2010年に投資を始めていたら、一体どれぐらい儲けられたんだろう?

これはあくまでぼくの例ですが、参考までに8年間のトータルリターンを公開したいと思います。

 

ということで、こんにちわ! 2010年・23歳から投資信託による投資を始めた20代怠け者(@20sInvest)です。

現在が2018年ですから、もうなんだかんだで投資歴8年目ということになります。

 

ぼくの投資のメイン手段は投資信託です。

最近では個別株・ETFなどに戦場を移しつつありますが、資産形成のコアとなる部分はやはり投資信託の積立による部分が大きいです。

さて、今回はその2010年から2018年までの8年間で、投資信託のトータルリターンがどれだけあったのか、改めて計算し直してみましたので、ご紹介しますね。

 

結論から言いますと、8年間で280万円増えました。

 

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この記事のポイント!

  • 8年間のトータルリターンは2,798,309円でした
  • 利回りとしては年2.5%
  • 投資初期、分配金を再投資に回さずに使っていたのが利回りの低い原因か?
  • これからも、積立投資はコツコツ続けていきます

【簡単に】ぼくのバックグラウンドのお話

すでに上に書いたとおり、2010年頃から投資信託をスタートしています。

そもそものキッカケとしては(これもサイドバーに書いてますが)当時父親がガンで亡くなり、その退職金を家族で分け、それぞれ資産運用していこうというものでした。

金額としては500万円。 これを、新興国債券系の投資信託を一括購入しました。

 

そこから毎月得られる分配金を見て、「自分でしっかりと投資したらもっとしっかり稼げるんじゃないか?」と考えたのが投資を始めることになったキッカケですね。

実際に自分の頭で考えて、すべての投資を回し始めたのは、この怠け者の20代が投資やってみたブログをオープンするようになった2015年頃です。

この8年間で投資信託でやったこと

8年間の投資信託の中で、試行錯誤…と称して、色んなことをやっています。

  • 大和証券の投資信託の全解約
  • 分配金を再投資せずに使ってしまった
  • 投資信託の一部解約 (利益確定)
  • 毎月の積立額の微調整
  • 株・ETFへのシフト

 

投資信託といえば「ほったらかし投資でOK!」なんてよく言われるわけですが、実際にすべてほったらかしにしていると、意外と退屈です。

退屈だから手を加えた…というわけではありませんが、非効率な投資信託の解約や、好景気の時に一部を利益確定する、などの微調整はしていくべきだと思ってます。

投資を始めた初期は、今思えばかなり非効率な投資をしていたのだと思います。

なんたって知識ゼロですから、言われるままにオススメされた投資信託を購入していただけでしたから、非効率そのものです。

 

更に残念なことに、初期当時は分配金を再投資することなく、日々の生活費に使っていました。

これは少なからず、トータルリターンにはあまり良くない影響を与えていたはず。

というのも「分配金を出す」という時点で、利益に対する税金がかかる仕組みになっているので、分配金が支払われるたびに税金として取られた分は、トータルリターンから姿を消してしまっているからです。

2010年〜2018年までの投資信託・トータルリターン

ということで、8年間のトータルリターンは「2,798,309円」でした。

証券会社ごとのトータルリターンの明細

ということで、2010年〜2018年の8年間のトータルリターンは以下の通りです。

 大和証券SBI証券楽天証券合計
評価金額¥0¥4,714,379¥12,212¥4,726,591
累計分配金受取額¥5,023,763¥0¥0¥5,023,763
累計売付金額¥5,699,893¥1,591,973¥0¥7,291,866
累計買付金額¥8,530,911¥5,713,000¥0¥14,243,911
トータルリターン¥2,192,745¥593,352¥12,212¥2,798,309

 

項目の示す意味合いはそれぞれこの通り。

  • 評価金額: 現在の保有額
  • 累計分配金受取額: 今までに受け取った分配金額
  • 累計売付金額: 今までに売却した金額
  • 累計買付金額: 今までに購入した金額 (投資元本)

利用していたのは3つの証券会社

上記のトータルリターンは、下記3社での投資信託のそれぞれのトータルリターンを合算したものです。

大和証券はぼくが投資を始めた初期にメイン利用していた証券会社ですが、この証券会社では毎月分配型の投資信託をメインに購入していました。

長いこと、毎月分配型の投資信託を保有していたので、これら投資信託からの分配金もトータルリターンに加えられています。

「累計分配金受取額」という部分がそれに当たりますね。

実績を見てみると、実に8年間で500万円近くの分配金を受け取っていたということになります。 おお…。

 

  これら毎月分配型の投資信託は最終的に、2018年4月にすべて売却してしまい、キレイサッパリな状態になっています。 詳しくはこちらの記事にて。

500万円も分配金を受け取っていたのに解約した、その理由についても書いています。

ズルズル持ち続けていた毎月分配型の投資信託をすべて売却しました 8年間のトータルリターンを公開します

 

現在のメイン利用はSBI証券です。

こちらは心機一転、資産を増やしていくことを目的として口座開設していますので、分配金なし・再投資の投資信託のみで購入しています。

SBI証券も、2015年頃から、かれこれ4年間使っていることになりますね。

 

楽天証券は、主にASEAN株式の投資に使っている口座なのですが、お試しとして楽天スーパーポイントを使って、新興国の投資信託を購入しています。

元は無料で手に入れた楽天スーパーポイントなので、買付金額としてはゼロにしています。

つまり評価金額=トータルリターンです。(笑)

 

  楽天スーパーポイントで買付けしたのはこちら。 「iTrust 新興国株式」です。

「労働人口の増加傾向にある国だけに投資する」というテーマの投資信託で、同じく「新興国」としてくくられているような国でも、これから労働人口の減少傾向にある国は除外されてます。

これから人口ボーナスを迎える国だけに投資!「iTrust 新興国株式」を見てみる

8年間の利回り

8年間の投資の、利回りとしてはどんなものでしょう?

