どうもこんにちは、20代怠け者(@20sInvest)です。
先日、こんなことをTwitterに書きまして。
「GAFAの4銘柄に分散投資」というツイートを見かけて、なんだか気になったのでちょっと考えてた。
これ「分散投資」というか「成長株投資」ですね。
投資方法としてはアリだけど、分散か?と言われるとほぼ無意味な買い方。
— 20代怠け者@「雑記ブログで検索1位を目指す」SEO事例集note発売中 (@20sInvest) 2019年3月31日
これ「分散投資」というか「成長株投資」ですね。
投資方法としてはアリだけど、分散か?と言われるとほぼ無意味な買い方。
そもそもの発端は上の通り、Twitterにて「GAFAの4銘柄に分散投資」するというツイートを見かけて、ちょっと引っかかって、考えてみました。
GAFAの4銘柄に投資することは、分散投資といえるだろうか…?
という疑問。
ぼくの考えは「GAFAへの投資は分散投資にはならない」です。
その理由と考えを、もう少し詳しくつづってみます。
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【大前提】そもそもGAFAとは
「GAFA」という名前はマスコミでも大きく取り上げられるようになってきているので、皆さんご存知かもしれませんが一応。
GAFAとは、以下の4企業の頭文字を取った総称のことをいいます。
- G:Google
- A:Amazon
- F:Facebook
- A:Apple
インターネット上の基盤を築いた4企業として、サービスのインフラから個人情報まで、膨大なデータを保有・利用しているIT企業の集合体です。
当然、世界規模でのサービスを展開しています。
ある種「世界を牛耳る」といっても良いのでは? というレベルの4企業ですね。
この書籍が書店に並ぶようになってから、耳にする頻度がとても増えた気がする。(笑)
【疑問】GAFAは世界規模でサービスを展開しているから、それ単体が分散投資になる?
さて、世界規模でサービス展開をしているGAFA。
これら4銘柄に均等に投資したら、分散投資となるかどうか。
冒頭にも書きましたが、分散投資には効きません。
理由は以下の通り。
- 4銘柄では分散度が低すぎる
- 不祥事や決算によって大きく株価が変動する
そもそも単純に4銘柄と考えると25%ずつですから、分散投資といえるほどの分散度ではありません。
4カ国に25%ずつ分散投資するなら、最終的な対象銘柄は数千以上になるので分散投資といえますよね。
株・債権・REIT・金など4種の投資対象に分散するというのも、最終的な銘柄は数百以上に及ぶので、これもまた分散投資であるといえます。
しかし4銘柄の場合、それがいかに世界規模の大企業だったといえど、それぞれ個別の銘柄の決算や不祥事などのニュースに引っ張られて、株価が大きく変動します。
例えばFacebookの場合、2018年7月に株価が217ドル→176ドルと、20%も1日で下落しました。
市場価値に換算すると、1日で13兆円もの時価総額が喪失した、ということになるほど。
「当時相次いだ不祥事+悲観的な決算」が引き金となっての下落でしたが、こういったことは他の3銘柄にもありえます。
それぞれが25%だったとしても、暴落が与えるインパクトはとても大きいです。
それならば数十、数百という銘柄に分散投資をするほうが確実にインパクトを小さく出来ます。
場合によっては、4銘柄一気に下ることだって普通にありえます。
もともとかなり株価が高騰している4銘柄ですから、落ちるときは一気にガクッと下がる可能性もあります。
例えばAppleなら、これまで好調だったハードウェア(iPhoneなど)の売れ行きに陰りが出て、それが決算に影響、結果として暴落…なんて筋書きが予想されますよね。
分散投資ではないが、投資方法としてはアリ
ということで「分散投資」を目的としているのであればまるっきし的外れなわけですが、キャピタルゲイン狙いの「成長株投資」として考えれば、悪くない投資だと思います。
キャピタルゲイン狙い…。 つまりは、株価が上がったら売るという、株価の成長に期待して株を購入するという投資の方法ですね。
どの銘柄も5年前と比べると株価が爆上げしているので、その5年前に購入していればかなりの儲けになっていることはは間違いありません。
この成長株投資を「投機」と言ってしまうと乱暴すぎますが、安定志向の投資方法ではないことは間違いないですね。
5年後も株価がこれまでのように上昇するか、それとも停滞するか、下落局面に突っ込むか…。
それはぼくにも、誰にもわからないのが実情です。
上の4銘柄のチャートを見てもらうとわかる通り、2018年ごろにはいってからは4銘柄とも株価は停滞気味です。
Appleの利回りは1.54%と、ぼちぼちな感じ。
その他の3銘柄は配当金を出していない(株価を上げることで株主に報いるというスタンス)ので、これらの銘柄で利益をあげようとした場合、いずれは売却して、キャピタルゲインを得る必要があります。
以上、GAFA4銘柄への投資は分散投資になるのか? でした。
まあ、こんなことを言っていますが、ぼくもGAFAの株は投資信託やETFの形でポートフォリオに入っています。
でも、それはあくまで数百〜数千ある中の1銘柄として。
個別株として、これらの銘柄に投資はしていません。
ぼくの投資スタンスと、GAFA4銘柄の性格が、一致しないからですねー。
- ぼく:安定的な配当金を出している個別株に投資
- GAFA:成長株として株価を上げることに集中
以上、ご参考までに。
それでは〜。