【勉強】ハイリスク・ハイリターンな「ブラジルレアル」の特徴

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世界の資源国や新興国通貨を勉強してみようシリーズ、今回は個人的にお騒がせ通貨「ブラジルレアル」をまとめてみたいと思います。

下落が止まらない原因はなんなのか? 何が悪材料なのか? 今後希望はあるのか? など。

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ブラジルレアル

ブラジル・レアルの現在のレートは30円です。

ちなみに2015年1月には44円台だったものが、3ヶ月で36円台まで落ち込むなど、現時点で急激が下落が続いてます。
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数ある通貨の中で、何故かブラジルレアルだけどんどん下落を続けていました。 そしてアメリカの利上げも控えているので、まだまだ下落する材料は残っている…というのが現在の状況でしょうか。


ブラジルレアル/円(BRL/JPY) :外国為替 | マーケット情報 | 楽天証券

ブラジルは資源輸出国

ブラジルも資源輸出国であり、発展途上国という位置付けです。

JETROが公開している輸出比率によると、2013年の時点で中国が19%、米国が10%ほど。

輸出先は多岐にわたっているのでその他の比率が大きいですが、それでもやっぱり中国向けの輸出比率はここでも大きいですね。

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輸出統計(国・地域別) | ブラジル – 中南米 – 国・地域別に見る – ジェトロ

輸出品目としては鉄鉱石や原油といった天然資源系と、大豆、鶏肉、コーヒー豆というような農業系の資源の両方があります。

ブラジル、何気に世界10位のエネルギー資源生産国です。 石油とエタノールの産出が多く、近年は豊かな農業の資源を利用してのバイオエタノールの開発も盛んなのだとか。

また乗用車、飛行機などの工業製品の輸出も盛んという強みもあります。

金利が高い

ブラジルレアルはやはり金利が高いです。 金利の変動幅は激しいながらも、2015年の現時点で12〜14%もあります。


ブラジルレアルの政策金利と推移-世界の高金利通貨ランキング

先進国の中でも相対的に金利が高かったオーストラリアドルですら現在2%ということなので、その金利の高さはやはり魅力的に映りますね…。


【勉強】実は中国経済の影響を受けやすい「オーストラリアドル」の特徴 | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

日本なんか金利0.1%ですから、ブラジルレアルは日本の100倍近い金利ということになりますね。 なんだそりゃ。

ブラジルの良い所

ブラジルの魅力を並べてみると、若い年齢層が多く、現時点で人口ボーナス期に入っているということ。

20代〜30代の若者層が、極端に多いわけではないにせよ全体で最も多い層を占めています。
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Population Pyramids of the World from 1950 to 2100 — PopulationPyramid.net

「人口ボーナス期+資源輸出国」という状況は、かなり恵まれた条件がまさしく重なっている時期と考えてよいかと。

また、良い点という部分ではやはり金利の高さもひとつありますね。

ブラジルの悪い所

ただし、悪い所も沢山。 てんこもりです。

安定しない通貨

まず通貨が安定していないという点。 1990年台にハイパーインフレに入ったこともあり、当時の通貨であった「クルゼイロ」を切り上げて新通貨「レアル」に移行した経緯があります。

その以前にも金融危機が何度もあったようです。 基本的に、経済が安定した歴史がそもそもない…ということらしい。

 

なまじ金利が高いために、世界経済のトレンドによって極端に通貨高・通貨安に触れやすいという面が強いです。

下記に金利の高い通貨の傾向をまとめてますが、まさしく2015年現在は「リスクを回避するためにレアルが売られている」状況そのものです。

景気投資家の
リスク許容
傾向通貨
景気が良い時リスクオン
(リスクを取って儲けを狙う状態)
よく買われる通貨高になる
(円安・通貨高)
景気が悪い時リスクオフ
(リスクを回避しようと安全資産に移動)
よく売られる通貨安になる
(円高・通貨安)

カントリーリスク

また、汚職によるスキャンダルが発生しやすかったり、経済政策が突然転換するといった政治的なカントリーリスクも高いと言われてます。

実際、2015年2月頃のブラジルレアルの急激な下落の原因は大規模な汚職問題にあるとされてました。


ブラジルレアル急落! ブラジル系投資信託の価格も急落したけどどうするべきか | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

投資などの経済政策にしても、海外投資家が突然不利になるような政策を打ち出してきたりすることもやはり多いようで、これもカントリーリスクとして考えておかないといけない部分になってます。

人口ボーナス期が終わった後はどうなる?

また、先ほどの人口ボーナス、この期間に既に突入しているということは逆を返すと「人口ボーナス期に先進国になれない国は衰退していく」という法則にブラジルが当てはまってしまうということも、あるわけですね。

以前にも記事に書いたのだけど、人口ボーナス期が終わると、次は高齢者が人口ピラミッドの大半を占める「人口オーナス期」が訪れます。

人口ピラミッドのメインを働き盛りの世代が占める、まさしくこれから成長していくであろう社会のことを一般的に「人口ボーナス」と呼びます。

それに対して高齢者のような非勤労世代がメインを占めてしまう状態を「人口オーナス」と呼びます。 いわゆる「高齢者の年金を若者が負担しないといけない」という今の日本の状況が、オーナスそのものです。


20代だって不労所得で生活したい! そのためにみんなが知っておくべきこと / 始めるべきこと | 怠け者の20代が投資やってみたブログ

ブラジルは既に人口ボーナス期に突入しているということは、今経済成長を遂げて先進国(もしくは中進国?)の仲間入りをしないと、正直今後は徐々にジリ貧になってしまうのでは。 ということです。

2016年にはリオデジャネイロ・オリンピックも控えてますが、これが終わった後にどうなるか。 うーん、不安だ。

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まとめ

  • ブラジルは世界有数の資源輸出国である
  • 常に10%を超えるような金利の高さは魅力的
  • 既に人口ボーナス期に突入している
  • ブラジルレアルはなかなか安定しない
  • 政治的なカントリーリスクが大きい

 

僕はもともとブラジルレアル建ての投資信託を所持していたこともあって、ブラジルレアルの通貨が下がってから色々と注視しているのだけど、「人口ボーナス期+資源輸出国」というこれだけの好材料を活かせないのは一体なんなのだと!(笑)

人口増加や人口ボーナスがあるからといって必ずしもすべての国が綺麗に発展していくわけではない…ということなんでしょうかね…。

ブラジルレアル自体はやはり乱高下が激しい通貨なので、また上昇に転じるワンチャンスも残ってるんじゃないかと密かに期待してたりするわけなのだけど、改めて調べてみると悪材料がてんこもりなので更に不安になってきてしまった。

…でも、既に下がりきってるので塩漬けするしかないよね。


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