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これからバランス型投資信託を買うのなら、このファンドがオススメかも。

 

2016年9月から、大和投信より新しい投資信託のシリーズ「iFree」が登場しました。

近年の流れに沿ってコストを徹底的に抑えた魅力的なシリーズとなりそうな予感がしていますが、ぼくとして一番気になるのは「8資産均等のバランス型ファンド」がラインナップにあることです。

8資産均等の配分比率で投資するファンドとしてはeMaxisシリーズの「バランス 8資産均等型」がメジャーですが、どうやらこのiFreeバランス、eMaxisの対抗馬となりそうです。

eMaxisバランス8資産についての記事はこちら!

「eMaxis バランス(8資産均等型)」を見てみる | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

 

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iFreeシリーズ

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iFreeシリーズは大和投信信託が運用する、2016年9月に設定されたばかりの投資信託シリーズです。

ダイワの名の付く証券会社で今回のような低コストの投資信託シリーズを運用すること自体が少し意外に映ったのだけど、今回の大和投資信託は「大和証券のグループ会社」です。

なのであくまで、大和証券本体とは別会社ということなのですね。

 

iFreeでは国内・海外の株式インデックスから債券、REITまでと幅広い資産を対象としていますが、特徴はとても低い手数料です。

シリーズ全体を見渡しても信託報酬が0.19%〜0.36%と、似たような投資信託シリーズの中でもかなり低い水準に設定されてます。

iFreeシリーズの公式ページはこちらです。

iFree / 大和証券投資信託委託株式会社

 

iFree 8資産バランス

さて、今回見てみる「8資産バランス」は主要8資産を対象としたバランス型投資信託です。

項目内容
(2016年10月時点)
投資対象・国内株式
・先進国株式
・新興国株式
・国内債券
・先進国債券
・新興国債券
・国内REIT
・海外REIT
運営会社大和投資信託
信託期間無制限
設定年月2016年9月
純資産額2億円
基準価額の傾向
(ベンチマーク)
各資産の
指標インデックスと連動

9月に設定されたばかりの投資信託なので、純資産額は10月末時点で2億円規模と、まだまだ小さい状態です。

ただ、後に書くとおり手数料が非常に小さく設定されているので、今後バランス型投資家が新規購入、積立購入をしてくるはずです。

なので、継続的に伸びてくると思います。

iFree 8資産バランスのページはこちら。

iFree 8資産バランス / ファンドトップ / ファンド情報 / 大和証券投資信託委託株式会社

投資対象

投資対象と指標インデックスは以下の通り。

資産インデックス組入比率
国内株式TOPIX12.5%
先進国株式MSCIコクサイ指数12.5%
新興国株式FTSE RAFI
エマージングインデックス
12.5%
国内債券NOMURA-BPI
総合指数
12.5%
先進国債券シティ世界国債インデックス12.5%
新興国債券JPモルガン
ガバメント・ボンド・インデックス
エマージング・マーケッツ
グローバルダイバーシファイド
12.5%
国内リート東証REIT指数12.5%
海外リートS&P先進国REIT指数12.5%

8資産均等ということで、すべて12.5%の均等な配分を目標としています。

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資産別構成

初月の月次レポート(2016年9月分)に記載されていた、資産別構成と通貨別構成は以下の通りです。 12.5%目標なので、実際の数値はもう少しブレがありますね。

資産比率
外国債券24.4%
外国株式23.6%
外国リート12.6%
国内債券12.3%
国内リート12.3%
国内株式12.1%
外国投資証券0.6%
国内株式 先物0.2%
外国株式 先物0.2%
国内リート 先物0.1%
コール・ローン
その他
2.1%

通貨別構成

通貨比率
日本円37.9%
米ドル24.2%
ユーロ7.5%
ブラジル・レアル4.3%
香港ドル3.2%
英ポンド2.6%
南アフリカ・ランド2.2%
メキシコ・ペソ1.7%
豪ドル1.6%
その他14.9%

こうしてみると、新興国としてブラジル・レアルの比率が4.3%と意外に多いことが少し気になりました。

円・ドル・ユーロに続いて、4番目の組入比率です。 香港ドルや南アフリカ・ランドを押しのけてこの比率なのですね…。

 

全然関係ないけども、ダイワでブラジル・レアルとなると、レアル債オープンの苦い思い出が蘇るなあ…。 うう。

2016年 ブラジルレアルはどうなるのか | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

手数料

さて、肝心の手数料は以下の通りです。

手数料料率(税込)
購入手数料0%
信託報酬0.2484%
信託財産留保額0%

eMaxisバランスと比較してみると…

コスト面で、対抗馬となるeMaxisバランス8資産と比較してみると、こうなります。

手数料iFree8資産
料率(税込)
eMaxis8資産
料率(税込)
購入手数料0%0%
信託報酬0.2484%0.54%
信託財産留保額0%0.15%

比べると一目瞭然ですね。 現時点では、今回のiFree8資産バランスが大きくコスト面で勝っています。

 

後発組であるiFreeの方がコストが低くなるのはある意味自然なことなのだけど、実質半分のコストとなっているため、長期間で運用した場合、この大きな差がじわじわと効いてくるはずです。

今までバランス型ファンドとしては不動の地位に立っていた間のあるeMaxisが、今後どのような動きを見せるかは気になるところです。

どちらにせよ、iFreeがこのコストを維持して運用していくのであれば、今後は「バランス型といえばiFree8資産」と言われるようになってくるかもしれないですね。

ぼく自身も今後のバランス型ファンドへの積立投資をどうするか、ちょっと検討中です。

投資信託ファンドの購入については、下記の証券会社で積立購入するのが便利です。

それでは!