はい、こんにちわ!

先日、ブログ記事などのコンテンツを再利用して、Kindle電子書籍として販売可能なのかどうかを調べてみました。

Kindle電子書籍にブログ記事を再利用しても良いのか、確認してみた結果

 

結論としては、ブログ記事を再利用(再編集)してブログ記事とすることは「OK」です。 (条件あり)

そして、すでにブログというコンテンツを持っている人は、積極的に電子書籍にそれらのコンテンツを出版していくべきだ! と考えています。

それはなぜでしょう?

今回は、ブログ記事を電子書籍として再利用するメリットについて、まとめてみます。

ご参考までに、それではどうぞ!

 

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この記事のポイント!

  • メリット①:出版まで短期間で可能
  • 必要な作業は再編集と「まえがき」「あとがき」の追加のみ
  • メリット②:別プラットフォームでコンテンツを公開できる
  • 幅広いプラットフォームで公開した方が、幅広い層に見てもらえる

メリット①:出版まで短期間で可能

まず一番のメリットは、既存コンテンツをほぼそのまま利用できるので、出版まで短期間で可能だということ。

基本的に、本を書くというと、イチから文章を書いて、数万文字のまとまった文章をつくりあげる必要がある…というイメージがありますよね。

それにはなかなかの労力が伴います。 普段ブログを書いている人であっても、1テーマについて2万文字〜3万文字を書くとなると、それなりの労力と時間が必要になります。

 

しかし、すでにブログを持っている人には、過去に書いたコンテンツというストックされた武器があります。

これらの記事で書かれた内容は、別にブログの中だけで公開をしておく必要はそもそもないのです。

過去に書いた記事の内容が現在でも通じる話題であるのならば、その内容を再編集して一冊の文書(書籍)にまとめて、電子書籍化して販売することができます。

電子書籍化するのはなんでもいい

電子書籍化すると大層なことのように聞こえますが、そこで語っている内容は普段自分が語っている内容と同じものでOKです。

たとえば節約に関する記事を過去に10記事ほど書いているのであれば、それらをまとめて節約の書籍として売り出すことができます。

とある国の旅行記でもいいですし、普段自分が考えていることを書いている記事をまとめてみてもいい。

ある分野の詳しいノウハウを、電子書籍という形にまとめて販売しなおすこともいいでしょう。

ありとあらゆるカテゴリやテーマで、電子書籍化していくことが可能なはずです。

電子書籍の一般的な文字数

一般的なブログの場合、1記事はだいたい1,000〜3000文字といったところでしょうか。

それに対して一般的な電子書籍は、だいたい1万文字〜3万文字ぐらいが目安です。

 

つまりは、普段書いている記事を5〜10記事ほどまとめてしまえば、それだけでひとつの電子書籍として成り立ちます。

書籍という手前、はじめの掴みの部分である「まえがき」と、最後のコメントである「あとがき」などを加えると、それだけでも更に文字数が多くなります。

まあ、「まえがき」「あとがき」で文字数をかさ増ししろ、というわけではないですが、再編集にあたって付け加えたいこと、伝えたいことなどを書いていくだけでかなり書籍らしくなるはずです。

ブログ記事を再利用して電子書籍化する手順

ブログ記事を電子書籍を出版する場合、おおまかには以下の作業が必要ですが、①と②は既存コンテンツをまとめあげるだけなので、かなり労働力のリソースは少なく済みます。

イチから書籍を書こうとした場合、もっとも大変なのが①と②の部分ですからね。

  • ①: ひとつのテーマ・カテゴリの記事を集める
  • ②: 1冊の書籍として読みやすいように内容を編集・追記する
  • ③: 「まえがき」「あとがき」を執筆する
  • ④: 電子書籍で投稿できるフォーマットに仕上げる

 

  余談ですが、Kindle電子書籍ではたまに文字数が3,000文字ぐらい、ページ数にして20〜30ページほどの電子書籍も販売されています。

あまりに文章量が少ないと、書籍として見たときにかなり薄っぺらくなってしまうので、やはり1万文字が最低ラインかなと、ぼく自身も感じます。

メリット②:別プラットフォームでコンテンツを公開できる

ブログ記事コンテンツを電子書籍として出版することのもうひとつのメリットは、新たなプラットフォームでそのコンテンツを公開・販売できるという点です。

まず、情報発信をしようとした場合、そのためのプラットフォームはたくさんあります。

  • ブログ
  • ホームページ
  • メールマガジン
  • note
  • 電子書籍
  • 紙の書籍
  • 雑誌
  • Twitter
  • 情報商材

などなど。

 

インターネットで知識を共有化して収益化するとなると、やはり今でも王道はブログです。

しかし、近年はブログというプラットフォームだけで勝負をすることが年々難しくなってきているようにも思います。

つい先日も新たなGoogleの検索アルゴリズムのアップデートが2018年8月に行われたばかりで、このアップデートによって今まで安定していたページ順位やアクセス数が大きく変動したという話も多く見られました。

基本的にGoogleの検索アルゴリズムのアップデートで「何が変更されたか」という詳細は非公開のため、ブロガーやSEO業者は、全体的な傾向をみて、ある程度の推測をすることしかできません。

今後もアップデートは続いていくでしょうから、そのたびにアクセスが落ちるリスクを抱えながらブログを運営していくことになります。

結局のところGoogleに命綱を握られたままであることは変わりないということです。 ブログだけに依存するリスクは、今後もずっと残ります。

 

ではどうするべきなんでしょう?

