2016年分の確定申告を無事終えました。

海外からでも確定申告! 今年は「納税管理人」制度で代行してもらいました | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

2016年からは1年通してフリーランス・自営業として仕事をして、確定申告までをしたことになるわけだけど、今まで会社員時代には出来なかったメリットがひとつ生まれてます。

それは、経費を自分でコントロール出来るようになったという点。

フリーランス・自営業と、会社員との経費の扱いについて、ご紹介しますね。

 

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フリーランスの利点は経費をコントロール出来ること

フリーランス、自営業、個人事業主などの場合、自分自身で確定申告をして、収入・経費・所得を申告する必要があります。

これらは面倒くさいといえば間違いなく面倒くさい作業であるのだけど、節税する上では大事な作業。 なぜなら、自分自身で経費を申告することによって、経費と所得をコントロール出来るからです。

所得税というものは、所得総額によって毎年支払う金額が決まるものなので、経費と所得をコントロール出来るということはイコール所得税の多い/少ないを、自分である程度コントロール出来るようになるというメリットがあります。

なんでも経費に出来るわけじゃないけど…

もちろん、出費をなんでも経費扱いにすることは認められないので、あくまで一般常識の範囲内で申告する必要があるのだけど、それはかえって言えば「一般常識の範囲内であれば自由にコントロール出来る」ということですよね。

なので、「◯◯を購入して仕事に使うのであれば経費計上出来るから、節税になるな!」という意識が、日頃の生活から生まれてきます。 これももうひとつのメリット。

 

書籍を購入して読んだりするのも、「これが仕事に必要な知識を得るためのもの」であれば、「新聞図書費」という経費として計上出来ます。

ブログ収入の場合は、サーバ代・ドメイン代などももちろん「通信費」という経費扱いです。

会社員は経費をコントロール出来ない

反対に会社員の場合、自由に経費を申告することは出来ません。 自分で経費額を調整することが出来ないわけですね。

 

ただ、完全に経費が認められてないかというとそうでもなくて、「年収これぐらいだいたいこれぐらいの経費がかかってるよね」と、ある一定の割合で一律・自動的に経費額が決められる仕組みになってます。

これを「給与所得控除」といいます。

この経費分を差し引いて所得として計算して、最終的に所得税の支払い総額が決まる仕組みになっているのですね。 2016年(平成28年)の給与所得控除は、こんな計算式になってます。

年間給与額給与所得控除として
認められる金額
180万円以下収入の40%
180万〜360万円収入の30%+18万円
360万〜660万円収入の20%+54万円
660万〜1000万円収入の10%+120万円
1000万円以上220万円
(上限)

No.1410 給与所得控除|税について調べる|国税庁

例えば年収400万円だと?

具体的に計算してみましょうか。 年収400万円の場合は「収入の20%+54万円」なので、

80万円+54万円=134万円

が給与所得控除(経費)になります。

年収からこの給与所得控除134万円を引いて、さらにその他の控除(保険控除など)を引いた金額が、所得総額として計算されます。

自分では経費をコントロール出来ない

機会的に計算されるので、考え方によっては会社員自身にとっては面倒くさい申告をしなくてもよいという楽な仕組みでもある反面、会社員は経費額を自分でコントロール出来ないということになります。

例えば「ネクタイやスーツは仕事上、毎日別のものを着る必要があるから多めに購入して経費にする」とか、さきほどの例のように会社員のノウハウ本を購入したとしても、それ自体を経費として自分で計上することは出来ないということです。

 

乱暴に言ってしまうと「アンタの年収これぐらいなんだから、経費もだいたいこれぐらいでしょ」って感じで一方的に決められてしまうのが、会社員のルールということです。

腹立たしいけど、仕方ないのです…。

 

ちなみに、フリーランスや個人事業主の場合、飲み会などの出費も、業務上必要だと認められる範囲であれば自分の意志で交際費という経費として計上出来たりもします。

会社員だと、なかなかそうはいかないですよね。

まとめ

☑フリーランスは経費を自分で調整出来る
☑会社員は自動的に決まるので経費を調整出来ない

 

しつこいようだけど、あくまで一般的に認められる範囲内で申告するのが必須条件です。  なんでもかんでも経費として計上しようとすると、税務署からツッコミが入ること間違いないですから…。

それでも自分でコントロール出来る側と出来ない側のどちらが有利かといえば、前者の出来る側であることは間違いないですよね。

 

フリーランスとして認められる経費には色んなものがあります。  いくつかピックアップして、このブログでも紹介していきたいなと思っておりますよ!

それでは〜。