投資信託をする上で、結局みんなが知りたいのは「いくら投資したらいくら貰えるのか」じゃないでしょうか…。
毎月分配型の投資信託商品を買った場合、実際にいくらもらえると考えればいいのか気になりますよね。 ここの計算って割とあんまりおおっぴらに商品のページには書かれていなくて、始めて投資信託を買おうとすると結構戸惑うところがあると思います。
こうした分配金の解説を見てみると、詳しすぎる図解で説明されて逆にわからんという始末。 こういう経験、みなさんも実はあったりしません?
ということで、僕なりに簡単に素人目線でまとめてみました。 この計算式ならみんなわかる、はず。
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まず調べるのは「分配金実績」の数字
まずは投資信託の商品ページへ飛びましょう。 通常は、毎月分配金がいくらなのか、ページに記載があるはずです。 商品によっては、直近の分配実績がない(0円)のものもあります。
この分配金実績は1万口あたりの分配金ということを表示しています。 つまり分配金実績が70円の商品を1万口を持っていれば、分配タイミングで70円もらえるということですね。
計算式
実際の計算式に起こすと、こうです。
((所持している口数 / 10,000) × 分配金実績) * 0.8
口数は、単純に「自分が何万口持っているか」を考えるとわかりやすいです。 500万口持っていたら「500×分配金実績」と考えましょう。
最後の0.8%は、分配時に差し引かれる税金分です。 投資信託の分配金は基本的に20%も税金で持っていかれる計算になるため、0.8掛けしているというわけです。
(というか、こんなに税金で取られてるんだなあ…。)
実際の例
実際の商品で試算してみましょう。 今回は「ダイワ米国リート・ファンド」で実際の額を試算してみます。
この商品の分配金実績は100円/月で、所持している口数は200万口としましょう。
ダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型) / 概要 / ファンド情報 / 大和証券投資信託委託株式会社
さきほどの計算式に合わせると、
((2,000,000 / 10,000) × 100) * 0.8 = 16,000円/月
こうなります。 200万口で毎月16,000円もらえる計算となるわけですね。 下記、皮算用ですが所持している口数でどれだけの分配金になるかの予測です。
まとめ
分配金がいくらもらえるのかを調べたいときは、購入しようとしている投資信託商品の基準価額を見て「自分がいくら払うと何万口所持できるか」を計算し、そこから上の計算式をあてはめましょう。 これで大体の分配金額がわかるはず。
実際にはもうちょっと分配金額に変動があったり、税金分がきれいにこのままになるかどうかは不明確なので、計算式ピッタリに分配金が入ってくる保証はないのですが。
ただ、だいたいの目安はこの計算式で出てきた数字で必要十分だと思います。 今回の計算式は毎月分配型の場合の計算式なので、毎月分配をしないタイプの投資信託商品はこの限りではないようです。
それでは!