バランス型投資信託の大本命?「eMaxis バランス(8資産均等型)」を見てみる (2017年10月更新)

バランス型投資信託の大本命?「eMaxis バランス(8資産均等型)」を見てみる (2017年10月更新)

世界各国に簡単に分散投資できる、バランス型インデックスファンドは投資信託の中でも人気商品です。

そのバランス型インデックスファンドの中で一番の大本命、「eMaxis バランス(8資産均等型)」についてまとめてみました。

追記:低コスト版「eMaxis Slim バランス8資産均等型」が誕生しました

EMaxis「バランス8資産」と「Slimバランス8資産」を比べてみた

※2017年10月、eMaxisバランスのメリット・デメリットを追記しました!

 

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eMaxis バランス(8資産均等型)

eMaxisの公式ページはこちらです。

eMAXIS バランス(8資産均等型) | eMAXIS

 

項目内容
投資対象世界各国8資産に
12.5%ずつ分散投資
運営会社三菱UFJ国債投信
信託期間無制限
設定年月2011年10月
純資産額239億円
(2017年5月時点)
基準価額の傾向
(ベンチマーク)
各資産のインデックスに連動

 

eMaxis バランス(8資産均等型)は、2011年10月設定(運用開始)のバランス型ファンドです。 設定以降、多少の変動がありながらも順調に基準価額を上げてきています。

ファンド全体の純資産総額も設定以降順調に伸び続けていますが、低コスト版であるSlimバランスが登場したことによってファンドが2分化した関係で、純資産総額の伸びは今後鈍化する可能性があります。

信託期間は無制限となっています。 eMaxisシリーズの主力ファンドなので、今後も継続的に運用されていくでしょう。

投資対象

8資産の内訳は下記の通りです。

投資対象比率ベンチマーク
(対象インデックス)
国内株式12.5%TOPIX
先進国株式12.5%MSCI コクサイインデックス
(円換算ベース)
新興国株式12.5%MSCI エマージング・マーケット・インデックス
(円換算ベース)
国内債券12.5%NOMURA-BPI総合
先進国債券12.5%シティ世界国債インデックス
(除く日本・円換算ベース)
新興国債券12.5%JPモルガン GBI-EM グローバル・ダイバーシファイド
(円換算ベース)
国内リート12.5%東証REIT指数
(配当込み)
先進国リート12.5%S&P 先進国REITインデックス
(除く日本、配当込み、円換算ベース)

 

名前が示す通り、完全な均等分散投資です。 8資産、すべてに12.5%ずつ投資するスタイルです。

これほどきっかりと明確に文字通りの分散投資をしているので、非常にわかりやすいバランスファンドだと言えますね。

難しいことを考えず世界中に分散投資したい! という人に向いています。

不動産を対象としたREITも投資対象として含まれていますが、日本国内や先進国のREITのみで、新興国REITは含まれていません。

Cap 2015-03-29 15.25.13

 

国内株式は日経平均ではなく、TOPIXと連動する形で運用することとなっています。

日経平均が225銘柄固定なのに対して、TOPIXは東証一部の全銘柄、2017年10月時点で2033銘柄をすべて含めています。

そのため、分散投資という観点ではTOPIXを指標に投資した方が好ましいということもあり、バランスファンドの目的に沿っていて、良いと思います。

(ただし、TOPIXの銘柄は日々追加・変更されるので、ファンドで運用されている銘柄数がそのままピッタリ、最新の銘柄数とは一致しない場合もあります。)

☑ このファンドを買うだけで8資産に分散投資!

