はい、こんにちわ!
毎月6万円を世界の株式市場に分散投資している20代怠け者(@20sInvest)です!
この記事は、こんな方のために書きました。
世界全体に投資するべき理屈はわかるけど、具体的な方法がよくわからないよ!
「世界全体の経済は、年平均4%ずつ成長している」と言われています。
なので、世界全体に分散投資していれば、毎年平均4%ずつ、資産が増えていくはず(儲かるはず)という理屈です。
今回は、その「世界全体に投資する」具体的について、書いていこうかと思います!
投資初心者の方にもわかりやすく「じゃあ実際何をしたら良いのか」をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
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この記事のポイント!
- 全世界に投資したいなら「VT」か「楽天全世界株式」を買おう!
- 配当金という不労所得が欲しいなら「VT」
- 資産を増やしていきたいなら「楽天全世界株式」
- 両方とも投資対象は同じ、全世界の8617銘柄に分散投資できる
- 国別比率を見ると、米国株が55%を占める
結論! 世界に投資したいならこのETFと投資信託
さて、まず結論から。
世界全体に投資したいのであれば、下記の2つのうちどちらかを購入すればOKです。
- ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストック
- 投資信託:楽天全世界株式インデックス
これら2つの投資商品を買うことで、全世界企業の8167銘柄すべてに分散投資できます。
文字通り、これを買うだけで世界中の株式を購入できる、というものです。
購入方法をご紹介する前に、一体どういうものなのかについても知っておいたほうがいいので、このまま続きをどうぞ。
ETF:バンガード・トータル・ワールド・ストック【VT】
ETFとは超・簡単に言うと「複数の銘柄に一気に投資できる株」です。
株のように1株ごとに取引されていて、株のように配当金が定期的に貰えます。
米国のバンガード社の販売するETF「バンガード・トータル・ワールド・ストック」通称「VT」は、上でも書いたとおり全世界の8167銘柄をすべて組み入れた銘柄です。
つまり、これを1株でも買えば、全世界の株式を一気に購入したのと、同じ効果があります。
バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF
投資信託:楽天全世界株式インデックス・ファンド
投資信託では「楽天全世界株式インデックス・ファンド」を買うことで、全世界への投資が可能です。
実はこの投資信託ファンド、投資先は同じくETFの「VT」に投資しています。
投資信託という形で「VT」を買えるのがこの楽天全世界インデックスというわけですね。
結局のところ投資対象は全く同じなので、この投資信託を買えば全世界の8167銘柄に一気に投資できます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
同じ対象に投資しているので、値動きは一緒!
こちらは「VT」と「楽天全世界株式」の1年間の値動きを示したチャートです。
2つとも投資対象が同じですので、チャートもほぼ同じ形で動きます。
文字通り「全世界株式」ですので、世界各国の株式の値動きによって価格が上がったり下がったりします。
更に詳しくお話すると、世界各国の株式市場は密接に絡み合っているため、米国の株式が下がれば他国の市場の株式も下がることがほとんどです。
「米国株は下がったけど、分散していたおかげで他の国の株は無事だったぜ!」というのは、実はあまり期待できなかったりします。
ETFと投資信託、どちらを買えばいい?
…という疑問にお答えします。 目的別に、以下の通り。
種類 | 配当金 | 目的 | |
---|---|---|---|
VT | ETF | 定期的に出る | 配当金を得て 不労所得としたい人向け |
楽天 全世界株式 | 投資信託 | 出ない (再投資される) | 全世界の成長に乗って 資産を増やしていきたい人向け |
「VT」の場合、配当金を毎年一定額貰えます。
2017年の1年間の配当金は、1株あたり1.56ドルでした。
VTを保有していれば、何もしなくても世界の成長によって生み出された配当金が自分の手元に入ってくる、というわけです。
世界全体に投資して毎年お金を受け取りたい、つまり不労所得がほしい! という場合は、VTを選ぶことになります。
「楽天全世界株式」の場合、配当金は再投資という形でファンドの中で回されるため、自分に配当金が入ってくることはありません。
しかし、再投資という形で金額を増やそうとするので、トータルでの持ち分は次第に増えていきます。
今すぐお金を使う目的がなく、全世界に投資しながら資産を少しずつ増やしていきたい! という場合は、こちらの楽天全世界株式を選ぶということになりますね。
投資対象はまったく同じですが、ETFと投資信託というモノの種類が違うので、目的に応じてどちらかを選ぶのがいいでしょう。
データ①:どこの国に投資されるの?
いくつか、この「VT」に関してのデータを掲載しておきます。
「全世界に投資」と単純にいっても、どの国にどの割合で投資されているのかぐらいは、やはり知っておくべき情報です。
「全世界に投資するのだから、比率なんて気にしなくても…」というのは間違いで、国・地域ごとの大まかな比率は、簡単にでも頭に入れておきましょう。
ということで、国別の投資比率は以下の通り。
国 | 割合 |
---|---|
米国 | 54.9% |
日本 | 8.0% |
英国 | 5.5% |
フランス | 3.0% |
中国 | 3.0% |
カナダ | 3.0% |
ドイツ | 2.8% |
スイス | 2.4% |
オーストラリア | 2.2% |
韓国 | 1.6% |
その他 | 13.6% |
このグラフを見て気付くかと思いますが、米国の株式の比率が55%と大多数を占めています。
50万円分のVT(楽天全世界株式)を買うと、25万円分は自動的に米国の株を買う、ということになりますね。
これは、単純に米国の株式市場の規模が超巨大であるというのが理由です。
実際の市場でも米国株が世界の中心であり、世界全体の株に投資するよ! となると、結局は米国株に高い比率で購入することになる。
VTの場合、残りの45%で日本、英国、フランス、中国…という順番で組み入れられています。 日本は第2位の8%なので、それでもやはり株式大国です。
データ②:どんな銘柄に投資しているの?
