さすがですねeMaxis Slimシリーズ。

「業界最低水準を目指し続けるインデックスファンド」という宣言の通り、今回新たに5つの投資信託の信託報酬が引き下げになりました。

対象となったのは下記の5つ!

 

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この記事のポイント!

  • 2017年11月と12月に5ファンドの信託報酬が引き下げ!
  • 最低水準を継続的に目指すシリーズであることが再確認できた
  • 大きく変わったのは新興国株式インデックス (0.34%→0.19%)

今回、信託報酬が引き下げになったのは下記の5ファンド

ということで、今回の信託報酬の引き下げ対象になった5ファンドを並べてみました。

プレスリリースでは税抜での表記だったので、実際の税率となる税込み表記も記載しています。

ファンド変更前
(税抜)
変更後
(税抜)
変動幅変更後
(税込)
引き下げ
実施日
eMaxis Slim
国内株式インデックス
0.17%0.159%-0.01%0.1717%2017年11月10日
eMaxis Slim
国内債券インデックス
0.14%0.139%-0.001%0.1501%2017年11月10日
eMaxis Slim
先進国株式インデックス
0.19%0.189%-0.001%0.2041%2017年11月10日
eMaxis Slim
バランス(8資産均等型)
0.22%0.21%-0.01%0.2268%2017年11月10日
eMaxis Slim
新興国株式インデックス
0.34%0.19%-0.15%0.2052%2017年12月13日

 

各ファンドとも2017年11月10日に信託報酬が引き下げ予定ですが、新興国株式インデックスは更に追加で2017年12月13日にもう一段階、信託報酬が引き下げられる予定です。

 

プレスリリースはこちら

この引き下げに関するプレスリリースはこちらです。

対象5ファンドの引き下げが発表された後、改めて新興国株式インデックスの個別引き下げが発表されたという格好ですね。

わずかながら引き下げ!

こうしてみると、5ファンド全体的な引き下げは0.01%程度と、微々たるものです。

しかし、こうした小さな引き下げが持つ意義は、宣言どおり「業界最低水準を目指し続けるインデックスファンド」のシリーズであるということが確認できたことにありますね。

建前だけではなく、定期的にこうしてコストを下げるよ! という意志を見せてくれたことで、安心してこのシリーズに任せることができるようになる、と思います。

既に最低水準のコストであることは確かなので、これ以上大幅に下がることは少なさそうですが、このシリーズで積み立てておけば低コスト化の時代の流れに取り残されるということは、なさそうだ!

大きく変わったのは新興国株式インデックス

今回の変更で大きく変わったのはeMaxis Slim 新興国株式インデックスです。

信託報酬が0.34%から0.19%に引き下げとなりました。

その変動幅、なんと0.15%

 

この大幅引き下げは、他のライバル新興国株式インデックスファンドが、更なる低コストを打ち出してきたことによるものだと思われます。

「新興国株式は比較的コストが高い」なんて言われてきましたが、ここまでくるともはやその限りでもありませんね!

むしろ、手数料を1〜2年前の水準で固定してきたままのeMaxis従来版の方が、よっぽど高いコストです。

 

eMaxis Slim 新興国株式インデックスの詳細は、こちらの記事をどうぞ。

超低コストの「eMaxis Slim 新興国株式インデックス」を見てみる

新興国株式の投資対象としては、こちらのファンドの方が好みです。

これから人口ボーナスを迎える国だけに投資!「iTrust 新興国株式」を見てみる

まとめ

  • 2017年11月と12月に5ファンドの信託報酬が引き下げ!
  • 最低水準を継続的に目指すシリーズであることが再確認できた
  • 大きく変わったのは新興国株式インデックス (0.34%→0.19%)

 

やはり、コストの競争が激化しているということで、eMaxis Slimシリーズに限らず、信託報酬のこまめな引き下げが、頻発しておりますね。

もちろん、投資家からするとうれしい限りですが、あまりにも状況が刻一刻と変わると、一体何に投資をしたらよいやら!?

…と、悩んでしまうのも事実。

 

すでにかなりの低水準となっていますので、これ以上の大幅な引き下げは、やはり難しいと思います。

0.01%〜0.001%といった小さな区切りで、更に値下げをしていくのか…気になるところです。

それでは!