投資信託を購入するうえで、もっとも基本となる「基準価額」というキーワード。
この記事では、投資信託の「基準価額」について、わかりやすくまとめました。
目次
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この記事のポイント!
- 基準価額は「投資信託の値段」
- 投資信託の単位は1口
- 基準価額は1万口あたりの値段!
- 投資信託を考えるときは1万口単位で考えよう
基本その1:基準価額とは「投資信託の値段」
基準価額とは「投資信託の現在の値段」のことを指します。
株式でいう、株価と同じようなものと考えてもらってもOKですね。
この基準価額は日々変動しますが、変動するタイミングは1日1度だけです。
基準価額は、証券会社のサイトでいつでもチェック可能です。
チャート(値動きを時系列で表にしたもの)も見れるので、基準価額が最近上昇傾向にあるのか、それとも下落傾向にあるのか…ということもひと目でわかるようになっていますよ。
(こちらはSBI証券の投資信託のページの写真です。)
基本その2:基準価額は「1万口あたりの価格」
さて、投資信託の数量は「口」(くち)という単位で数えられています。
例えば500口、5,000口、1万口…といった形で数えます。
株式なら1株、2株…と数えるのと同じですね。
証券会社にて投資信託を購入すると、現在の価格、つまり基準価額に応じた口数を購入できます。
毎月、こうして口数を購入していくことで、資産を増やしていくのが積立投資となるのですね。
たとえば、こちらはぼくが保有している投資信託の一部です。
この場合、ぼくはこの投資信託を206万口持っている、ということになるわけですね。
投資信託は1万口単位で数えよう!
基本的に、投資信託は1万口単位で数えましょう。
なぜなら、さきほどの基準価額は「1万口あたりの価格」となるからです。
表示されている基準価額は1口あたりの価格ではなく、1万口の単価を合計した数字となっています。
そのため、1口あたりいくら…で考えるよりも、実際に表示される単位である1万口あたりいくら、という形で考えるほうが、わかりやすいですよね。
また、実際に保有する口数も、投資を続けていくことで自然と数十万口、数百万口と増えていきます。
そうなったら、1口ずつ数えていても仕方ないですよね。
シンプルに考えるうえでも、1万口単位で投資信託の保有量を考えるようにした方が、わかりやすいと思います。
基本その3:基準価額が上がれば、資産が増える
投資信託を購入した後、基準価額が上がれば1口あたりの単価も上がり、自分の資産も上がります。
たとえばこの図のように、基準価額10,000の時に購入した投資信託がその後値上がりをして15,000になれば、資産額も同じように上昇します。
基準価額 | 購入口数 | 資産額 | |
---|---|---|---|
購入時 | 10,000 | 2万口 | ¥20,000 |
3ヶ月後 | 12,000 | 2万口 | ¥24,000 |
半年後 | 15,000 | 2万口 | ¥30,000 |
基本的に投資信託も「安い時に買い、高い時に売る」ということで最終的に利益を得るものです。
そのため、長期的に基準価額が上がるだろう、と思ったファンドを選んで、投資する必要がある、ということですね。
もちろん、下がることも。
そしてもちろん、その逆もしかり。
購入後に、何らかの理由で基準価額が下がってしまう場合、資産額は目減りします。
基準価額は、投資信託に設定されたコストが差し引かれて、最終的に表示されています。
このコスト分は、設定されている分は必ず差し引かれてしまいますので、コストが低い投資信託を選ぶ方が、投資上有利だということでもあります。
基本その4:分配金があると基準価額は下がる
投資信託には「毎月分配型」という、文字通り分配金を毎月払い出してくれるタイプのものがあります。
一定の金額を毎月口座に入金してくれるのですが、この分配金の支払いが発生するたび、投資信託の基準価額は下落します。
たとえば、こちらは毎月分配型の投資信託のチャートです。
青が分配金を毎月受け取った場合の基準価額、赤が分配金を受け取らずに再投資した場合の基準価額です。
ひと目みてわかるとおり、分配金を払い出しているとこれだけ基準価額が下がっています。
資産総額を増やしていきたいと考えた場合、基準価額が減少してしまう毎月分配型は不利だということになりますね。
まとめ
- 基準価額は「投資信託の値段」
- 投資信託の単位は1口
- 基準価額は1万口あたりの値段!
- 投資信託を考えるときは1万口単位で考えよう
以上、基準価額の基本中の基本について、でした!
基準価額は、投資信託を購入するうえで避けては通れないキーワードです。
…といっても、それほど難しいこともないと思います! なんたって、ただの価格ですから。
以上、ご参考までに。
それでは!
投資信託を始めよう! と思ったら…
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