国別の比率はわかりました。
そしたら、実際にどんな銘柄・どんな会社に投資しているのか、上位10社を見てみましょう。
銘柄 | 国 | 割合 |
---|---|---|
Apple | 米国 | 2.0% |
Microsoft | 米国 | 1.6% |
Amazon | 米国 | 1.5% |
Alphabet (Google) | 米国 | 1.3% |
Berkshire Hathaway | 米国 | 0.8% |
米国 | 0.7% | |
JPMorgan & Chase | 米国 | 0.7% |
Johnson & Johnson | 米国 | 0.7% |
Exxon Mobil | 米国 | 0.7% |
Royal Dutch Shell | 英国 | 0.5% |
上位10企業が占める割合 | - | 10.5% |
これらを見てやはり気付くと思います。 上位10社、ほぼ米国の企業です。 (ロイヤル・ダッチ・シェルのみ英国の企業)
米国の上位企業は時価総額も桁外れに大きく、それゆえに上位10位は米国の企業でほぼ占められるのが現状です。
そしてVTのようなあらゆるETF・投資信託に組み込まれているので、更にどんどん投資されていくことになり、時価総額も大きくなっていく…というオマケ付き。
ちなみに、日本の企業は39位に「トヨタ自動車」がランクインしています。 比率は0.294%ほど。
VTと楽天全世界株式を買おう! と思ったら
さて、これらVTと楽天全世界株式インデックスを購入しようと思った場合の手順は以下の通りです。
- ネット証券の口座を開設する
- 口座に購入代金を入金する
- 「VT」もしくは「楽天全世界株式」を購入する
- 保有・運用していく
まずは何より、ネット証券会社の口座が必要です。
ETFも投資信託も、購入したら手元に株券のようなものが届くわけではなく、証券会社の口座の中に保有される形になります。
購入から売却まで、すべてネット証券の口座、インターネット上の画面だけで完結できます。 リアルの窓口に行く必要、なし。
ETF「VT」を購入する
ETFは上でもご紹介したとおり、株式のように取引できるので、ネット証券の画面から購入することになります。
VTの場合は米国で取引されている「海外ETF」という扱いですので、米国のマーケットが空いている時間帯(平日の日本時間で夜23時〜6時頃)に購入できます。
といっても、別に深夜にわざわざ起きている必要はなく、日中の時間帯に買い付けの注文を出しておくだけです。
株式と同じように取引できるので、値動きを狙った短期トレードなんてことも、可能です。
投資信託「楽天全世界株式」を購入する
投資信託の場合、2パターンの購入方法があります。
- 一回きりで購入する (スポット購入)
- 定期的に購入する (積立)
投資信託のメリットは、毎月のタイミングで定期的・自動的に購入できる積立にあります。
「毎月10日と20日に楽天全世界株式を3万円買う」と設定しておけば、そのとおり毎月15日に積立購入してくれます。
こちらの画像は、楽天全世界株式のページと、実際に毎月積み立てを設定している画面です。 半月毎に3万円ずつ、1ヶ月で6万円を投資信託の積立に充てています。
オススメのネット証券会社
ぼくはETFの購入・投資信託の積立ともにSBI証券を使っています。
口座開設数は440万を越えており、最大手としての地位を確立しているネット証券会社です。
当然、今回紹介した「VT」と「楽天全世界インデックス」も取り扱っているおり、もちろん購入可能。
その他にも幅広い銘柄を取り扱っているので、SBI証券の口座さえあれば他のネット証券の口座開設はひとまずいらないかな、といった具合です。
近年かなりサービスの拡大をはかっている楽天証券では、投資信託の購入に楽天スーパーポイントが使えるようになったため、今回の「楽天全世界株式インデックス」がポイントで購入できます。
2018年10月には楽天スーパーポイントで、毎月の積立もできるようになりました。
そうすると、日常生活を送ってポイントを貯めているだけで、自動的に毎月、全世界の8617銘柄の株を分散して買う、なんてことも可能になってます。
もちろん、「VT」も楽天証券で購入可能です。
まとめ
- 全世界に投資したいなら「VT」か「楽天全世界株式」を買おう!
- 配当金という不労所得が欲しいなら「VT」
- 資産を増やしていきたいなら「楽天全世界株式」
- 両方とも投資対象は同じ、全世界の8617銘柄に分散投資できる
- 国別比率を見ると、米国株が55%を占める
以上、簡単に全世界に投資していく方法でした。
世界全体の経済が完全に崩壊して原始時代に逆戻りしない限り、世界は年平均4%の成長を続けるはずです。
もちろん、不景気で短期的に世界全体がマイナス成長をする場合もあります。
そういったマイナス成長する年も含めての「年平均」4%成長です。 世界全体の成長を、長い目で見ていきましょう。
以上、ご参考までに!
それでは!
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