クレジットカードは諸刃の剣。
うまく活用すればとても便利に節約しながら使える反面、使い方を間違えれば借金地獄におちいります。 どうせなら、賢く使っていきたいものですよね。
ぼくは現在フリーランスとして働いています。 収入は一般のサラリーマンと大して変わりませんが、支出を上手くコントロールすることで毎月10万円程度の積立投資を続けています。
そんなぼくがクレジットカードを使ううえで、ぼくが必ず行っていること・心がけていること7つをまとめてみました。
いずれも超・基本的なテクニックではありますが、これらを守れば確実にクレジットカードのうまいところだけを味わって利用できるようになりますよ。 ぜひご参考くださいな!
目次
投資デビューを応援! マネックス証券では現在、口座開設で現金プレゼント・キャンペーンを開催中です。
その1:支払いは一括払いのみ
基本、ぼくは一括払いのみしかしません。
クレジットカードでは一括払いか分割払いを選択することが可能ですが、両者の間には手数料(借金の利子)の有無という大きな違いがあります。
- 一括払い: 手数料がかからない
- 分割払い: 手数料がかかる
例えば、下記は三井住友カードの分割払いの支払手数料の図です。 超低金利である現在社会であっても、12〜15%もの金利がかかります。
「手数料」と考えると大したことがないように思えますが、「手数料を支払うのではなく、借金するのだ」と考えておくのが良いと思います。 わざわざ借金してまで支払いを複数回に分ける価値があるだろうか?
支払い方法を選ぶ前に頭のなかで少し考え直してみると、自然に一括払い以外の選択肢がなくなってくるはず。
その2:リボ払いはしない
その1と似た話ですが、ぼくはリボ払いを使ったことがありません。
リボ払い、リボルビング払いのデメリットを一言で表すと「支払いを毎月少しずつ行うことで借金が長期化する」という点があります。 (リボルビングとはちょうどリボルバー銃と同じように、回転式に支払い請求が来るということ。)
借金は早く返す方が余計な金利が取られなくなるので得です。
しかしリボ払いの場合、毎月の支払いを定額で固定化(例えば月2万円、月5万円ずつ、など)してゆっくり返すという方式なので、借金が長期化することになり、結果余計な利子を取られることになります。
リボ払いの場合も分割払いと同じく、15%ほどの手数料が必ずかかります。
リボ払いでポイントやキャッシュバックが付いても、しない
クレカには新規加入時などにリボ払いの設定を行うと「○○ポイントプレゼント!」とか「○万円キャッシュバック!」というキャンペーンが組まれていることがよくあります。
大抵の場合、けっこう大きなポイント・金額キャッシュバックが設定されているので、かなり魅力的に見えるのですが、リボ払いでかかる金利をトータルで見ると、損をすることがほとんどです。
企業からすると、数万円のキャッシュバックのキャンペーンを打ち出してでも、リボ払いに設定してもらう方がお得なわけですね。
その3:今、自分の貯金で買えるものだけ買う
ということで、上記のその1・その2を実践するためにぼくが心がけているのがこれ。 今、自分の貯金(お金)だけで買えるものだけを買う、ということです。
別に難しいことではないですよね。 貯金が30万円しかない状態で、50万円のモノは買わない。 これを常に考えています。
これを心がけておけば、全ての買い物は一括払いでクリアーできます。 どうしても欲しいけど貯金が足りないから分割払い・リボ払いを選ぶ…という余地が、はじめから無くなるわけですね。
お金がない状態で、高いものを買いたいと思うこと自体が分相応ではない、自分にとってふさわしくないことだと考えておくぐらいの方が、良いと思いますよ。
普通預金には100万円ぐらいまであれば十分
ちなみにぼくの場合、普通預金には最大100万円ぐらいまでしか預けていません。
それ以上になると別の投資に積み立てたりするなどして、お金を遊ばせないようにしています。
この場合、もし一度に100万円以上の買い物をすることになった場合は、別の資産を切り崩して支払いに充てることになります。
そうなると心理的・時間的にもワンクッション置かれることになるので、「本当にこの100万円以上の買い物は自分にとって重要だろうか?」と考えるフィルターの機能も備え持つことになるわけですね。
銀行預金口座には最低限使う分だけ預けておけば十分 他はすべて投資に回しておこう
その4:今、自分の毎月の収入で買えるものだけ買う
これはさらに禁欲的な考え方ですが、貯金の総額だけでなく、毎月の収入で買えるものだけを買うということも、心がけています。
