なんだか久しぶりの投稿です。 別に特別忙しかったわけではなかったのだけど、投資関係でブラジルレアル以外で目立った動きがなかったのでいつの間にかちょっとブログから疎遠になってました。
まあ、それはいいとして。 毎月分配型の投資信託を所有している額が多かったので、毎月5〜6万円の安定した額の分配金が手元にはいってきます。 これぞまさしく不労所得。 ありがたいことです。
が、この分配金、まだ生活費には使わないことにしています。 何に使うかといえば、更に投資にそのまま回すのです。 つまり再投資。
分配金の再投資は投資信託では一般的に行われていることなのだけど、なぜ再投資がいいのか、ちょっと語ります。
目次
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複利で増やす
投資信託の資産を増やしていくうえで重要になる要素に「複利の力を利用して資産を増やす」というものがあります。
複利はいわゆる借金で考えるとわかりやすい。 複利の場合、現在貸している額で利息を計算して、毎年利息をもらっていくというシステム。
単利は逆にはじめに貸した額の利率で固定して毎年、利息をもらうシステムのこと。
複利の場合、現在貸している額(元本)で計算して利息を計算するため、もし利息分を返さない場合は元本が増えることになるため、次の利息も更に増えるという仕組み。
借金でいうとただの泥沼な話なのだけど、金を貸す側からすれば夢のようなシステムですよね。 投資者はお金を出す側なので、言ってしまえば貸す側です。
複利はよく「雪だるま式に資産が増えていく」というフレーズで良く表されてます。
単利と複利の比較
というわけで、複利で増やした場合と単利で増やした場合の比較表を作ってみました。 あくまで家庭の数字で、500万円を投資して、年率10%で回していくとどうなるかという図。
こうして見ると差は歴然。 始めの方はほとんど開きがないものの、長期になるにつれてものすごい幅が出てきます。
30年間、複利で転がし続けるとその額8725万円。 単利と比べると6725万円も差がでます。
本当にこんなに綺麗に増えていくのかよという気持ちになるのだけど、複利のシステムとしてはこの計算式が正しいようです。 実際には、為替の変動やら色んな要素が入ってくるので年率10%でかならずしも保証されるわけではないので、増えていく金額はもうちょっと少なくなるかもしれない。
漫画「カイジ」でよく出てくる借金の複利の効果がよくわかるなぁ、これ。
カイジの「命より重い! お金の話」 | 怠け者の20代が投資やってみたブログ
毎月分配であっても、再投資しよう
そういうわけで、複利を使って資産を増やしていくことを考えたほうが望ましいということになります。
なので、毎月分配型であっても再投資をして資産を増やすことを考えていく方が、本当は良いのですね。
インデックス投資信託のような、分配を極力抑えるような投資信託の場合は何もしなくても自動的に複利で資産を増やしてくれます。
が、毎月分配型だと毎月決められたタイミングで分配されてしまうので、そうした収益を持っている人は「分配金を使うのか」「再投資するのか」を選択する必要があります。
毎月分配だと税金がかかっている
一応気にしておかないといけないことは、分配金には税金がかかってしまっているということ。
その額、原則20%もかかります。 分配金の5分の1は税金で持ってかれるということになるのは、けっこう痛い。
僕の場合はもともと所持していたのが毎月分配型だったので、その税率からはどうあがいても逃れられないのだけど、証券会社によっては分配金を受け取らずに再投資できるサービスも行っているみたい。
要確認だけど、これなら無駄な税金をかけることなく再投資できるはず。
働いているうちは働いて得たお金だけで生活するのがいい
分配金生活をする場合は手元にお金が必要になるので、再投資ではなく分配金を使うという選択肢に当然なりますよね。
ただし、今はまだ働いていて、これからどんどん不労所得を増やしていくぞ! ということを考えている最中であれば分配金は受け取らずに積極的に再投資に回すのが良い考え方といえます。
生活レベルは上げないほうがいい
分配金生活にシフトした後の生活レベルのことを考えても、働けるうちは分配金の収益を生活レベルを上げることには使わないほうがいいだろうということです。
ここで言う生活レベルはいうなれば毎月の生活費、固定費の話です。 例えば自家用車を買って生活レベルを上げた場合は、ローンなどによって固定費も上がります。 当然。
毎月の分配金額にもよると思うのだけど、仕事の毎月の給料以上の収益を毎月受け取るのは難しいと思うのです。 そうなると、ある程度自分が許容できる低めの生活レベルを送ることが必要になると思われます。
生活レベルというものは基本的に「上げるのは簡単だけど下げるのは難しい」ものなので、分配金の不労所得生活を目指しているのであれば、生活レベルはなるべく低く保つ努力をすることが重要。
給料が入ってきている状態で、更に入ってくる分配金による収益をアテにして固定費を増やすのは避けたほうがいいと思うのです。 なるべく固定費の少ない身軽な状態を心掛けて、仕事をやめても生活にインパクトを与えないようにするのが、賢い不労所得生活というものですよ。
働いているうちは、働いて得たお金で生活できるレベルで、生活していくのが望ましいでしょう。 そうして満足な不労所得を得られる算段がついてからでも、不労所得生活に踏み切るのは遅くないはず。
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