowerpointに興味持って勉強する若者って、そうそう居ないでしょ…。
小学校から大学まで、16年近く学生生活を送っている時間があったのに、会社に入らないとExcelやPowerpointに触る機会がないというのは、なんとも情けない話。
数字や単語の暗記をする前に、実際の仕事に直結するスキルを学ぶ方がよっぽど有意義だと思うんだよなあ…。
不労所得を得るためのコンピュータスキルを学ぼう
まあ、ExcelやPowerpointといった、社会人としての一般常識的なPCの使い方は別にどうでもよくて、僕が本当に必要だよなというのは情報を発信するスキルの方だと思う。
コンテンツを消費するばかりの人間は、コンテンツを生み出す能力がないために、お金を支払うことしかできない。 ソーシャルゲームのガチャガチャとかが良い例ですよね。
その反面、コンテンツを生み出したり発信したりする能力がある人間は、大なり小なりその能力を使ってお金を手にしたり、不労所得を生み出したりできるのだから。
なので20代、もしくは10代の方々は、コンテンツを消費するばかりではなくコンテンツを加工したり生み出したりして発信するコンピュータスキルを、どんどん得ていくことが一番重要なんじゃないかなーと、僕は思いますね。
一例
僕の場合、Windowsがまだ95か98ぐらいの時期に知り合いから不要になったパソコンを貰ったりして遊びながら、Web1.0というような時代のホームページ(アクセスカウンターとかが乗っているような…)を作ったりしてました。
まあ、当時のホームページは今となっては黒歴史といえるような代物だけど、FTPでファイルを送信したりだとかCGIを動かしてみたりだとか、HTMLを自分で手打ちしてみたりだとか、ホームページをつくって情報を発信するという行為は好きだったのだよね。
ただ、僕が始めた当時は収益化の手段もなかったので、そのスキルをお金に繋げることはできずに、一時期ホームページ作成からは離れてました。
が、ここ数年ではかなり精力的にブログを作成・更新したりして不労所得を手にしたりしてます。 たぶん小学生頃からPCを触って何か制作活動をしてきていたということが、自分にとっての基礎になっていると思う。
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ちょっと自慢ぽくなっちゃったのだけど、それだけ若いころからコンピュータスキルの基礎を積んでおけば副収入や不労所得を手に入れるチャンスも増えるということです。
汗水たらして長時間働けば裕福になれる時代じゃないからこそ、若者は年寄り連中より優位性を持つために、コンピュータスキルを持ってないといけないと思うんですよね。
しかし現実は、スマートフォンもパソコン所持率も先進国最低であるという事実。
この国の未来に不安を覚えている20代、もしくは10代の方々は「不労所得が欲しい!」と思う前に、まずはコンピュータスキルと知識をしっかり身につけておかねばなるまい。