毎月の収入の中から「生活に必須な分」や「投資に回す分」を抜いて、残りの「自由に使える分」でその買いたいものが買えるかどうかを照らし合わせてから、購入に踏み切るようにするのです。
「貯金で買えるものかどうか」「今月の自由に使えるお金で買えるものかどうか」この2つのフィルターを通すだけで、だいたいの衝動買いは抑えられるようになります。 いくら一括払いのみ使うといっても、衝動買いで無駄遣いしていては無意味ですからね。
その5:支払いを集約することで毎月の支出をわかりやすくする
いざクレジットカードを使うとなったら、支払いのほとんどは可能な限り、そのクレジットカードに集約しています。
1つのクレジットカードに集約することで、支払明細も集約されます。 すると、月々の支払いが把握しやすくなる、というメリットがあるのですね。
もちろん個別にレシートを保存していて、それを集計するのが好きな人はその方法のほうが確実だけど、「だいたいの支払いを把握できれば良い」ぐらいで考えているのであれば、この方法が一番ラクで良いと思います。
その6:日常利用できる電子マネーのクレカを選ぶ
支払いを集約するとした場合、クレジットカード経由での支払いを日常的に使う必要があります。
例えばスーパーマーケット、コンビニなどでの支払いなど。 これらをクレジットカードで行おうとすると、実は意外と面倒くさかったりします。
100円の買い物で「クレジットカード払いで」とレジで言うのも、なんだかはばかられますよね。 いや、本当は気にしなくてもいいんだと思うんだけど。笑
そこで便利なのが電子マネー機能が付いているクレジットカード。 これなら100円の買い物でも「SUICAで」「PASMOで」「iDで」…という具合に気軽にクレジットカードを日常利用することが可能です。
なので、どのクレジットカードを利用するかを考えたときに、ぼくは電子マネー機能を必須条件にしています。
その7:ポイント制度でカードを選ぶ
もう1つクレジットカードを選ぶ基準として、ポイント制度も重要です。
「クレジットカードでの支払い○円につき○ポイント貯まる」というサービスは、もはやクレジットカードの世界では当たり前のことになりつつあります。
「○○で買い物したい」とか「マイルで海外旅行をしたい」という自分の目標に応じて、どのクレジットカードを選ぶか変わってくるはずです。
例えば、楽天ポイントを貯めて利用したいなら、100円で1ポイント貯まる楽天カードを選ぶ、などですね。
ぼくが使ってるのはこれ
というわけで、「日常利用できる電子マネー付き」で「海外旅行のためのマイルが貯まるカード」というぼくの条件に合っていたカードは「ANA VISA Suicaカード」でした。
ぼくはこれを日常利用しています。
20代怠け者がメイン利用してるクレカ「ANA Visa Suicaカード」の話 日常的に使える電子マネーでマイルを自動的に貯める!
このカードを利用すると100円で1ANAマイルが貯まり、電子マネー機能としてSUICAが付いてきます。
SUICAなら、通常の大手コンビニ・大手スーパーマーケットならだいたいのところで利用できますよね。 レストラン類では対応していないところがまだあるのが悩みどころですが、その際は別途対応している電子マネーのカードを使えば良いですしね。
SUICAなら幅広く利用可能
更にSUICAなら、他の交通系の電子マネー、例えばPASMOやICOCA、SUGOCA…などの環境でも相互利用可能というところもポイントです。
もちろん対応しているエリアの鉄道の交通費でもクレカ支払いになるので、余すことなくポイントを入手可能というわけですね。 もちろん、仕事上の通勤や移動にも使えます。
ポイントの還元率で考えるともっと割の良いカードもあるのだけど、日常利用のしやすさとバランスを考えると、このANA VISA SUICAカードが一番良いのかな、とぼくは思ってます。
カード自体の詳細については、こちらの記事で詳しく書いてますのでどうぞ。
20代怠け者がメイン利用してるクレカ「ANA Visa Suicaカード」の話 日常的に使える電子マネーでマイルを自動的に貯める!
まとめ
以上、ぼくのクレジットカードの使い方7選でした。 これらを簡単にまとめると、下記の通りです。
- 無駄な手数料(利子)は払わない
- 買い物をする前に本当に必要なものか考える
- 日常的に利用可能なカードを選ぶ
- 自分が貯めて利用したいポイント制度のカードを選ぶ
これらを実践できれば、かなりの節約にもなり、欲しいポイントもどんどん溜まってくるはずです。
ぼくもこの方法で貯めたマイルだけで、無料で東南アジア旅行などに行ったりもしました。 無駄な買い物で支出を増やすこともなく、安定的に積立投資を続けられています。
ご参考までにどうぞ! それでは〜。