- 米国株式「AT&T」の魅力について知りたい!
- 連続増配の期間と、過去20年間の配当金額を知りたい!
- 過去20年間ほどの株価の推移を確認したい!
はい、こんにちわ!
先日、久しぶりに米国株を追加購入した20代怠け者(@20sInvest)です。
今回購入したのは、アメリカ最大手の通信会社「AT&T」の銘柄。
株数は37株です。 (ちょっと中途半端になってしまった。笑)
このAT&Tですが、米国株の投資家の中では高配当の安定株として認識されています。
なんと、2018年8月時点での利回りは6.13%にも。
さらには、この利回りの配当金額が毎年・34年間、連続増配されているという銘柄です。
ということで、今回は久しぶりに個別銘柄を見ていきましょう!
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この記事のポイント!
- AT&Tは34年間連続増配中の銘柄
- かつてのバブル崩壊時も連続増配を続けていた!
- 株価は停滞気味 キャピタルゲインは狙えない
- 基本は安定した配当金を狙う高利回りの銘柄である
AT&Tの基本情報
AT&Tはかつてのアメリカの発明家グラハム・ベルが興した電話会社が前身の、アメリカ最大手の通信・電話会社です。
(正確には、グラハム・ベルの興した「ベル電話会社」をAT&Tが買収した形。)
現在では電話通信だけに限らず、インターネット通信や映像配信のサービスなども手がけている巨大コングロマリットですね。
ちなみにAT&Tの社名は「American Telephone & Telegraph Company」を略したものです。
会社名 | AT&T Inc. |
ティッカー | T |
本社所在地 | アメリカ合衆国 テキサス州ダラス |
事業 | 電話、インターネット、テレビ事業 |
従業員数 | 25万人 (2017年時点) |
設立 | 1983年 (35年前) |
前身企業の創立 | 1877年 (ベル電話会社 141年前) |
株価 | 32.64ドル (以下、2018年8月時点) |
予想PER | 10.91倍 |
予想EPS | 2.97 |
予想ROE | 14.18% |
ROA | 2.25 |
1株あたりの配当 (年間) | 2ドル |
銘柄を表す略称であるティッカーは「T」です。
アルファベット1文字なので覚えやすい反面…検索時に引っかかりづらいのがちょっと厄介かもですね。 (ATTにしておいてくれれば、よかったのにな。)
AT&Tは34年連続増配中!
さて、AT&Tは2018年現在、34年間・連続増配を継続している銘柄です。
連続増配とは文字通り、その期間中、ずっと株の配当金額を毎年増やしてきたということ。
米国株は伝統的に、長年連続増配を続ける安定した企業が多く存在します。
AT&Tは、その連絡増配ランキングでは、米国の全企業中78位です。
この数字だけを見ると低いランクのように錯覚してしまうけれど、米国株式全体に投資するETFの「VTI」の対象銘柄が3600を越えていることを考えると、AT&Tは間違いなく上位の中の上位、安定配当銘柄です。
AT&Tの過去の配当金額の履歴
以下、1999年〜2017年で毎年支払われた配当金額の一覧です。
着実に、長い期間かけて安定して配当が行われているのがわかります。
年 | 1年の配当金(ドル) |
---|---|
1999 | 0.965 |
2000 | 1.005 |
2001 | 1.0225 |
2002 | 1.0625 |
2003 | 1.1175 |
2004 | 1.25 |
2005 | 1.29 |
2006 | 1.33 |
2007 | 1.42 |
2008 | 1.6 |
2009 | 1.64 |
2010 | 1.68 |
2011 | 1.72 |
2012 | 1.76 |
2013 | 1.8 |
2014 | 1.84 |
2015 | 1.88 |
2016 | 1.92 |
2017 | 1.96 |
2000年台のITバブル崩壊時や、2008年頃のリーマン・ショックといった不景気時でも連続増配を続けていたことを考えると、今後の連続増配記録の更新も充分期待できますね。
少なくとも、簡単に安定配当がなくなることはないはずです。
設立が35年前で上場がその翌年の1984年ですので、ほぼ全期間にわたって配当と増配を繰り返している、ということになるわけですね。
AT&Tの株価の推移
さて、過去5年間の株価の推移はこんな感じ。 右肩上がり、という感じではありません。
ここ近年は、30〜40ドルのあたりをいったりきたりしている、という動きです。
株価の上昇という点では、正直パッとしない銘柄ですね。
株価の最高値は、上でも少し触れた1999〜2000年ごろのITバブルの時期。 この頃の株価は50ドルほどでした。
それから20年近く経っても株価がその時期を越えることなく、くすぶっているというところを考えると…株価の上昇についてはほとんど期待できませんね。
株価の値上がりを狙って利益を得るキャピタルゲインを狙う銘柄ではなく、あくまで配当金によるインカムゲインを狙うための銘柄だというのがわかります。
が、AT&Tはこの通り株価が停滞しているので、安定した配当金を得ることを狙って購入する人がほとんどです。
ちなみに、過去5年間の株価を見ていると、32〜35ドルあたりが底になってます。
長い間、これ以下の数値に落ち込んでいることはないので、このあたりの株価で購入しておけば、当面はさらなる下落の可能性は低いんじゃないかな、と個人的には思ってます。
この連続増配を続けている限りは、インカムゲイン狙いで保有しつづける株主も少なくないはずなので、おそらくは32ドルぐらいが底のラインになっているのだと思います。
(とはいえ、リーマン・ショック時には22〜26ドルくらいまで落ちたことはあるので、その規模の不景気が来たら、32ドルを割れる可能性は大いにあるのだけど…。)
AT&Tの利回り
「株価は低く停滞+34年連続増配」
そんな背景もあって、利回りはとても高いです。
この記事を書いている2018年8月末時点での株価は32.64ドル、1年間の直近の配当金は1株あたり2ドルです。
利回りは6.13%になります。
安定配当の銘柄でこれだけの利回りが出るのはすごい話。
これまでの34年間の連続増配という背景もあるため、本当によほどのことがない限りは、この利回りの配当金を支払い続けてくれるだろう、という安心感がありますね!
更に株価が下がった場合、利回りは7%を越えていきます。 安定配当で7%越えは、かなりの優良株と見て間違いないです。
1年間の配当金 ÷ 購入時の株価
まとめ
- AT&Tは34年間連続増配中の銘柄
- かつてのバブル崩壊時も連続増配を続けていた!
- 株価は停滞気味 キャピタルゲインは狙えない
- 基本は安定した配当金を狙う高利回りの銘柄である
もちろん、ぼく自身もAT&T株は完全にインカムゲイン狙いです。
そのため、よほどのことがない限りはこの銘柄はずっと持ち続けることになるはずです。
すでに書いている通り、株価の値上がりは期待できないので、売却するとすれば何らかの理由で極端に株価が下がった時に、損切り目的での売却をするぐらいでしょう。
世間的な景気の低迷で株価が下がることについては、それらはいずれ持ち直すだろうし、配当も継続されるのであればわざわざ売却する必要はないと思っています。 (むしろ、買い時かも。)
しかし、AT&Tの単独の問題で極端に株価が下がった場合は要注意ですね。
連続増配がストップしたり、配当金が支払われなくなる…というようなことが起これば、低迷気味の株価は更にドカンと下がるのではないかと踏んでます。
そうならないことを祈るのみですが、単体の銘柄はどうなるかわからないですからね。 だからこそ、色んな業種・色んな企業に分散して株式を購入していくべき、なのです!
以上、ご参考までに。
それでは!
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