投資信託のお勉強継続中です。 目論見書を色々と眺めていると、「投資形態」という種別があるようで、その投資形態に「ファミリーファンド」と「ファンド・オブ・ファンズ」というふたつの種類があるようです。
イマイチこの名前だけを眺めてもなんのことなのかパッとしないので、ちょっと調べてみました。 噛み砕くと、こういうことなのかな。
投資デビューを応援! マネックス証券では現在、口座開設で現金プレゼント・キャンペーンを開催中です。
ファミリーファンド
ファミリーファンド方式というのは、「投資家」→「ベビーファンド」→「マザーファンド」→「債券や市場」という順番で複数のベビーファンドとひとつのマザーファンドにて運用される運用形態のこと。
つまり、似た系統の投資商品、ベビーファンドがいくつかあり、この複数のファンドはそれぞれの母親、つまりマザーファンドへと資金は集められる、ということ。 この形式をもって「ファミリーファンド」と読んでいるというわけですね。
例
僕が持ってる大和証券の「ダイワ・ブラジル・レアル債オープン(毎月分配型)」の場合で、ちょうどよい参考図が目論見書に掲載されてました。
この場合、ベビーファンドというのは「毎月分配型」と「年2回決算型」の2種類となり、そのふたつの商品の投資資金はマザーファンドの「ダイワ・ブラジル・レアル債 マザーファンド」へまとめられてブラジル・レアル建債券へ投資されるという構図とのこと。
また、この商品の場合はベビーファンド間で乗り換え、スイッチングが可能ということも書かれてました。 両方ともレアル債なのであまり乗り換えのメリットってなさそうな気がするんだけど、これが別の国の債券同士での乗り換えということであれば、何かしらの効果は存在しそうな気もしますね。
ファンド・オブ・ファンズ
一方、ファンド・オブ・ファンズというのはひとつのファンドが、複数のファンドへと投資をする運用形態のこと。
つまり「投資家」→「ファンド」→「その他の複数ファンド」→「複数の債券・市場」というように枝分かれして投資していくという運用形態と考えれば良いかと。
例
ちょうど、もうひとつ持っている投資商品で好例があったのでピックアップしておきます。
「日本株厳選ファンド」という投資信託。 これは2020年のオリンピックへ向けての成長を見込んで、株価が上昇すると見込まれる不動産などの企業、30〜50銘柄に分散投資するという商品です。
つまり、このファンドに投資することでその他の複数ファンドや複数の株銘柄に投資することができるということになるわけですね。
まとめ
- ファミリーファンドは「多:1」の運用形態
- ファンド・オブ・ファンズは「1:多」の運用形態
ちょっと調べていると、どちらか片方だけの運用形態だけではなく、両者の混合版みたいな運用形態も出てきているみたいです。
そうなるとイマイチ頭の中でどういうことなのかよくわからなくなってくるんだけど、そういう運用形態を詳しく理解していなくてもプロに任せられるというのが投資信託の商品の利点でもあるので、そういうものもあるんだな程度に覚えておけばいいんじゃないかな、という印象でした。