国別投資比率

続いて、国別の投資比率を、通貨で見てみたいと思います。

2017年10月時点での組入比率は、以下の通り。

通貨比率
日本円37.20%
米ドル24.29%
ユーロ7.86%
香港ドル3.07%
英ポンド2.52%
その他25.06%

 

比率としては日本円が37.2%と、米ドルを抜いて上位を占めています。

これは「国内株式」「国内債券」「国内REIT」の3資産に均等に投資しているため、このような資産配分となっています。

上記は為替レートの変動の影響はありません。

 

その代わり、その他の外貨、米ドル、ユーロ、香港ドル、英ポンド…。

これらは、為替レートの変動を受けますので、急激な円高になった場合、資産総額が目減りする可能性はあります。

そうなると相対的に、日本円の組入比率が一時的に、更に大きくなる可能性も考えられます。

分配タイミング

分配タイミングは年1回と設定されています。

しかし、過去の分配タイミングでの分配実績を見るとすべて0円となっており、すべて再投資に回されています。

eMaxisのファンドはすべて、投資家への分配を行うことなく

ファンドの特色上、今度も分配0円・再投資を続けるものと考えて良いでしょう。

☑ eMaxisの性格上、分配はせずに再投資を続ける

手数料

手数料も見てみましょう。

手数料料率
購入手数料0%
信託報酬
(税込)
0.54%
実質コスト0.608%
信託財産留保額0.15%

購入時手数料は0%のノーロード投資信託です。

ランニングコストとなる信託報酬は0.54%となっています。

近年はバランス型ファンドの低コスト化も進んでいて、0.54%は業界最低水準であるとは言いづらくなってきていますね。

「iFree 8資産バランス」を見てみる

 

売却時のコストとなる信託財産留保額は0.15%です。

ここがかかることも、少々気がかりなポイントではあります。 (Slim版はこれが0%です。)

従来版とSlim版の違いとは

さて、上でも書いた通り、2017年5月に新しく低コストバージョンである「eMaxis Slim バランス8資産均等型」が登場しています。

投資対象は両者ともまったく同じです。 違う部分としては「信託報酬が異なる点」「取扱い証券会社が異なる点」の2つがあります。

基本的にSlim版の方が低コストなのでオススメですが、Slim版は一部ネット証券会社でしか取扱いがないというデメリットがあります。

 

詳細は下記の記事をどうぞ。

eMaxis「バランス8資産」と「Slimバランス8資産」を比べてみた

 

eMaxisバランス8資産のメリット

最後に、eMaxisバランス8資産のメリット・デメリットをあわせてまとめておきたいと思います!

  • とても簡単に分散投資できる
  • ポートフォリオがきっちり管理できる
  • 債券を組み入れているので株式100%よりリスクが低い

とても簡単に分散投資できる

分散投資が非常にラクです。

これが、eMaxisバランス8資産の最大のメリットですね。

 

投資の世界では当たり前のように言う分散投資も、自力ですべてやろうとすると、実は途方もない労力が必要になります。

日本国内の株式だけでも、東証一部には2,033銘柄があり、これらをすべてを個人投資家が買って、分散しようとするととんでもない資金と労力が必要になります。 (ほぼ、不可能!)

さらには、外国の株式や債券、REITなどに分散しようとすると…その労力は計り知れないことに。

そのため、こうしたバランスファンドを選んで積立することで、こうした分散の手間をすべてやってもらうことができるようになります。

 

ポートフォリオがきっちり管理できる

バランスファンドのメリットは、何を言っても管理が簡単だという点にあります。

ファンドの投資比率を自動的に守ってくれるので、投資家は特に自分で何かを気にすることなく、勝手に目標のポートフォリオの比率をキープできるのです。

Cap 2015-03-29 15.25.13

株式・債券を1:1にしたければ50%・50%のバランスファンドを選べばよし、もっと分散して起きたければ8資産均等型を選べばよし…。

とにかく、ラクだという点がバランスファンドのメリットなのですね!

