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先日、SBI証券にて新たに「個人型確定拠出年金」の募集が開始されていました。

どうやら法改正により2017年から、この個人型確定拠出年金の対象に新たに「専業主婦」と「公務員」が追加されるとのことで、2017年分からの契約を、SBI証券で新しく募集をしているようです。

 

そういえばこのブログでは確定拠出年金について触れたこと、ほとんど無かったのですよね。

この機会なのでちょっと確定拠出年金について、調べなおして紹介してみますね。

 

改めて調べてみると年金制度って無駄に複雑だし長い漢字の単語ばかりだしで、よくわからん!

…というところで既につまづきそうだったので、この記事ではなるべく噛み砕いた形でご紹介したいと思います…。

 

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SBI証券の個人型確定拠出年金

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SBI証券での個人型確定拠出年金の資料請求については、下記リンクからどうぞ。

SBI証券・個人型確定拠出年金

「個人型確定拠出年金」って?

そもそも個人型確定拠出年金ってなんぞや?

個人型確定拠出年金とは、一言で表すと「個人で運用する年金」です。

 

…つまりどういうこと?

もうちょっと詳しく説明しようとすると、まずは年金制度自体を少し振り返らないといけないので、そこからまとめていこうと思います。

加入することになる年金制度

通常年金と呼ばれている「国民年金」というものがあるのはご存じですよね。

国民年金は、20歳以上のすべての国民が加入することになっているものです。

 

日本の年金制度では、この国民年金にプラスして、民間の会社員が加入する「厚生年金保険」や、自営業の人が任意で加入する「国民年金基金」などがあります。

国民年金:   国民全員が加入する年金
厚生年金保険: サラリーマンが加入する年金
国民年金基金: 自営業の人が加入する年金 (任意加入)
職業加入する年金制度
サラリーマン国民年金+厚生年金保険
自営業国民年金+国民年金基金

国民年金はだれが運用してるの?

で、これらの年金は基本的に運用機関が運用するものです。

つまりは加入者が運用方法を選べるというものではない、ということですね。

運用は具体的には「年金積立金管理運用独立行政法人」という機関が行っているみたいです。 まあ、この名前は覚えなくてもいいと思います。 …長いし。

教えて!年金積立金運用 誰が運用しているの? |厚生労働省

個人型確定拠出年金は自分で運用

これらとは別に、自由に「個人型確定拠出年金」という年金を個人で運用できるようになっています。

サラリーマンの場合、「国民年金」+「厚生年金」に加えて「個人型確定拠出年金」を自分で運用することで、老後に貰える年金を更に増やすことができるよ、というのがこの制度というわけですね。

☑ 自分で運用する、自分用の年金

ちなみに、会社によっては会社で運用する「企業型確定拠出年金」という制度もあったりします。

個人型確定拠出年金は運用商品を自分で選ぶ

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でもって、個人型確定拠出年金は自分で運用することになるわけなので、どんな商品に投資をしていくかを、自分で選ぶことが出来ます。

SBI証券の場合は2016年11月現在、50件の投資信託から選択可能です。

…なんだかんだいって、結局は投資するのは投資信託なんですね。

 

種類別に見てみると、こんな感じで、ひと通りの種類の資産が揃ってます。

  • 国内株式インデックス
  • 国内債券インデックス
  • 海外株式インデックス
  • 新興国株式インデックス
  • バランス型ファンド

運用結果は個人の責任!

もちろん自分で投資対象を選ぶことになるので、運用結果は個人それぞれの責任です。

ローリスク・ローリターンを選ぶもよし、ハイリスク・ハイリターンを選ぶもよし…個人の自由というわけです。

☑ 投資対象は個人で自由に選べる!

結局は自分で投資信託で資産を作るのと同じ?

自分で自由に投資対象を選択して、それを運用して老後の年金に充てるというのが、個人型確定拠出年金の目的というわけですね。

 

そうなると、じゃあ個人で普通どおりに投資信託で運用していくのと何が違うかと言うと…実は、そんなに変わらないワケですね!

ただ、個人型確定拠出年金だと、利益に課税されないなど税制上のメリットもあったりするので、単純に個人で資産を運用するよりも、有利に運用できるという点もあるようです。

この辺のメリットやデメリットの詳細については、また別の記事で紹介しようかなと。

2017年から対象範囲が変更に!

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それとこの個人型確定拠出年金ですが、今までは「自営業」か「確定拠出年金の制度がない会社に勤めるサラリーマン」しか利用が出来ない制度でした。

2017年からの制度変更で、今後は「公務員」「専業主婦」「確定拠出年金の制度がある会社に勤めるサラリーマン」も、この個人型確定拠出年金を利用できるようになります。

 対象
従来
(〜2016年)
・自営業
・確定拠出年金制度のない会社員
今後
(2017年〜)
・自営業
・確定拠出年金制度のない会社員
・確定拠出年金制度のある会社員
・専業主婦
・公務員

 

ちなみにこの変更によって、確定拠出年金が利用できるようになる人数が4000万人→6700万人に増えるらしいです。

個人型確定拠出年金、主婦・公務員に拡大 改正法が成立:朝日新聞デジタル

どういう人が利用するべきか

さてこの個人型確定拠出年金。 どういう人が使うと便利なのだろう?

ぼくが思うに、下記の3つに当てはまる人は、利用の価値ありだと思います。

  • 国民年金だけでは不安だと思う人
  • 投資して資産を増やしておきたい主婦
  • 投資して資産を増やしておきたい公務員

国民年金だけでは不安だと思う人

国民年金制度が今後どうなるかは誰にもわからないので、不安になっている人は多分かなり多いハズ。

国民年金だけに頼らず、もっと豊かな老後を送りたい…そう思っているのであれば、個人での資産運用は避けられないのが現状です。

なので、国民年金や厚生年金にプラスして個人型確定拠出年金も運用しておくというのも良いプランですよね。

主婦・公務員の人達

新たに対象となった人達、つまり主婦・公務員で同じように資産運用しておきたい…と考える人にも、個人型確定拠出年金は利用の価値ありだと思います。

特に公務員は「副業禁止」というルールがあるので、できる投資活動が限られてます。

そうした人達向けにもあくまで合法的に資産運用ができる方法が増えた…と考えると、ぜひとも利用すべき制度なのだと、思います。

以上が、個人型確定拠出年金のざっくりとしたまとめです。

なんとなく、イメージつかめたでしょうか?

 

すでに書いた通り、SBI証券では2017年から対象になる人達向けにも、個人型確定拠出年金の募集が始まってます。

確定拠出年金に興味があれば、この機会に資料請求してみるのはどうでしょう?

それでは〜。