すでにブログとその記事というコンテンツを持っているのであれば、そのコンテンツは他のプラットフォームで収益化をすることを考えていくべきです。

これらは平たく言えば「収益の分散化」「リスク分散化」ですが、別プラットフォームで既存のコンテンツを売るということは、販路が広がるということでもあります。

 

たとえばAというドリンクがあったとして、それをイオンのスーパーだけで売るよりは、各地コンビニや地方スーパーなど、幅広い店舗で売ってもらう方が当然広く売れるわけですよね。

同様に自分の持つコンテンツも、ブログだけで公開するよりは電子書籍というフォーマットでも売り出しておいた方が、幅広い層に見てもらえる、購入してもらえる可能性が高まるわけです。

プラットフォームによってメイン層が異なる

各プラットフォーム、ブログやnote、メルマガ、電子書籍、そして実際の紙の書籍や雑誌などはそれぞれ見ている層が異なります。

もちろんある程度客層が一致している部分もありますが、それでも特定のプラットフォームしか見ないという人は少なからず存在します。

たとえばnoteはインターネット上でのコミュニティに慣れ親しんだ若い層が多い反面、逆にメルマガなどは高年齢層が多いというパターンもあります。

 

いざブログに書いてみたものの、イマイチ反応も薄く、アクセス数も伸びなかった記事やカテゴリなど、誰しもあるはず。

そうしたコンテンツを別のプラットフォームでの層に見てもらったら、意外に多く読まれた、よく購入された…となる可能性は大いにあります。

ブログというプラットフォームだけで、すべての層、すべての人に届くとは限らないのです。

Kindle Unlimitedというプラットフォームもある

また、Kindle電子書籍の場合は月額980円で対象書籍が自由に読み放題というKindle Unlimitedの対象とすることもできます。

Unlimitedの会員であれば対象書籍のダウンロードは何冊でも無料で可能です。

そして、実際に読まれたページごとに著者に収益がいくら入る、という仕組みになっています。

 

月額の利用料を支払っていればまさしく読み放題なので、読まれるハードルが圧倒的に低いことがKindle Unlimitedの特徴です。

「ちょっと気になるけど、買うほどじゃない」という書籍でも、無料だったら読んでみるか! という気持ちになること、ありますよね。

そうした「ちょっと気になるが買うほどじゃない」というニーズも拾って収益化できるところに、Kindle Unlimitedの面白さがあります。

一度興味を持ってもらうだけで、利用者は気軽にダウンロードしてくれます。 ダウンロードまでのハードルが、格段に低くなるのですね。

 

従来の書籍の販売であれば、興味を持ってもらって、そのうえで明確に「買いたい」と思ってもらわないと書籍は購入されないし、収入も発生しなかったわけです。

だからこそ、その書籍のマーケティングは重要だし、以下にお金を支払って買うまでの価値があるか、という背中を押すことが重要です。

 

そうしたコンテンツごとの課金と比べると、Kindle Unlimitedのハードルの低さはまさに月とスッポン。

「ちょっと気になるけど、買うほどじゃない」という層からも収入を発生させる可能性があるという点では、販売するプラットフォームがもうひとつ増えるのと同意義です。

幅広い読者、幅広い層に読んでもらうという点でも、Kindle電子書籍でブログ記事を再利用するのであればKindle Unlimitedの対象にすることをオススメします。

Kindle Unlimitedの注意点

ただし、残念なことにKindle Unlimitedの読み放題対象とする場合、電子書籍をKindleでの独占販売することが条件になります。

詳しくはこちらの記事で説明していますが、Unlimitedを選ぶ場合は他の電子書籍などのプラットフォームでの販売を諦める必要が出てきます。

 

  ちなみにこれも余談ですが、実はKindle Unlimited対象=独占販売となるのは日本・ブラジル・インド・メキシコのみです。

その他の国では、Kindleでの独占販売としなくてもUnlimited対象にすることが可能となっています。 なぜこのような不公平な形になっているんでしょうね? 謎です。

まとめ

  • メリット①:出版まで短期間で可能
  • 必要な作業は再編集と「まえがき」「あとがき」の追加のみ
  • メリット②:別プラットフォームでコンテンツを公開できる
  • 幅広いプラットフォームで公開した方が、幅広い層に見てもらえる

 

コンテンツは流用可能で、他のプラットフォームでも販売することでより多くの人の目に触れる可能性が高まります。

書籍や雑誌などのアナログ媒体ではそれなりのコストがかかったため、無制限にいろんなプラットフォームで掲載を…というのはコスト面でのリスクがありました。

しかし、現代のようにインターネットを経由した配信が可能になると、配信コストもほぼゼロになります。

もちろん新しいプラットフォームで配信するための作業などの労働力リソースはかかりますが、それをクリアーさえすれば、いくらでも無限に、多彩なプラットフォームで同じコンテンツを販売していくことができるのですね。

 

ブログと比べると、電子書籍を出すということのハードルは高いのは事実です。

しかし、そのハードルの高さゆえに、競合が少ない分野もまだまだ存在します。

ブログではすでに競合が存在するカテゴリであっても、電子書籍ではまだ誰も手を付けていないブルーオーシャンだった…。 なんてことも、ありえます。

一度、自分のブログで書いているテーマをピックアップしてみて、同じような電子書籍の競合があるかどうか、チェックしてみるのも良いと思います!

 

以上、ご参考までに!

それでは!