投資期間が2010年〜2018年の8年間だったので、トータルリターンを8年で割ってみた場合の利回りが、こんな感じです。

トータルリターン¥2,798,309
8年間の平均利益¥349,789
利回り19.6%
8年間の利回り2.5%

 

年平均2.5%の利回りでした。

投資のトータルリターン以上に増えたもの

利回りとしてみると、ちょっと低いようにも思いますね。

投資信託のメリットは再投資によって資産を増やしていくこと!

…なハズなので、上でも書いている通り「分配金を再投資せずにそのまま使ってた」「一部ずつ利益確定をしていた」のは、トータルリターンを押し下げる結果になっていだのだと思います。

 

ただ、ぼくの場合、23歳ごろから投資を始めたことで、トータルリターン以上に増えたことがたくさんありました。

  • 投資ブログからの収入
  • 投資信託に関する本を書くことになったこと
  • 投資仲間・ブロガー仲間が増えた

などなど。

 

おそらく、この怠け者の20代が投資やってみたブログを開設しなければ、出会わなかった人や出来事が無限にある気がします。

投資信託を始めていなければ、このブログを書くこともなかったし、今までに出会っている沢山の人たちにも会うことはなかったはずですし。

投資信託の経験を若い内から重ねていたことを評価されてか、投資信託の入門本を書く機会にも恵まれましたしね。

 

そうした投資からの副産的なものも含めると、トータルリターンはもっとデカいんじゃないか!? なんて思ったりもしてます。

って、何を美談っぽくまとめようとしてるんだよ!

今後の投資信託の方針!

ということで、今後の方針ですが、大まかにこんなことを考えています。

  • 積立投資は月6万円を目安に続ける
  • 当然、対象は再投資型のみ!
  • バランス型ではなく、株式インデックスを重視
  • 単独株やETFも購入していく
    (配当金という不労所得を増やす)
  • なので、積立対象はまた変わるかも

投資信託に月6万円

2018年11月の現時点では、「eMaxis Slim 先進国インデックス」を毎月6万円ペースで積立しています。

2018年7月からバランス型への積立を止めてこの積立方針にしておりまして、理由としては「バランス型はもう充分保有している」「日本国内への投資比率を下げたい」という点が挙げられます。

長期で積立を行うのであれば結局は株式でいいよね、という意見がぼくの中で大きくなりつつあるためです。

バランス8資産の積立をやめました 怠け者の投資信託・積立金額はこんな感じ(2018年7月)

株とETFにも力を入れたい

また、ここ最近は投資信託として株式に投資するのではなく、実物として株式やETFを購入・保有していきたいなというのももう1つの理由ですね。

まず「投資信託の株式インデックス」と「株・ETF」とでは、得られるリターンの種類と目的が違います。

  • 株式インデックス: 再投資による資産形成
  • 株・ETF:     配当金による不労所得

 

つまりどういうことかというと…

株式インデックスの場合は基本「再投資」ということになるので、資産総額としては増えますが収入額は増えません。

株やETFの場合は、3ヶ月〜半年などの定期的に配当金という形でお金を貰えることになるので、安定収入が増えます。

 

結局のところ、毎月の収入・毎月のキャッシュフローが増えたほうが柔軟に「何に使う」「何に投資する」を決められることになります。

再投資型の投資信託の場合、投資される対象はその投資信託だけですし、その投資で得たお金を何か別のことに使うことはできません。

それなら、資産額を増やすよりも安定した不労所得を増やす方が色々と便利で良いよね、という考え方です。

(もちろん、ブログ的に「◯月は◯円の配当金でした!」って具体的な数値の方が、見栄えが良いというのもありますが。笑)

 

ということで、最近は投資信託の積立よりも、外国株式の購入・保有と、配当金を増やすことを目的に動いています。

自動的な積立などは出来ないので手間はかかりますが、直接的に株主となるので企業からダイレクトに配当金を貰えます。

 

こちらは、2018年9月時点の毎月の配当金の予想額のまとめです。 だいたい月2,700円ぐらいの不労所得、といった感じですね。

もちろん、今後も増やしていくつもりですよ〜。

怠け者の所有する外国株式と毎月の配当金まとめ(2018年9月)

まとめ

  • 8年間のトータルリターンは2,798,309円でした
  • 利回りとしては年2.5%
  • 投資初期、分配金を再投資に回さずに使っていたのが利回りの低い原因か?
  • これからも、積立投資はコツコツ続けていきます

 

以上、20代怠け者の8年間のトータルリターンでした。

最善の結果とは言えないかもしれません。

それでも、マイナスにならないでしっかりと増えてくれたし、8年間という投資経験をしっかり得られたことは確実なプラスだと思います。

上でもお話したとおり、色んなチャンスに恵まれましたしね。

 

また、折を見てこういう報告はしていこうかなー、と思います。

以上、ご参考までに!

それでは!