- 投資信託で、先進国の株式に投資してリターンを得たい!
- 手数料が最も安いインデックスファンドに投資したい!
という方は、「eMaxis Slim 先進国株式インデックス」の積立が最適解です。
現時点で、米国を中心とした先進国株式に低コストで分散投資するには、このインデックスファンドがベストな方法です。
ということで、こんにちは! 20代怠け者(@20sInvest)です。
この記事では、米国を中心とした先進国の株式に投資する「先進国株式」のジャンルの中でも、現状もっとも優れているといえるファンド「eMaxis Slim 先進国株式」について、知っておきたいデータや評価をまとめています。
早速見ていきましょう!
目次
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【基本データ】eMaxis Slim 先進国株式インデックス
項目 | 内容 |
---|---|
投資対象 | 日本を除く先進国株式 (米国65%・その他35%) |
運営会社 | 三菱UFJ国債投信 |
信託期間 | 無制限 |
運用方針 | 再投資・分配なし |
設定年月 | 2017年2月 |
純資産額 | 445.78億円 |
資産額の傾向 | 設定来、常に増加傾向 |
連動インデックス | 「MSCI コクサイインデックス」に連動 (日本を除く先進国株式) |
【特徴】eMaxis Slim 先進国株式インデックスはこんなファンド
eMaxis Slim 先進国株式インデックスはその名のとおり、先進国の株式に分散投資するインデックスファンドです。
ただし「日本を除く先進国株式」が対象です。 先進国株式で米国に次ぐシェアを持つ日本は、投資対象から外れています。
日本に投資したい場合は、個別に「国内株式インデックス」を積立する必要がありますね。
また、株式市場の規模としては「中国」が、日本と同程度のシェアを持っていますが、カテゴリとしては「新興国」に含まれるため、こちらもこのファンドの投資対象ではありません。
eMaxis Slim 先進国株式インデックスの設定(運用開始)は2017年2月です。
そのため運用機関としては2年と少しですが、このファンドの前身である「eMaxis 先進国株式インデックス」の運用は2009年10月です。
この両者の違いは後ほどもう少し詳しくご説明しますが、実質的には同じ会社が運営している同一のファンドですので、10年近く運営されているファンドと考えてOKです。
設定来からのチャートは以下のとおりです。
ファンドの規模を示す純資産総額は右肩上がりで増え続けていますので、ファンドの規模や安全性としてはまったく問題ないですね。
このeMaxis Slimシリーズでは、もっとも純資産総額の大きいファンドとなっています。
信託期間は無制限なので、基本的に途中で強制的に償却・売却されるという心配はありません。
その理由については、以下の記事にまとめています。
運用方針は「再投資・分配なし」です。
そのため、この投資から得た利益はこのファンドそのものに蓄えられることとなり、それに応じて資産額が増えていくことになります。
【投資対象①】株式の投資対象と国別比率
さてさて、もっとも重要である投資対象の国別比率を見ていきましょう。
通貨 | 比率 |
---|---|
アメリカ | 65.2% |
イギリス | 5.9% |
フランス | 3.9% |
カナダ | 3.6% |
ドイツ | 3.1% |
スイス | 3.1% |
オーストラリア | 2.4% |
香港 | 1.3% |
オランダ | 1.2% |
スペイン | 1.1% |
その他 | 12.3% |
「先進国に分散投資する」といえど、アメリカが全体の65%を占めており、圧倒的です。
次いで欧州やカナダなどの国々が数パーセンごとを占める…という様相。 欧州としては全体の20%程度という比率ですね。
となると実質、米国株+αに投資するファンドです。
先進国それぞれの国に均等にするものではないことに、注意が必要ですね。
そもそも先進国株式というカテゴリで比率を見ると、米国株のシェアが圧倒的ですから、どんな先進国株式インデックスでもこのような比率になります。
【投資対象②】組入上位10銘柄
eMaxis Slim 先進国株式インデックスに組み入れられている銘柄の上位10社は、以下の通り。
こちらでも当然ながら10社中9社が米国株と、やはり圧倒的です。
組入上位10銘柄だけで、全体の13.6%を占めています。
組入上位銘柄 | 比率 | 国 |
---|---|---|
Apple | 2.5% | アメリカ |
Microsoft | 2.4% | アメリカ |
Amazon | 2.0% | アメリカ |
1.2% | アメリカ | |
Alphabet Class C (Google) | 1% | アメリカ |
Alphabet Class A (Google) | 1% | アメリカ |
JP Morgan Chase & Co | 1% | アメリカ |
Johnson & Johnson | 0.9% | アメリカ |
Exxon Mobil | 0.9% | アメリカ |
Nestle | 0.7% | スイス |
【手数料】保有にかかる手数料、およびその他の手数料
インデックスファンドで重要となる手数料はどうでしょう?
手数料 | 料率(税抜き) |
---|---|
購入手数料 (購入時にかかるコスト) | 0% |
信託報酬 (保有している間かかるコスト) | 年0.0999% |
信託財産留保額 (売却時にかかるコスト) | 0% |
eMaxis Slimシリーズでは、購入時・売却時にコストはかかりません。
保有時にかかるコスト、信託報酬は年間0.0999%です。 (2019年6月25日から)
これは先進国株式インデックスファンドの中で最低水準です。
「業界最低水準を目指し続けるインデックスファンド」というスローガンの通り、他の競合ファンドと争うように業界の最低水準を狙うべく、定期的な引き下げが続いていますね。
【比較】従来版「eMaxis 先進国株式」との違い
すでに触れたとおり、今回紹介した「eMaxis Slim 先進国株式インデックス」ともう1つ、「eMaxis 先進国株式インデックス」という2つのファンドがあります。 (以下、Slim版と従来版と呼びますね)
このSlim版と従来版の違いは、手数料と販売している証券会社の違いのみです。
eMaxis Slim 先進国株式インデックス (Slim版) | eMaxis 先進国株式インデックス (従来版) |
|
---|---|---|
信託報酬 (税抜き) | 0.0999% | 0.60% |
取扱い 証券会社数 | 13社 | 51社 |
従来版は販売会社が多いものの、信託報酬がSlim版の6倍ちかく高くなってしまいます。
Slim版は13社の選ばれた証券会社でしか買えませんが、信託報酬が0.0999%に設定されています。
違いはこの2点のみなので、今から購入するのであればSlim版一択です。
Slim版の取扱いのない証券会社を使っている以外の理由で、従来版を買う理由というのは…皆無ですね。
以上、ご参考までに!
それでは!