先日、新たなETFを買いました。
3,600を越す米国株式の銘柄に分散投資するETF「バンガード・トータル・ストック・マーケット」です。
米国に分散投資するNYダウのインデックスファンドなどもありますが、このETFはそのNYダウの組入数とは比較にならないほど多数の米国企業に、1銘柄で一気に投資できるようになってます。
個別の現物株ではできない分散投資を、1銘柄でクリアーしてしまう便利なETFです。
購入の参考までに、それではどうぞ!
目次
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この記事のポイント!
- VTIは米国株3600銘柄に投資するETF
- 米国経済の成長に乗って、2008年以降も右肩上がり
- 利回りは1.7%程度
- もっとも優れた投資先、米国株式市場全体に投資できる!
バンガード・トータル・ストック・マーケット
バンガード・トータル・ストック・マーケットは、米国の投資会社バンガード・グループが運営するETFのひとつ。
取引コードを示すティッカーシンボルは「VTI」です。
正式名称が長いので、VTIと呼ぶことがほとんどですね。
項目 | 内容 |
---|---|
投資対象 | 米国株式 100% |
組入銘柄 | 3,626銘柄 |
運営会社 | バンガード・グループ |
信託期間 | 無制限 |
設定年月 | 2001年5月 |
純資産額 | 905億ドル (9兆円) |
配当利回り
ETFなので配当金があります。
配当タイミングは3月、6月、9月、12月の年4回です。
直近の年間配当金は2.21ドル、配当利回りは1.7%と、それほど高くない感じです。
過去10年間の値動き
ただ、10年間のチャートを見てもらうとわかるとおり、2008年のリーマンショックで一度落ち込んでからは、ずっと右肩上がりで値上がりし続けています。
米国経済全体に投資するというのがこのETFなので、米国経済の回復から、その後の経済成長をそのまま反映しているものになりますね。
もし、2008年〜2009年ごろの価格の40ドルぐらいで購入していれば、現在の利回りは5.5%ほど!
こうしたところからも、いかに暴落時に買うのが良いかというのがわかりますねー。
また、配当金額も年々上昇傾向にあります。
今後も継続的に株価が上昇してETFの価格も上昇していくのであれば、購入後に利回りが改善していくはずです。
年 | 配当金額(ドル) |
---|---|
2017年 | $2.34 |
2016年 | $2.21 |
2015年 | $2.07 |
2014年 | $1.87 |
2013年 | $1.67 |
2012年 | $1.56 |
米国株式3600銘柄が対象
さて、VTIの対象となっている銘柄数は3,626銘柄です。 (2017年9月末のデータ)
VTIが連動するのは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という指標になっています。
組み入れ上位銘柄
上位を占める銘柄がこんな感じ。
銘柄 | 割合 |
---|---|
Apple | 2.7% |
Microsoft | 2.2% |
Alphapet | 2.2% |
1.5% | |
Amazon | 1.5% |
Bershire Hathaway | 1.4% |
Johnson & Johnson | 1.3% |
Exxon Mobile | 1.3% |
JPMorgan Chase | 1.3% |
Bank of America | 1.0% |
一般的な米国株式のインデックスと、大きな違いはありませんね。
上位10位だけで、全体の16.4%を占めています。
NYダウが30銘柄、S&P500が500銘柄が組入対象なので、当然これらを指標にしたインデックスファンドだと、米国全体をカバーできているわけではありません。
VTIの場合は3,626銘柄なので、上記でカバーしきれない企業にも一気に分散投資できますね。
対象銘柄はここで見られます
ちなみにこのVTIの指標である「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に組み入れられている全銘柄一覧は、こちらのサイトからダウンロードできるようになっています。
具体的な銘柄名や、割合などを知りたいという場合はどうぞ。
(Constituentsの隣のリンクから、Excelファイルをダウンロードできます。)
CRSP U.S. Total Market Index | CRSP - The Center for Research in Security Prices
米国株はやはりもっとも優れた投資先!
米国は、先進国でも唯一、継続的に人口増が予測されている国です。
人口が増えるということは、それだけ経済的な成長の余地もあるということなので、人口が伸びる限りは株式市場も成長し続ける…と考えて良いはずです。
単純な人口増だけでなく、株式市場の規模や投資環境の整備具合からも、やはり米国の株式市場は強いです!
人口増でいえば東南アジアなどの新興国も強いので、個人的には大いに期待しているのだけど、やはり市場規模や投資環境などで比べると、米国の株式市場には遠く及びませんね…。
もちろんどこかのタイミングで2008年頃のように下落する局面があるかもしれませんが、長い目で見ればかならず持ち直していくはずです。
まとめ
- VTIは米国株3600銘柄に投資するETF
- 米国経済の成長に乗って、2008年以降も右肩上がり
- 利回りは1.7%程度
- もっとも優れた投資先、米国株式市場全体に投資できる!
ぼくは「投資するなら人口増のある国で」と決めているので、今後も米国株式へ資金を少しずつ投入していく予定です。
以前も書いたとおり、米国のその他の個別株にもいくつか投資しています。
ただ、リスク分散を考えると、やはり市場全体に分散して購入したい、という面もやはりあります。
なので、今後はVTIを織り交ぜつつ投資していくように、考えておりますよ。
以上、ご参考までに!
それでは!
関連記事:ETFは米国株式と同じ税金がかかります
VTIは米国の販売するETFですので、米国の株式と同じ税金がかかります。
米国株式の税金について、手取りがいくらぐらいになるのかの計算についても記事を書いていますので、こちらも興味があればどうぞ。
【米国株式】配当金に対する税金と手取りはいくら? シンプルに説明します