 

債券を組み入れているので株式100%よりリスクが低い

最終的なリターンを求める場合、株式をメインに投資する方が、大きなリターンを得られるとされています。

反面、債券は株式よりリスクが低く、価格が安定しているという面があります。

このファンドの場合は株式の比率が37.5%で、債券の比率が37.5%です。

株式・債券が1:1の割合なので、どちらかといえばリスクとリターンのちょうどよいバランスを取っている、というところですね。

株式100%のファンドで投資をするよりも、資産全体のリスクは低く抑えられていると思います。

 

ちなみに残りの25%のREITですが、こちらは株式に近い、ミドルリスク・ミドルリターンの投資対象です。

カテゴリごとのリスクとリターンの関係は、こんな感じ。

資産カテゴリ比率リスクとリターン
株式37.5%ミドルリスク・ミドルリターン
債券37.5%ローリスク・ローリターン
REIT25%ミドルリスク・ミドルリターン

 

eMaxisバランス8資産のデメリット

続いて、こちらがデメリットです。

  • 日本資産の比率が高すぎる
  • 暴落時には、株式以外の資産も結局価値を下げる
  • 組入資産の詳細を把握しづらい

日本資産の比率が高すぎる

分散投資できるのがバランスファンドの強みですが、分散投資という点で考えると、8資産均等型にはデメリットもあります。

それは日本資産の比率が37.5%と、少々大きすぎるところ。

 

全世界各国のGDPを比率にすると、日本は5.11%ほどしかありません。

それに対してこのファンドでは37.5%ですから、実態よりもかなり大きな比率を日本国内への投資に割いているという面があります。

(中国株は新興国扱いでもっと比率は少ないので、単純にGDPに沿っていないのが問題とは言い切れませんが…。)

主要国のGDPをグラフ化してみる(2017年)(最新) – ガベージニュース

 

暴落時には、株式以外の資産も結局価値を下げる

8種類の資産に均等に投資しているため、リスク分散ができています。

…しかし、8資産に分散されていたとして、世界的な暴落局面では、ほぼすべての資産は値を下げます。

 

2008年のリーマンショックでは、日本国債を除いたほぼすべての資産がマイナスになりました。

リスクを分散しているといっても、全面的な暴落局面には分散も無意味…ということも、考えておかないといけません。

 

組入資産の詳細を把握しづらい

8資産に広く分散投資をしている手前、かなり幅広い株式銘柄や債券、REITに投資しています。

そうなると、実際にどのような資産に投資をしているのか、詳細を把握するのが難しくなってきます。

 

月次レポートでの組入比率も上位通貨5位までしか掲載されないなど、分散投資を目的としている割には、ポートフォリオの詳細があまりわかりやすく公開されていません。

 

毎年1回作成される「運用報告書」を確認することで詳細がチェックできますが、今度は詳細に詳しすぎて解析するのが大変だったり…。

こんな感じの文字だらけの資料が370ページ超あります。 ひぇえ。

簡単に分散投資ができるのがメリットですが、更に掘り下げて管理しようとすると、少々不便だな、と思うのがeMaxisバランス8資産均等型であります。

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まとめ

  • バランス型インデックスファンドの最大手
  • 世界各国8資産に12.5%ずつ投資する
  • 簡単に世界に分散投資したい!という人に向いている
  • 低コストバージョンのSlim版も登場している

 

このファンドは、ぼくも長期間積立設定をしていました。

Slim版が登場してからは、Slim版の8資産均等型を積立しています。 詳細はこちらをどうぞ。

EMaxis「バランス8資産」と「Slimバランス8資産」を比べてみた

 

やはり、「均等に12.5%ずつ分散投資」というスタンスが明確でわかりやすいところが魅力のひとつだと、ぼくは思っています。

「世界全体は平均で年4%ずつ成長する」と言われていますので、世界各国に均等投資を続けていけば、平均4%のリターンは受け取れるはずです。

 

ただ、突き詰めていくとこの分散比率で物足りなく感じてくることも事実。

そのため、ぼくはこのファンドにプラスして他のインデックスファンドを追加で積み立てることで、ポートフォリオを少し自分好みにアレンジしていたりします。

購入するには

投資信託商品を購入する場合は、下記の証券会社がおすすめです。

以上、ご参考までに。 それでは!

 

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