セミリタイアについて語るシリーズ・第3段。
みんなが憧れるセミリタイア生活ですが、いざやってみるとどうなんだろう? もしかして、1ヶ月も続けたらやっぱり飽きてしまうものなんだろうか?
セミリタイアする前からそんな心配をしてもしょうがないのかもしれないけれど、気になりますよね。
以前にも書いたように、ぼくはここ半年ぐらいはセミ・セミリタイアといえる生活を送っているので、その体験も踏まえてちょっと書いておきますね。
目次
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本当に「何もしない」のは苦痛
忙しく働いている時はイマイチ想像がつかないものですが、本当に何もしない状態というのは苦痛なものです。
例えば夏休みに入って「よっしゃ! 自由になったし沢山寝るぞ!」という気持ちになるのだけど、それが1週間も続くと、もう飽きてしまうはず。
セミリタイアだと1週間どころじゃなく、自分の人生残り全ての時間が続くわけだから、何もしないことの苦痛はかなりのものです。
なので、やはり趣味などの「やりたいこと」がとても重要になります。
むしろやりたいことが無いなら、セミリタイアするなといえるぐらい、大事なことだと思います。
セミリタイア後の楽しみを今から得ておくこと
もうひとつ重要なポイントだと思うのは、セミリタイア後にやりたいことを見つけるのではなく、今、やりたいことを見つけておくことです。
今やっている趣味などで、「仕事に邪魔されずにもっとやりたいこと」があるのがベターです。 そういったものを複数もっていると、ベストですね。
やりたいことがひとつだと、それが終わってしまったり飽きたりした時に、さてどうしよう? ということになるので、複数持っておくと安心です。
子育てなどでもいいですが、子供が育って手がかからなくなったときにどうなんだ? という話もあるし。
「この趣味にもっと時間をかけたい!」「自由な時間を得て、この趣味に没頭したい!」こういうものが複数あれば、セミリタイア後の生活もきっと楽しいものになるはず。
セミリタイア後に働いたっていい
また、セミリタイア後に小さなビジネスを始めたり、今までやっていた事業を更に拡大するのもアリでしょう。
セミリタイア後に働いてはいけないという決まりがあるわけじゃないのだから。 自分が苦労だと思わない程度に働くのも、十分な楽しみに、なるかなと思いますよ。
実際、十分な収入を得ているにもかかわらず、アルバイトなどで人と接することを選ぶ人もいます。
何もしない生活よりもその方が楽しく生活できるなら、それだって全然構わないわけです。
ぼくの場合
ぼくの場合は、わりかし多趣味なのか「旅行の趣味」「トレッキングの趣味」「音楽の趣味」「ブログを書く趣味」と、色々とやりたいことが沢山あります。
セミ・セミリタイアの生活スタイルですら時間が足りないと思っているぐらいなので、これなら本当のセミリタイア後も忙しく活動できそうな気がしています。
特に世界は広いので、旅行の趣味なんかは興味が続く限り、なくなることもないですからね。
ちょっとやそっとじゃ到達できない目標を持つのも良い
クリス・ギレボー氏の「自分再起動」に書かれているような、「やり遂げるのに困難が伴う」チャレンジを志すのも、セミリタイア後の楽しみとしてはアリじゃないかなと思います。
この書では色んなチャレンジのことを「クエスト」と呼んでいて、世界各国の人々が行ったクエストを紹介しています。
例えば「世界全ての国に行く」だとか「16歳の若さでヨット世界一周する」だとか「一切車に乗らない生活をする」だとか「若くして亡くなった奥さんのやりたいことリストを全て実行する」だとか…。
アホらしい試みだと思うかもしれないけれど、そうした途方も無いクエストがあった方が、ただなにもしないで過ごすよりは楽しい人生を送れるんじゃなかろうか?
とりあえず、セミリタイア生活に飽きるということはほぼ無くなりそうですよね。
セミリタイアはただの手段
結局、セミリタイア自体は目的ではなくただの手段です。
セミリタイアをして、その後何をしたいか。 何に没頭しながら、自分の好きなことで生きていくか。
これを持っていないと、たぶんつまらない引退生活になってしまうのだと思いますよ。
まあ、働きたくない! というのも立派な目標ではあるんですけどね。 ぼくも働きたくないし。
ただ、その働きたくないという気持ちも「ただ何もしたくない」のか、それとも「自分のやりたいことをもっとやりたいから働きたくない」のかによって、だいぶセミリタイア後の生活が変わってくるんじゃないだろうかと思います。
それでは〜。